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ホームはmoonwhistle.org。神無月サスケの近況報告。より詳細に雑多に日常をつづったtwitterはこちら→ktakaki00

2006-05-20 炭酸入りコーヒー

ネットサーフィンしていると、凄いニュースを発見。

[]炭酸入りコーヒー!

先日、5月8日の日記でコークブラックの存在を扱った。コーヒー+コーラ。この手の飲み物について、考察した矢先のことだった。

コーヒー+コーラ「コーク・ブラック」考察 - さすけの波乱万丈な日常

Yahoo!でこんなニュースを発見し、ぶったまげた。

表示できません - Yahoo!ニュース

なんとネスカフェから炭酸入りコーヒーが22日発売決定したというから驚きである。その名も「スパークリング・カフェ」だ!皆さん、きっとこの飲み物は来年はお目にかかれないと思いますので、見つけたら是非飲みましょう。ていうか飲め。

あー、22日が楽しみだ。

追記 06/05/23

未だに飲んでいません。近所の西友には置いていなかった。見かけたら是非購入してレポート書きますので、見つけた人、飲んでくれた人は感想くれるとありがたいです。

なお、Slashdot Japanにタレコミがありました。お見事!

コーヒー入り炭酸飲料発売 | スラド

[][]マザー2 生き返らせるには

はてなダイアリーリンク元が記録されるのだが、数日前から「マザー2生き返らせるには」という単語がしきりにヒットしている。何なのだろうか。

せっかくだから答えておきます。マザー2でHPがゼロになったキャラを生き返らせるには、病院で「面会」すればいいです(これはマザー1も同様)。アイテムは「いのちのつのぶえ(うらカンポーでも一定確率でOK)」PSIは「ヒーリングΩ(ヒーリングγでも一定確率でOK)」です。

以上、参考になりましたでしょうか?

2006-05-18 ぼくのすむまち 第2話

ぼくのすむまち 第2話

[]ぼくのすむまち 第2話

皆さん、お待たせしました!ツクールモバイル@RPGにて、「ぼくのすむまち」の第2話が5月23日に公開予定です。当初22日とお伝えしていたのですが、変更になったようです。

第1話は90年代風の町でしたが、第2話は現代風の、団地のような町が舞台です。主人公は女子中学生のリサ。またしても友達を作るのが得意ではないようです。同じく友達作りが苦手な少年りょうたが仲間になり、探検を始めることになります。

今回も戦闘バランスには工夫をしています。第2話はスキルや、スキル効果のあるアイテムを有効活用することが求められる戦闘バランスになっています。様々なアイテムやスキルを試し、独自の戦略を作り上げるのが楽しみの一つになる事でしょう。

ですので、ランダムエンカウントを入れた作品を作りたい方には今回も参考になると思います!RPGツクール for Mobileでは、スキルは固定ダメージのため、ともすれば戦闘が単調になりがちですが、「それでもスキル中心で面白い戦闘が出来ないか」という問いに対する僕の答えを受け止めてくれたら幸いです。

なお、公開開始後には、第1話の時と同様、http://www.moonwhistle.org/ にて攻略ページや紹介ページもアップしたいと考えておりますので、プレーされる方も、まだプレーできないけれど参考にしたい方も、23日あたりには訪れてください。

(追記:23日にwww.moonwhistle.orgにて2章の紹介および攻略情報が公開されました。)

ぼくのすむまちシリーズについて

RPGツクールforMobile』のサンプルゲームとして配信されているシリーズで、全6話の予定です。僕こと神無月サスケが制作しております。携帯電話の対応機種はDoCoMoFOMA 900i系のみなので、プレーできない人も多いかと思いますが、買い替えの際の参考にしてください。詳細は http://www.moonwhistle.org/ にて。

各話独立していますので、どこから始めても原則的にはOKですが、出来れば第1話からのプレーを推奨します。

余談

『ぼくのすむまち第2話』は女性が主人公ですが、これは僕の作品の中では初ではないでしょうか。ムンホイシリーズでも男の子が女の子を連れて行くパターンでしたが、今回は逆のパターンになります。僕も新鮮な気持ちで作りましたので、皆さんも新鮮さを感じてもらえたら幸いです。

