007-2_京都府/冬の刀剣祭☆その2 三条派なんかいないけど粟田神社&伏見稲荷大社へ行ってみた(3泊4日)
突然ですが。
うちの本丸に、「三条小鍛冶宗近」が鍛えた刀はいません(=三日月宗近、小狐丸)
ついでにいうと、三条派と呼ばれる子は、石切丸と今剣くらいしかいません。
鶴丸もいないよ!
そして、粟田口の長兄、一期一振もいません。
要するに、レアリティが高い刀はほとんどいません。
ので。
本当は、京都2日目は伏見稲荷大社だけ行って、さくっと移動しようかと思ってたのですが。
「粟田口巡りをされる方はこのマップを使ってね〜」という素敵マップがTwitterにて流れてきまして。
「そうだ、粟田口って、京都じゃね??」
と、唐突に思い出し。
粟田神社や鍛冶神社など、粟田口巡りもやってみることにしました。
泊まってるところから近かったしね。
というわけで。河原町からバスに乗り。粟田を目指しました。*1
粟田神社にやってきました!
駐車場に立派な車がとまってなかったら、気付かずスルーするところだった……あぶねー……
こちらの祭神は、天目一箇神、三条小鍛治宗近命、粟田口籐四郎吉光命。
そう、かの伝説の刀匠が祀られているのです。
刃物・鍛冶の守神、勝運・開運の神、だそうです。
小さなお社ではありますが、明治天皇の歌「太刀」の碑があったり。
そして、参拝を終えて。
気を取り直し、階段を登っていきます。
粟田神社の境内はこうなってます。素敵地図。
そして、時計回りに各お社へお参りしました。
かなりお社がありました。稲荷とか。
粟田神社というのは、この地区を昔から守っていたんですね。
下の鍛冶神社は専門的空気でしたが、こちらの粟田神社は地元密着的な空気があります。
ずっしりとしたストラップ的なお守りです。
本当は、御朱印を受けようかと思ったんですが、他の神社でも集めるか微妙だったので、こちらは断念。
三日月宗近イメージの御朱印帳を販売されているそうなので、興味のある方は是非是非。
鍛冶神社の御朱印が、すごく、かっこいいのです。
続きまして〜。
三条小鍛治の古跡へ向かいます。
佛光寺の境内に、三条宗近が刀剣を鋳った時に用いた井戸水があったらしい。
佛光寺の御廟。
きれいな庭。*2
こんなきれいな庭を見ながら、鍛冶の仕事をしていたかと思うと。
そりゃ風流な刀になりますよね。
ま、ウチの本丸、三日月宗近いませんけどね。
ちなみに、立て看には「(井戸の場所は)拾遺都名所図絵では、知恩院山門の傍とある」と書いてあります。*3
というわけで。
佛光寺を後にしました。
三条通り。かっこいい石碑。
さー、もりもりいきます。
続きましてぇー、合槌稲荷明神に行きます。
こちらは、三条宗近が信仰していた稲荷神社で。
稲荷明神の助けを得て「小狐丸」を鋳ったとされているそうです。
一応、立て看出てるし、行っていいんだよね……?
っていうくらい、狭いし、家です。
そして、突き当たりは神社ではなく、民家です。
T字路になっていて、最初うっかり右に行ったら、道路に出て、そちらは外れでした。
T字路のところまで戻って、今度は左に行くと。
(なので、来た道からいうと、まっすぐ)
人のウチをくぐった先に、小さなお社があります。
ご挨拶していると、鳩時計がちょうど10時を告げているのが聞こえてくるくらい、民家です。
ちょっと、写真は撮れませんでした……
すごいなー。
超、地域密着じゃないですか。
この後、歩いて知恩院まで行き。
京阪に乗り、伏見稲荷を目指します。
こっち方面は初めてかな。伏見稲荷駅。
今日は岡山まで移動しますので。
実質滞在できるのは4時間です。
山を登るのはわかっていました。なにしろ、千本鳥居ですからね。2時間くらいはかかるとHPで読んでいたので、まあ、大丈夫だろうと思っていました。
というわけで。
とりあえず先にご飯、ということで。
稲荷大社だけに、きつねでしょ、ってことで。
きつねうどんとおいなりさん1個をいただきました。
というわけで。いきますよー。伏見稲荷大社。
外国人に人気の観光地ナンバー1らしく。
外国人観光客が多いですね。*4
さくっとお祈りして。
さっそくお山に登ります。
修学旅行生もたくさんきていて。もーてんわやんわです。
でも、彼らの顔が入らないように写真を上向きにとってもぜんぜん問題ないくらい、入口の鳥居はでかいです。
ARIAでも、日本モチーフの島で出てましたよね。
スタート地点の千本鳥居はなだらかで、うきうきしながら鳥居の中を歩いていました。
さっきの修学旅行生が、ホントに千本あるか数えながら歩いてたりして。
みんな余裕かましてます。
ちなみに、途中の二手に分かれるルートは右側を行きました。
そして、最初の参拝所である、奥社参拝所にやってきました。
そこに「おもかる石」があったので、やってみました。
名前からしておわかりだと思うが。
お願い事をした後に、石を持ち上げて、想定より軽かったら願いが叶う、重かったら願いが叶わないというアレだ。
「お金がほしいです」
石を持ち上げてみると……
「も、持ち上がらない……!」
なんと!
