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47都道府県を全制覇する旅

翁を追う旅 パート2

体力がないが故のうっかりが多い今日この頃。
ちゃおッス。さとりです。

冒頭からすみません。
実は、お気に入りのガラスでできたマグカップを割ってしまいまして。ショボーン
しかも、二階で使っていたため、階段の上から落としてしまったのです。
しかし、意外とからーんと澄んだ音がしまして。動揺する中にも聞き入ってしまったさとりです。
ショボーン

そんなわけで、掃除をしていたら家を出るのがギリギリになってしまいました。
本当は重装備で行くつもりが、うっかり帽子を忘れてくる始末。
ショボーン

とまあ、ショボーンな気持ちで駅に向かったら、ネットで調べた時刻表が平日で、本日は土曜日運航していることが判明し、またショボーン
当初の5分後に来た電車に乗りましたが、JRは間に合いませんでした。
ショボーン


と、いうわけで。
波瀾万丈すぎ(そうでもないか)なのっけですみません。翁ツアー、その2、でございます。
今回は実家からではなく、自宅からJRにて安芸津駅まで行き、安芸津駅周辺を散策しつつ取材する取材旅行でござります。

しかしまあ、のっけから電車を変更しないといけない事実が判明。
しかし幸いにも10分後に呉線広止まりが来ることが判明したので、それに乗り込むことに。
広から安芸津駅方面に行く列車に乗り換えないといけないわけですが。
ここで、嬉しい誤算発覚! なんと、そこで乗り換えるのが、瀬戸内マリンビューであることが判明したわけなのです!!! 乗り鉄を自負するさとり(あくまで自称)には嬉しい誤算♪
だって、用事もないし、乗ったことなかった、んだ。。。

瀬戸内マリンビューは内装が海っぽいかんじの観光列車です。
列車の種類としては「快速」と書いてあったので、普通に乗れるんだろうとドキドキしながら広駅ホームにて待っていたら。
どうやら2両のうち、片方が指定席、片方が自由席みたい。(とアナウンスがあった)
観光客っぽい人もたくさん待っていましたが、普通の買い物帰りの地元民ぽい人もいました。
普通に地元の足なんだなぁ。


お、きましたお! でも誰も指定席で待ってないんだけど!!

中は程良い混み具合? で、自由席に普通に座れました。
おススメビューポイントは、やっぱ安芸灘大橋
しまなみ海道じゃないですよ〜。愛称は『安芸灘とびしま海道』。岡村島まで全部橋でつながってるんです。
車では何度も通いましたが*1、列車からみるとじーっと見つめられる分、その迫力がちがうんですよね。仁方駅を過ぎたくらいにあります。
それから、もう少し行った安芸川尻駅周辺の船のドック付近。クレーンがこれまた間近に見れて迫力があります。*2

瀬戸内の島をバックに、きらきらひかる水面にカキいかだがのんびりと浮かんだ、いい景色がいたるところで見れますので、是非是非乗ってみてください!
マリンビュー自体は、たぶんディーゼルなんだろうな、快速と名はついていますが普通電車よりものんびり走るイメージなので、景色を楽しむにはうってつけです♪
普通車で全然楽しめます。私の前に座っていたお姉さんなんか、かぶりつきで写真撮りまくってましたもん。ひとりで。一人旅ナカーマ!


さてさて。
私は安芸津で降りまして(私と、おばあちゃんと孫の3人しか降りなかった!)、2週間ぶりの空気を吸い込みます。スハー。
潮のにおいがするー。海辺の街に来ると、家の周りにはないこの独特の匂いがするのがすぐわかります。これを感じるのが大好き。
あー、旅に来てるな、って感じで。
海大好き。ホントに大好き。瀬戸内の小島の風景も、ぷかぷかしているフェリーも。

しかしこの日はカンカン照りで。水分ないと歩きまわるのもしんどかろう、ってことで。
ルートを少し変更して、柄酒造の前を通りつつ、711で水分を購入することにしました。


柄酒造さん。「関西一」を作ってらっしゃいます。行った時ちょっと中を覗いたけど、誰もいなかった。。。


杉玉が下がってて、いかにも酒蔵って感じ。いい感じの通りですね!
反対側に「関西一」ってどーんとかいてあってちょっとびっくり。

そして、お昼御飯を調達するべく、オノベーカリーさんへ。
711から少し歩いた先の道を南下し、踏切を渡って、「うどん亭」さんを通り過ぎ(ちょっと気になったけど準備中だった)、フェリー乗り場方面へ歩いて行ったらすぐにあります。
小さな店舗なので、気をつけて。


国道185号線沿いの、海! 本日の海ポイントはここだけなのでぱちりと1枚!!