なお、第3話は少年、第4話は少女が主人公の予定です。毎回、さすけ流の独特なシナリオだけではなく、ツクール for Mobileの制作者の皆さんにもためになるものを目指していきますので、なにとぞ皆さんお付き合いください。

[]フリーゲーム最萌トーナメント

主催者様からメールを戴いたので、紹介させていただきます。公式HP:http://www12.atwiki.jp/hurigemoe/pages/3.html

2ch系の企画であり、歴代のフリーゲームの女性キャラでトーナメントを開くという趣旨らしいです。この手の試みは、普段一緒に語られることのないようなフリーゲーム同士が一堂に会するという点で注目に値するため、主催者様にエールを送りつつ、見守っていきたいと思います。

ツクール系でも、ヒデさん作品をはじめ、知った名前をちらほら見かけます。拙作では「Moon Whistle」および「Another Moon Whistle」の女性キャラ達がエントリーされている模様ですが、萌えという文脈で語られることは一切意識していなかったため、非常に複雑な気分です。

[][]海賊版販売メーカーにマイクロソフトは石を送る

普段は時事の話など書かない僕ですが、このニュースはあまりの凄さに思わず取り上げてしまいます。

http://slashdot.jp/articles/06/05/17/2227229.shtml

↑「違法コピーソフト業者に石を」Slashdot Japanの記事。

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20060514_microsoft_stone/

↑画像つきの記事(GIGAZINE.net)

リンク先の写真を見てもらえれば分かるが、正規のマイクロソフト製品のような立派なパッケージに書かれた文字は「Let's beat the cheats(さすけ訳:不正を打ちのめしましょう)」だ。開けると中に入っているのは石。CPUではなく、普通の石ころ。箱の奥に「Let's leave them, no place to hide.(さすけ訳:そんなことはやめましょう、隠れる場所なんてないんだから)」という台詞に、なんともいえないセンスを感じた。

Slashdot Japanの記事でも様々な感想が見られるので皆さんも読んで一緒に楽しんで欲しい。「住所が分かっているのだから、観念しろという最後通牒としてやっているのだろう」また「この石、欲しい人が出てきてオークションにかけられませんかね。」この返答は「そうなると石の海賊版が出てくるだろう。」この名返答には笑った。

なにしろ、この手のニュースは取り上げていて楽しく、議論して楽しいのである。

一般的に、ただの「自社の利益を守るため」の活動を、その問題に関心のある人以外は取り上げない。しかし今回は事情が違う。わざわざマイクロソフト製品風の箱をこの石のためにデザインしているのだ。ここにマイクロソフトの変な本気がうかがえる。このことは我々にネタを提供してくれた。マイクロソフトが好きな人も、アンチの人も、こぞってこのネタに飛びつくだろう。正直、僕もこういうネタが大好きだ。

裁判所や弁護士を通して通告書を送ってくるなどの全うな手段よりも、はるかにインパクトがあるし、ニュースとして皆が広めたくなる内容である。マイクロソフトの思惑が、こうやってこの「変な」ニュースを世界中で取り上げてもらって、改めて世間の目を海賊版の業者の存在に注目させることだとすれば、この試みは成功したといえるだろう。

なお僕はこのニュースは楽しませてもらっただけではなく、見習いたい部分も見つけた。すなわち不正に対しては、まじめに反論するよりも、こういうインパクトとユーモアのある方法を取る方が良い部分もあるということだ。創作をする身としても、改めて考えさせられるものがあったのでした。

2006-05-08 ゴールデンウィークにしたこと

[]GWは名古屋に行って来ました

ゴールデンウィークのうち数日間、友人に会いに名古屋まで行って来ました。大阪から、近鉄の鈍行で行ってきましたよ。

味噌カツきしめんなど、名古屋グルメも堪能しましたし、名古屋城大須商店街などいろいろと歩き回ったのですが、喫茶マウンテンのことだけは詳細に書かねばと思い、日記にしたためておきます。ついでにB級グルメつながりで、ココイチのことも書いておきます。

