矢野勉さんのWicket本に関して

もしWicketについてよく知らんけんなんぞ俺にWicketのやり方教えたりーなと思ってる諸氏には矢野勉さんの本を買うようにお勧めする。WicketStrutsとかの比較に関しては解りやすい図版が入っているものの、肝心のWicket内の考え方に関しては図版が一切と言って良いほど無い。コンポーネント入れ子構造などを説明するのにもっと図版を使ってもいいと思うのだ。あと以前も書いたがポインタが無く、ひとつのコンポーネントについての記述がちょいちょい色んなところに飛んでて、最低二度通読しないといけないというのもある。
ただ、それを補って余りあるぐらい、知りたいことが書かれている本で、正直、俺これやりたかったんだよ!なんだよ!なんも言わなくても解ってくれてるじゃんヤノッチ!マジ今度宮本むなし奢るわ!と思えるぐらいで、単なるチュートリアルを文字に起こしました系のこの本を買った俺はファンタジスタだった的後悔を伴う諸般の本とは一線を画すというか、内容の良さは当然ながらWicketへの愛情が文末から如実に伝わってくるあたり(ちなみに本書の語尾は全て「だウィケッツ!」で統一されている)が、これは買っておいて良かった!と思える本になってるので買っておいたほうがいいというか買っておいたほうがいい。あと、語尾は普通だから期待しない方がいい。