オノベーカリーさんの看板。国道から。

手作りパンの店ということでドキドキしながら店内へ。
中に入ると、本当に小さなお店。どうやら敷地のほとんどは工場であるもよう。
たぶん、ばいーんばいーんのトラックで移動販売するのがメインのようです。全種類ひとつずつしか置いてなくて、ちょっとおもしろかったです。
でも、惣菜系のパンがとってもおいしそう! 悩んだ挙句、「えびかつバーガー」と「フレンチツナ」を購入。もちろんこの2種類はSOLD OUT!
レジのおばちゃんが、ちいさなかごにたくさん詰まったチョコデニッシュをくれたので、ひとついただいて店を出ました。ほどよく甘くておいしい! もぐもぐ。


パンを買ってから、国道沿いを呉方面へ歩くと、すぐに、本日のメインイベントのひとつ「榊山八幡神社」につきます。


大きな交差点のところに入口があります。

急な坂を登るとすぐに息が切れる。いかん、もう少し体力つけねば。
交差点以外にも入口があって、階段の入口は、船のドッグと海とが上から見える絶景ポイントです。


汗ダラダラで、登りきると、灯篭がたくさん並んだ坂道。うおう! もう少し登る??!

灯篭の先には狛犬様がいらっさいました。


あー

んー

さらに、門のところに、普段なら阿吽の像がいるところにも、狛犬様がいらっさいました。
さがしてみてくださいな。

広い境内の向こうに、どっしりとたたずむ社。
えーなー。

榊山八幡神社。あついー。あせだくー。


石の酒樽。奥に見える壺みたいなのが、翁のお酒です。銘は「あり明露」。


そして。。。


どーん!!



翁!!

出ました。翁です。
杜氏組合さんの説明によると、1992年に、ここに銅像が建てられたもよう。
ハチがいたので、写真をとってすぐに逃げました。
すまぬ翁。。。

榊山八幡神社の奥には、さらに学問の神様の石龍八幡宮と、酒の神様松尾神社があります。
勿論行きました。
こっそり過ぎて秘密の部屋みたいになってましたが、確かにお社がありました。
密かに翁物語の完成と成功を祈る聡梨。


榊山八幡神社の裏道から下る*3と、役場のすぐ横に出ます。
こないだ行ったところですね。

今日は土曜日なのでそのままスルー。

本来ならこの後藤田屋さんに行って、海鮮丼を食べる予定だったのですが。
行きのむさしのおにぎりが何気にきいていて、しかもさっき買ったパンも食べてないのに食欲がない。
時間も押していたので(行きがすでに遅れていたので)、ごめんなさい、今回はスルーしました。
また次回、ってことで。


次のスポットは安芸津図書館です。
本日の大メインは実はここです。ここで郷土資料系本を漁るのです。
図書館といっても、実は東広島市図書館の分室っぽくなっていて(昔は町の図書館だったと思われますが)、学校の図書室みたいなこじんまりとした図書館です。が、土曜日ということもあり、子供から大人まで結構人がいました。
ラッキーだったことに、入ってすぐのところに安芸津関係の本コーナーができていて、探す手間が省けました。
翁関係の本が2冊、安芸津の歴史の本を2冊、さらには地元の婦人会? が編集した昔話の手作り本みたいなの1冊を読みふけりました。
いい本だったわー。
こないだの資料館の解説みたいなのもあって、例の大正時代の酒造り工程の絵画がもう一度解説付きで見れたこと、謎だった名前の由来、翁の生涯等、いろいろ知ることができました。
もう一度行きたい。じっくり読みたい。

と、またも時間をオーバーしまして(もう少し時間とればよかった!)、この後の町並み探索がやばいとなる時間ギリギリまでいました。
でもさ、最近の図書館ってフツーにラノベ置いてるのな。
ふと見上げた視線の先に萌え絵の棚があった私のこのやり場のないもやもやの行き先をどうすればいいのか。
ま、ほーちゅんから小説の世界に入った私が言えた義理じゃないけどさ。

と、まあ。
いそいそと図書館を後にし、街へ繰り出しました。
ただ歩くだけになったんですけど、細い路地からお父さん*4が覗いていたり。どう見ても普通の家が歯科になっていたり。地元のスーパーっぽいところでいいにおいがしてどうしようと思ってみたり。


多那都神社。ここに珍しい木が植わっています。(写真右)


今田本店さん。「富久長」を作ってらっしゃいます。やっぱりこっそり覗いたけど、誰もいらっしゃらなかった……

立派な海運会社の建物があったり。
歩くだけでも楽しいです。風情がある建物がたくさんあるので。


街を一周して、駅に戻ってきました。
そして、普通列車に乗って、帰って行ったのでした。

今回は酒造会社さんの前を通り過ぎるだけだったので、次の機会があるのなら、酒造会社さんに入ってみたい。。。
あと、藤田屋さんにも、ね。


☆ おしまい ☆

 



おまけ。
ようつべさんに、瀬戸内マリンビューの車窓があったので。


本文とは逆方向からですが。
いちばんいいところで車内の映像に切り替わるのが……!(悶)
橋マニア的に悶絶。

*1:仕事で。。。現在橋は隣とすべてつながってますが、そういえば入社したばかりの頃はまだ島内の橋が建設中で、隣の島にはフェリーで渡らないといけなかったんだけど、そのフェリーに乗り遅れたという今から振り返ればいい思い出

*2:ここも仕事で行った。フェリーに乗り遅れた後と、その後その奥の誰もいないさびれた海水浴場にも行った。仕事で。。。

*3:こないだの北野坂の教訓を忘れ、また同じウエッジソールをはいていったさとり。ちょこちょこくだりで下りました。

*4:白戸家