さすけの波乱万丈な日常 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2006-04-23 2004年のニュース『災害見舞いに2億円の宝くじ 当たり券を寄付』

[] 2004年のニュース『災害見舞いに2億円の宝くじ 当たり券を寄付』

僕がネット上での活動を停止していた2年間、世間でもいろんな話があった。その中で特に心に残っているのが、この話だ。

災害見舞いに2億円の宝くじ 当たり券を寄付

http://web.archive.org/web/20040727015137/http://www.asahi.com/national/update/0724/026.html

一等2億円の宝くじが当たったというのに、それを寄付してしまう。まれにみる無謀な善意である。

『善行は波打ち際の浜辺にかかれ、悪行は岩に刻まれる』と昔の人は言ったものだが、僕はこの善行をこのブログに刻んでおきたい。

善意という言葉は、よくも悪くもいろいろな側面を持つが、僕は「それをやりたい衝動によってもたらされる善意」という側面をこのニュースで見た気がする。

心のわきあがってくる衝動。思わず衝動でしてしまう善意。

衝動によって起こったものが善意の例として世界的に広まった例がある。例えば、既に商業化してしまったが、オープンソースの世界。この「無性にこういうことがしたい」という衝動があり、結果、それが人の役に立つ。しかし、最初に彼を動かしたのは衝動であり、自由だとか無償だとか「現実的な理想主義」というスローガンだとかは後付されたものだ。宝くじ寄付の件も、善意よりも先に、なんともいえない『衝動』が沸き起こったものなのだと思う。

そしてこの宝くじの寄付者は、その衝動に対して、善意だと認識し、自分の中の『ためらい』を吹き払って行動に移したのだろう。『衝動』が、『ためらい』に勝利した結果、無謀ともいえる善意がもたらされた。

僕はこの話を新聞で読んだが、この話が2004年の10大ニュースに入らなかったことを若干残念に感じていた。この話が岩に刻まれなかったのは、やはり「自分だったら絶対にやらないから、どうコメントしていいか分からない」そう思った人が多かったからだと思う。しかし僕はこの話に「善意は衝動的な思いをためらわずに行うことからはじまる」ということを見せ付けてくれた。

このニュースを岩に刻めば、きっと後世の個人的な善意を行いたい人に「衝動はためらいに勝つ」ということを示していけるのだと思う。

ボランティア活動に参加する人は、「善意はまず行動から」という。僕もそれは賛成だ。しかし一方で、「衝動からはじまる善意」というものがあってもいいのではないかと感じる。

僕は自らの内面にある衝動を、これからも大切にしていきたい。