[][]マウンテン

名古屋といえば、名古屋城や、最近ではセントレアなど、多くの魅力的なスポットがあるのですが、僕が最初に名古屋を知ったのは、学生時代に友人からうわさで聞いた喫茶店「マウンテン」です。

当時僕は福岡在住でしたが、福岡の人にとって大阪より東は飛行機を使う関係上、どうしても大阪の次は東京、となってしまい、名古屋とは縁が出来にくかったのです。しかし、そんな少ない情報の中で、決して忘れることが出来なかったのが喫茶店マウンテンでした。

知らない人のために「マウンテン」参考リンク

http://park7.wakwak.com/~nymidi/mountain/

ガイドブックを見ても「甘口メロンスパ」や「甘口抹茶小倉スパ」など衝撃的なメニューが紹介されております。スパゲティの上に生クリームが乗っているのです。

入店(マウンテンでは「登山」という)

2人で入店した。

GWだったのでまたされたが、幸い昼食時の前と言う事で、それほどはまたなかった。周囲は、いたって普通の住宅街だというのに、これだけ人だかりができる喫茶店も珍しいだろう。常連さんと思える人もいたが、ガイドブックを片手に待っている人もいた。立派な観光地なのだ。

さて。入店して最初にみかけたのが、入り口近くの席で、食べ残していたスパゲティ。スパゲティなのに、キウイと生クリームが載っている。

なお、店の外や中だけ見ると、至って普通の喫茶店といえる。料理以外は。

入店後、「ジョッキコーヒー」「甘口いちごスパ」および「山菜ピラフ」を注文した。

ジョッキコーヒー

『アルコール入りコーヒー』である。これまで「コーラとコーヒー」といったゲテモノを体験した自分でも、これには驚いた。あまりの衝撃に思わず注文した。正直、どこからこういう考えを思いつくのだろうか。食前に飲むアルコールと食後に飲むコーヒーを混ぜると言う発想がすさまじい。飲み物にはつけあわせとしてタルトとビスケットが付いていた。普通の喫茶店らしい。これが普通のコーヒーだったらジャストフィットなのですが、正直、アルコール入りのコーヒーには合いませんでした。

これだけでも驚きだった。しかし、これもマウンテンのメニューにとってみれば、ほんの一合目にすぎないのだ。

周囲の人たちが頼んでいるメニュー

先に上のリンクでマウンテンのメニューを確認していただけると分かると思うが、いずれも衝撃的なメニューばかりである。次々と運ばれてくる料理。傍目に見ているだけで退屈しなかった。結構大盛りなので、大盛りが好きな人にはいいかなと思ったが、どうやら以前はもっとすさまじい大盛りだったと言うから驚き。中でも一番驚いたのは、カキ氷。近くの集団は10人くらいで来ていたが、巨大すぎてかなり食べるのに苦労していたようだ。ひょっとしてこれが3800円のメニューなのだろうか?とにかく凄かった。「大人のお子様ランチ」なんてメニューまであり、驚くことが多かった。

甘口いちごスパ

そして運ばれてきた、甘口いちごスパ。結構量が多いが、それ以上に驚くのが麺がピンク!そして苺とキウイが載っている。そして生クリームでデコレーション。言っておきますがスパゲティの麺、普通にゆでていためてますからね。温かいんですよ。生クリーム、溶け出してます。一気に食いました。

山菜ピラフ

甘い料理ばかりでは食いきれないと思い頼んだ料理。結果的に口直しになったといえる。しかし、ピラフと言うにはあまりにも脂ぎっている。チャーハンと言った方がいい。

下山

というわけで、人が多くなってきたので、一気に食して店を出る。僕達の前に店を出た人は、皆うんざりした表情だったが、我々2人はなぜか笑顔だった。うむむ、次はもう1品追加するぞと決意して下山。

連れのレポート

http://www.fururu.net/user/ir-nagara/20060503222121

一緒に行った連れも、ブログに書いていた。内容は同じだが、こちらの方が詳細に書かれている(文中で出てくる「友人」というのが僕のことだ)。彼はカメラを持参していたので写真が現像されてきたら、写真も載ると思う。

