南アルプス市内の国史跡「白根・将棋頭」遺跡の延長線にあった遺構が国史跡に追加指定されました。
既に知られていますように御勅使川は、あの御勅使川扇状地を作るほどの暴れ川の歴史があります。この為、竜王はじめ国中(甲府盆地)一帯に大洪水を何回も起してきた歴史があります(これは甲府市朝気の東小学校校庭遺跡の発掘調査をかって私はやりましたが、その時に御勅使川、釜無川の白い砂層と粘土層の互層が2メートルにも、ある一時期(専門用語では鬼高期)に堆積していたことが明らかになっていますが、一気に押し寄せた水害の跡が確認できた訳ですが、これから国人を守った一連の治水施設が信玄の業績としての歴史像が定着しています(当然見直しは行われています)。その石積み出し、将棋頭、堀切、十六石、赤岩、信玄堤、霞堤、そして下流域に雁堤といった、治水の為の遺構が残されていますが、この歴史の究明(遺構の性格)の研究も進んでいますが、その一部にあたる表記の将棋頭の延長線部分が守られたという嬉しいニュースが、齋藤王国プランナー(富士川流域王国Dream学会)より、連絡が入りました。明日の新聞にニュースが載ると思われます。
「黄金の国ジパングと甲斐金山展」が4月25日(土)〜6月15日(月)まで開かれます。
これは国立科学博物館を皮切りに全国5ヵ所において巡回展されるものですが、その一連の流れで開催されます。
この期間、湯之奥金山博物館においても県立博物館のハブ館として「黄金伝説ー実像と虚像」(4月23日(木)〜6月16日(火)を開催致します。
目下、その諸準備に入っております。
以上、一連の流れはいずれも「富士川流域王国」という、冨士山麓と富士五湖、八ヶ岳と清里に次ぐ、山梨県第3の巨大な観光地化への布石になるものです。
本ものの歴史を積み上げての奥の深い観光資源の開発に結びつけて参りたいと思います。