さとりは石を持ち上げられなかった!!
まあ、人の顔くらいある石ですからね。結構な重量があるわけで。
くっそ、そんなこともわからないくらい脳味噌が疲れ切っていたというのか……! もうちょっとかなわなくても問題ないお願い事にしときゃ良かった!*5
さて。
気を取り直して、がつがつ進んでいきます。
16時までに、「御剱社」まで行って帰りたい……!
しかし。
「あれ? なんか下ってない??」
途中、「三ッ辻」というところと「四ッ辻」というところをうまく曲がらないといけないのだが。
三ッ辻をうまく曲がったつもりが、なんだか坂道を下っている。
途中の民家に貼ってある地図を見ると……
「NO〜!」
やっぱり間違っていた。
まだ三ッ辻まで行っていなかったのだ……!
「わかりにくいよ、地図!」
というわけで。
さとりはもう一度山を登る羽目になったのだった……
「つらい……まだ半分も来てない……」
しかも。
だんだん、鳥居道が階段になってくる……!
なのに、ヒールで来てるおねーさんがいる。
チャレンジャーだ……!
正直言って、いちいち拝んでいられない。
お賽銭の小銭も底をついてしまった……!
もう大銭しか残っていないわ?!
すみませんが、頭を下げるだけで通り過ぎる。
ようやく四ッ辻も過ぎ、さらに山を登っていくと。
開始から約2時間、ようやくお目当ての「御剱社」に到着しました。
「御剱社」は、「長者社」ともいい。
御神体は社殿奥にある「御剱石」(雷石)。神様が鎮まり、古くから神祭りの場所だったらしい。
社殿左手奥、御剱石の下側には「焼刃の水」と呼ばれる井戸があり、謡曲「小鍛治」で、勅命を受けた三条小鍛治宗近がこの地で稲荷大神の力を借りて「小狐丸」を鍛えたとされる。*6
これにちなみ、鉄工の神様、ものづくりの神様として金属加工事業者や製造業者の信仰を集めている。
えー・・。
どこまで信憑性があるのかはわかりませんが。
ここでも小狐丸を作ったらしいです。
なんか、銭洗い用のざるがある!
ので、とりあえず大銭(100円玉)を浸してみた。
きらめきエクセレント!!*7
なんか、山登りの疲れも相まって、テンションMAX!
うれしげに、山の中でTwitterするさとり。
そして。
100円を大事に持って帰るさとり。
しかし。
こんな山頂近くだからか、同士が一人もいない。*8
だが、それがいい。
これ、パワーストーンらしいよ。
小銭がたくさん挟まってました。
そして。さらに険しい山道を登っていって。
山頂のお社に、振り袖で来てる二人がいて。
なんてことだ?! スニーカーで来てる自分もいっぱいいっぱいだというのに?!
とか思っていたら。
帰り道(お鉢巡りの逆方向)は、緩い階段で。
来ようと思えば、着物でも来れるのか……来たくはないけど。
と、思いました。
登りはすごく時間がかかったのに。
下りは非常にさくっと降りられまして(一度通ってるしね……涙)
帰りはJR稲荷駅から帰りました。
15時には帰れましたよ。
おかげさまで、岡山まで戻れました。
今回の参考マップはこちら
→ちらいむ on Twitter: "KADOKAWA刊KATANAの作者であるかまたきみこさん手描きの粟田口史跡めぐりマップ。明日にでも京都で刀剣めぐり(というか宗近ゆかりの地めぐり?)をされる方がいらっしゃるのでは…ということで先にこちらをTweetしたり/// https://t.co/xbUdjs4Dz7"
→刀らぶ京都聖地地図 18/12/14版 - Google My Maps
あー。つかれた。
岡山は普通のホテルだったので。泥のように眠りました。
翌日は、岡山&福山の刀剣祭です。
岡山くくりの記事にしちゃいますが、スミマッセン。
*1:市バスにICカードが導入されていたので、ICOCAが使えてとっても便利だったんですが。市内均一料金の時は入口のリーダーが無く。郊外(?)へ向かうバスは入口リーダーがあるため、このたびは郊外行きであることに気付かず、降りるときにエラーになって運転手さんに怒られた……どの系統がリーダー有りか無しかよくわからんし、トラップだった……
*2:背後は墓ですけどね……ま、お寺さんですからね
*3:ちなみにこの後、知恩院に行ってみたけど、それらしき場所は見つけられませんでした……すごく歩いたんですけどね……
*4:実はさっきのきつねうどん食べたお店で外国人に間違われたさとり……
*5:そういう問題か??
*6:あれ? さっきもこの話見た気が……?? あれ??