[][]愛知県はココイチ発祥の地

僕はココイチは昔からお世話になっているのだが、関西では関西限定メニューで牛すじ煮込みカレーというのがあり、これが結構お気に入りになっている。

さて、愛知県といえば、ココイチこと『カレーハウスCoCo壱番屋』の発祥の地である。

というわけで何か期待していたら、見事に期待に応えてくれた。

パスタ・デ・ココ

ココイチ系列の、あんかけスパゲティ専門店。名古屋といえば、あんかけスパゲティらしいが、ここで食べたあんかけスパゲティも、かなりうまかった。この店舗は愛知周辺だけかもしれない。僕が入ったのは、名古屋駅の近くの店舗。名古屋にお立ち寄りの際は、皆さんも、特にココイチファンは巡礼してください。

デラックスカレー(1200円)

新店舗限定メニューとして「デラックスカレー」というのがある。しかしなかなか周囲には新店舗が存在していない。名古屋駅の地下街にあるココイチは、新店舗だった。

というわけで、早速入店し、デラックスカレーを注文。ビーフ、ポーク、チキンとソースがあったので、連れと自分でビーフとチキンを注文。2人でソースを半分ずつ交換しながら食べた。

結果いうと、非常に良い。カレーには一般的に、量を食べるカレーと洋食屋さんの高いカレーがあるが、これまでのココイチは前者であり、このカレーは後者である。これまでのココイチでは味わえなかったカレーである。肉がごろっと転がっていて、普段高いものを食べていない僕を挑発しているかのような味だった。ご飯の量も、通常250グラム、大盛300グラムと少なめで、「ゆっくり味わってください」と言っているようだった。

結論

皆さんも名古屋にお立ち寄りに際には、ココイチのことを思い出してください。

[]コーヒー+コーラ「コーク・ブラック」考察

このセクションは追記になる。今日の日記喫茶店マウンテンの「ジョッキコーヒー」というアルコール+コーヒーという組み合わせを紹介した際、そういえば「コーラ+コーヒー」という組み合わがあったね、と引き合いに出した矢先、こんなニュースを発見。

http://www.excite.co.jp/News/bit/00091146574299.html

コーラとコーヒーが一緒になった「コーク・ブラック」

コカコーラは世界一のシェアを誇るにもかかわらず、こういう冒険に走ってくれる、全く守りの姿勢にならないところが、僕は好きだ。

チェリーコークも、バニラコークも、米国では固定ファンがいる。チェリーコークは独特の酸味が好きと言うファンを捕らえたし、バニラコークは、コーラの甘さでは飽き足らず常にアイスクリームを載せてコーラフロートにしているような層に受けていると聞く。

そして、今回の「コーク・ブラック」はどうか。さすがにこれはサプライズである。無性に飲んでみたくなった。

しかし日本では、この手の飲み物は大抵ひと夏だけで消える。バニラコーク(2003年)は記憶に新しいが、これも例外ではなくひと夏で消滅した。輸入物を扱う店でわざわざ購入して飲むのは僕のような物好きや、ソフトドリンク愛好家、ゲゲボドリンク愛好家など限られた人のみなのが現状だ。

とはいえ、ひと夏だけでも日本に進出するか、せめて日本の輸入ショップで購入できるようになって欲しい。そのためには米国でそれなりに話題になる事が不可欠だ。

それでは、米国での人気は果たして長続きしてくれるのだろうか。狙いは、コーヒーやコーラといったカフェイン系が全体的に好きな人ではないか。味わっていないが、トラックバック先の内容を読むと、コーヒーとコーラの両方が好きだという層を狙っているように思える。だとすれば、最初のターゲットの一つに、技術者が挙げられる。

http://slashdot.jp/

Slashdot Japanのようないわゆる「アレゲ」な層で話題になってくれることを期待する。彼らのような層は、コーラが好きだ。そしてコーヒーが好きだ。そしてどちらを飲むか迷うことがある。そんなときにうってつけではないのだろうか。

この手のカフェイン系飲料といえば、一時期話題になったBAWLS(ボウルズ)がある。

http://www.bawls-japan.com/

僕も一度試したが、カフェインの量が凄いのに、さらっと飲めた。値段が高いこともあり、普及はしなかったが『カフェインをカジュアルに摂取する』という方向性は、値段がよければ、特に技術者を中心に爆発的に普及するのではないか。

