神無月サスケの波瀾万丈な日常

神無月サスケのツイッター(@ktakaki00)を補完する長文を書きます。

Moon Whistle XP 進捗報告

皆さん、お久しぶりです。春らんまんです。さすけは多忙な日々をすごしていますが、そんな時間の合間を縫ってムンホイXPも制作中です。

時間を見つけて制作を続けていますので、遅くなってもどうか待っていてください。

ここまでの制作:シナリオの練り直し

システムはほぼ完成しています。ここまで、シナリオの練り直しを行ってきました。なぜリメイクなのにシナリオを練り直すのか?それは、オリジナルのシナリオが荒削りすぎだと感じるからです。

今、ムンホイの紹介サイトを見ても、シナリオを紹介されている方は、相当苦労している跡がうかがえます。シナリオが穴だらけだから、何とか破綻していることを分からせないように思いやって紹介してくれているというのが痛いほど分かります。

いや、一番納得が出来ていないのは僕自身でした。そのままのシナリオでリメイク版を出すことに、僕の体が拒否反応を示していたのです。

以上の理由により、あの雰囲気と勢いを残しつつ(もちろんシナリオの大筋はそのままで)、もっと筋の通ったシナリオにすることを決心し、練ってきました。おかげさまで、ようやく新シナリオのプロットがまとまりました。

結果として、初めての方にも、ツクール95版をプレーした方にもオススメです。「よりよくなった」と思っていただけるか「荒削りさがなくなり垢抜けてしまった」と思わせてしまうか。楽しみでもあり心配でもあります。

動画:RPG Maker XP - Moon Whistle (Preview)

スタッフのトーマスさんが、ムンホイXPの紹介用動画をアップしてくれています、感謝。これを見て雰囲気を掴み取ってください。

ご覧の通り、見た目はツクール95版とあまり変わらず地味です。しかし細かいところに手を抜いてはいないつもりです。なお、撮影に使用したのは現在の(すなわち開発中の)バージョンですのでアイテム欄に「デバッグシナリオ」なんて道具があったり、いろいろ変な点がありますが、ご愛嬌。

補足:『解禁』宣言

これまで「ひっそりやって行きたいので、ツクール系大手ニュースサイトにはたれこまないで」と皆さんにはお願いしてきました。皆さんのご協力に感謝いたします。

このたび、ようやく決心がつきました。今後は、紹介、期待、失望、批判など各地でご自由に紹介、議論してくだされば幸いです。

ただ、ひとつだけ。僕自身に直接要望や質問や批判(改善要求)などを送られても、全てにはお返事できないかもしれません。以前は、どんな声にも直接返答していましたが、今は当時と違い時間が取れないことをどうかご理解ください。今後も黙々と開発を続けますので若干距離を置いて見守ってくれるのが最大の望みです。

ツクールモバイル、サービス終了とその後に関する考察

http://www.enterbrain.co.jp/tkool/close.html
『ツクールモバイル、サービス終了のお知らせ』

残念な気持ちや淋しい気持ちがありますが、その点について多くは語りません。

一旦サービスは終了になり、制作ツール『ツクール for mobile』の公開も終了する模様です。ツクールモバイル作品を遊びたい方は4月中にマイメニュー登録を済ませておきましょう。

その後のことはどうやら不明のようですが、僕としては新生ツクールモバイルとして再開して欲しいと望んでいます。

どう再スタートを切るのが理想か:ツールを有料に、公開を公式サイトではなく自由に

どう再スタートすればうまくいきそうか。周囲の声、特に不満点を聞きながら考えてみました。もちろんエンターブレインとは関係ない、一個人の意見です。

これまではツクールモバイル@RPGに送って入賞しないといけなかったため、以下のような問題がありました。

  • 完成から公開まで時間がかかっていた。
  • 審査に通らないと公開できない
    • 審査されるというプレッシャーから気軽な創作が出来ない
    • そもそも審査という言葉に重苦しさを感じる人もいる
  • 『気軽にゲームを作れる』という本来の『ツクール』の理念と合わない部分が多かった
    • 内輪ネタとか不謹慎ネタのゲームを作り身内にプレーしてもらうだけで満足、そういうニーズに応えられない
  • 連載作品や入賞作品のテクニックが学べない
    • これまでのツクールでは、サンプル作品が付いており、それを使いながら学ぶ人が多かった。
    • 今回はエディタで中を見ることが出来ないため、その一番重要な部分ができない

これらは、ツールが無料でダウンロードできる関係上仕方の無いことだったのですが、ツールが有料でも、携帯用RPGを気軽に作れるツールなら欲しいという人は少なくないと思います。

公式サイトではなく自由に作品が公開可能になれば……

  • プロジェクトをPCで公開可能なら、テクニックの共有が出来る
  • 自分の携帯に自由にアップロードが可能なら、モチベーションが格段に増す
  • 1日や1時間で作ったゲームも公開でき3分ゲームコンテストのような個人的なコンテストも増える
  • 結果的に、ツールの認知度も上がり、売り上げも上がる

それなりにうまく行きそうだと思いました。

『ツクール2000ほど出来ることが多くないから、飛びつく人が少ないのでは』という意見も出そうですが、僕はそうは思いません。そもそもツクールの歴史が『そのツクールの出来る範囲でどれだけ凄いことが出来るか』というテクニックを競い合った歴史だといえます。「携帯でどれだけ凄いテクニックが競い合えるか」というのはモチベーションになるでしょう。これまでそういう動きがなかったのは、「エディタで中を見られない」という制約ゆえだったように思えます。

テクニックを伸ばしあえる土壌が準備されれば、自然と動きは生まれてくるのではないでしょうか。

そんなことを無責任に考えてみました。あまり携帯に詳しくないため、全くあてにはなりません。ただ、様々な人の意見の集約ではあるので、ある種の真理ではないかという自信はあります。