カジュアルさという点で言うのならば、現に、セブンイレブン限定でレッドブルという飲み物が売り出されている。

http://blog.livedoor.jp/insighter/archives/50557552.html

コーラブラックも、間違いなくこの路線を狙っているのだろう。きっとアメリカでは一定の需要があり、売れるのだと思う。しかし、日本では頭打ちになる可能性が高い。レッドブルのブログのコメントを見ても、「全く売れていない」という声が見られる。これは値段のせいもあるだろう。仮にコカコーラ並みの値段で日本に上陸してくれれば、きっとひと夏ではあるものの人気を博してくれるだろう。

とはいえ、僕はそんな戦略抜きに、このような飲み物が日本を席巻する事を願ってやまないのだ。技術者やアレゲ好き、ゲゲボドリンク好きの人たちは、この手の飲み物を見つけたら購入し、さらにはブログで取り上げて期待の旨を示しましょう。コークブラックが日本でも発売されますように。

追記 06/05/10

Slashdot Japanでは、昨年の時点で既にニュースになっていたらしい。

http://slashdot.jp/article.pl?sid=05/12/08/0738213

これを見落とすとは僕もまだアレゲが足りない。

2006-05-01 Wiiという名前

[]Wiiという名前

先日の日記で「Wiiというのは変な名前だが任天堂もそこまで考えている」と書いたのですが、この部分の反響が大きかったので、もう少し任天堂の中の人の気持ちになって書いていきたいと思います。

僕が見つけた反響

任天堂ゲーム機の新名称「Wii」、ファンの反応は複雑

http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20104034,00.htm

僕としては「任天堂も考えた上で変な名前にしたのではないか」という意見でしめくくってほしかったが、残念ながらしめの文句は「任天堂にとってはこれからが大変なようだ」である。残念だ。やはり、もう少し違った視点の意見が見つけられなかったのだろうか。だとしたら僕が声をあげねばなるまい。

というわけで以下は、完全に主観的で憶測的な内容です。裏づけになりそうなソースや、逆に反論になりそうなソースを見つけたら、いろいろとコメントつけてもらえるとうれしいです。

クールな商品名は、すでに飽和状態である

何か新しいものを作るとき、一般的にクールとされる名前をつけたがるのは、人類共通といえる。結果的に会社名や商品名などは、どれも似たようなイメージの言葉で統一されてしまう。

「Recolution」も、まさにそれである。名前でインパクトを持たせるためには、この名前は逆にありきたりすぎだと言える。いや、実際に任天堂がレボリューション、すなわちゲーム業界に革命を起こしたいという意思は見て取れるし、その意図は十分伝えられるだろう。しかし、任天堂は今から己がやろうとしていることを、この陳腐な名前で表現することは不十分だと考えたに違いない。

それではどうするのか。そこで次の命題を考える。

すごい商品名でも、栄枯盛衰がある

僕が新製品の名前で一番夢を膨らませたのは、ドリームキャストだった。夢を意味するドリームに、ブロードキャストのキャスト。丁度インターネットが普及し始め、ブロードバンドが憧れだった時代、ネットにもゲーム業界にも夢があった時代だった。

しかし、そのハード名は普及するにつれ、インパクトは薄れていく。一方、ハードの実勢は栄枯盛衰がある。今となっては「発売当初は鳴り物入りで登場したのに……」と昔を懐かしむ声ばかりが聞かれる。僕は持っていなかったが、周囲のセガファンはみな、口々にいいハードだった、いい夢を見させてくれたと言っている。

さて。Revolution(革命)だが、果たして50年後の未来にその言葉にインパクトはあるだろうか。そもそも歴史を紐解くと、革命というのは時代が経過してから語られることが多い。現在進行形で語られることが商業の世界ではあるが、あくまで宣伝やプロモーションの手段であることが多い。革命は歴史になってしまう。革命は過去形で語られる。

任天堂が選んだのはピンポイントの時間軸で起きる革命ではなく、常に変化し続けることではないのか。変化し続ける現象に対して、一貫した名前をつけるには、どうすればいいのだろうか。

それに結論をだす前に、もうひとつ重要な命題をあげておく。

すでに良いイメージの定着している言葉は革命的な概念にふさわしくない

たとえば、ドリームキャストに話を戻そう。ドリームという言葉は、いい言葉だ。しかし、周囲を見回すと、いささか濫用されすぎて、マイナスイメージをも連想させることがある。

たとえば、宝くじ。「ドリームジャンボ宝くじ」として使われる。マイナスとまではいかずとも、夢から覚める経験を多くしている人にとって、この言葉は現実の厳しさを感じさせる。

時には、その対象自体が持つマイナスイメージを覆い隠す意味で使われる。以前野良犬や野良猫を処分する部屋を「ドリーム室」と呼んでいるのを見たことがある。それ以来、僕がドリームと言って一番最初に浮かべるのがこの光景になった。ペットを捨てる話題は話がそれるのでまたの機会にするが、要するに手垢のついたプラスイメージの言葉は、えてしてこのような場面で引き合いに出されているものなのだ。

Revolution(革命)。この言葉に込められたイメージは、道を切り開くなどプラスのものが多いように感じる。しかし、決して心地よいとは思えない、血なまぐさいイメージも、皆さんはいくつか想起するのではないか。

この点からも、「長い間親しまれる名前」としてRevolutionといった「すでに手垢のついた言葉」を避けたかったのではないか。

『Wii』は任天堂が新しい意味を独占して付け加えていく新天地である

さて、ここまで話してきた命題に対して、任天堂が出した結論こそが『Wii』なのである。

『Wii』という名前はどうか。我々日本人にとっては少なくとも別の似た言葉はほとんど思い浮かばない。海外の人間は「We」を思い浮かべるという。

もっとも、海外では「Wee(幼児語で小便)」を想起させるといって避けてきたという。他の企業は、その理由で会議に上がっても数秒で選考からはずしていたのではないか。一方、任天堂はそこを逆手に取ったのだ。

どの企業も使っていない名前=手垢のついていない名前

なのである。Wiiの持つ「小便」というイメージを払拭する方が、他のクールな言葉に長年ついてきた(=数々の企業がつけてきた)垢を払拭するより、はるかに容易だと任天堂は考えたのだ。

変な名前は皆がいち早く広め、マイナスイメージの払拭を早くする

トップに引用したソースでは、海外のブログの、Wiiに対する手厳しいコメントを引用している。しかし、そうやってこの名前を何度も取り上げ、時には批判し、時には面白おかしく書き、そして「任天堂がWiiを出す」ということを、全世界的に評判にすることこそが、まさに任天堂の目論見なのだ。

人は、普通に耳障りのいいニュースよりも、ゴシップ的な変なニュースを取り上げたがる。僕もその例外ではない。ブログが普及し、個人が情報を発信しやすくなると、さらにその度合いには拍車がかかる。

いつの間にか、Wiiのイメージは「小便」から「任天堂」に変わってしまっているだろう。そのためにかかる時間?情報がウェブで光の速さで地球の裏側まで届く時代だ。情報がいきわたるのは即座だ。その情報を受け取ってからその言葉に慣れるまでには、引越し先の第一印象がいやだったが実はいい人だった隣人と仲良くなるまでの時間、そう、3ヶ月もあれば十分なのではないか。

そう。Wiiのイメージが任天堂になった時点で、任天堂は次の一手を出すのだろう。

『名前をつける』ということの重要さを改めて感じた

僕が書いたことは、あくまで僕の直感に基づいたものだ。しかし、3ヵ月後読み返すと、きっと僕自身でも驚いてしまうかもしれない。

しかし、僕は今回、名前だけをテーマにこれだけ語ってしまった。これだけでも、Wiiの策略に、まんまとはめられてしまっているのだろう。任天堂は本気だ。

追記 2006/05/03 01:46

遅ればせながらNintendo iNSIDEにて、以下の記事を発見した。先日の日記でthomas氏がコメントで紹介していた引用はここのことだろう。

http://www.nintendo-inside.jp/news/182/18273.html

併せて読んでいただけると、僕もあながち的外れなことは言っていないように思える。