ヘスラー軌道

2011-08-22

[] SECについてのRolling Stone誌の記事

SEC(証券取引に関する不正を調査する政府機関)内部で70億ドル規模のネズミ構の捜査を故意に遅らせた後、自分はさっさと辞職してネズミ講の親分のところに就職してしまった人の証言*1:

"Every lawyer in Texas and beyond is going to get rich on this case, OK?" the official later explained. "I hated being on the sidelines."

(俺訳)

後にその職員はこう語った。

テキサスとか周辺一円(いちえん)の弁護士が、みんなこの件で儲かるわけだよ、分かる? それを傍観してられるかっての。」

いや、それ思っても良いけど公言しちゃまずいだろ、と俺などは思うのだが。記事自体はもっと酷い犯罪行為の容疑についてのレポートなのだが、上記の証言が一番印象に残った。

吉田戦車漫画で、政治家らしき二人のおっちゃんが公園のベンチに腰かけ、ぽつりぽつりと

「.... 君、お金好きかい。」

「.... うん。」

「.... 僕もさ。」

と会話するみたいな話があったと思うのだが、あの面白さはこういう人たちには分かってもらえないのだろうなあ。

2011-07-27

[][] 「子供の頃、日本はバレーボールサッカー世界一強いんだと思ってた」と彼女は言った

イタリア女性が、「私が子供のころは、日本はバレーボールサッカー世界一強いんだと思ってた。だってほら、バレーのミミアユハラって知ってる?あれが好きでさあ。 あとサッカーって言えばベンジーアニメだし。」とおっしゃる。

何かと思ったが、アタックナンバーワンの鮎原こずえはイタリアではミミアユハラなんだって。ベンジーは「オリーとベンジー」、キャプテン翼若林くんの若林君との事。

2011-07-17 めでたい

[][] 臨時小宴会

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日本女子代表ワールドカップで優勝したため、良いワインを奮発して臨時家族宴会

ドイツに勝った時も凄いと思ったのだが、この試合も凄く、また心臓に悪かった。ゲームプランをほぼ完璧に遂行した米国に、先行されては追いついて、最後は日本が勝った。素晴らしい。下の娘は「沢さんすごおい!」などと言いつつ踊っていた。

米国は日本の中盤に厳しく圧力をかけてボールを奪うもしくはミスを誘発、日本ディフェンダーの裏にボールを入れて、攻撃陣のスピードと高さと強さで勝負。という感じで危ない場面をいくつも作り、というか日本はかなりやられており、向こうは多分全く計画どおりの試合展開だったのではないだろか。

カウンターからパス一発で日本のディフェンダーを完璧に外しての一点目。

左サイドからしつこく突破して空中戦を仕掛けた二点目。日本のディフェンダーがさっきまで確かにマークについていたはずなのに、一秒後に何故かマークが外れているウォンバック選手と、そこにピンポイントでボールを放ってくるモーガン選手

どちらも美しい得点で、やられたと思った。

しかし米国はチャンスを無駄にしすぎ。ESPNの解説の人がゴール枠に飛ばなかった米国選手シュートに対して「アンラッキー」という言葉を使っていたのだが、バーに弾かれたのならともかく、枠に行かないのに幸運も不運も無い。あれだけシュートを打って、枠に行くのが数えるほどというのは、米国選手技術改善の余地ありという事かもしれんし、向こうが万全の体勢でシュート出来る様な状態に日本のディフェンダーがさせていなかったのかもしれん。

対する日本は先行されても全くあきらめんのが素晴らしすぎる。一点目は相手ディフェンダーのクリアミスを奪った宮間選手が、ディフェンダーキーパーを良く見てしっかり決める。

そして二点目、低いコーナーキックを沢選手がアウトサイドで難なく背後右に流して、それが枠に飛んで、そして相手ディフェンダー(?)に当たってゴールに吸い込まれる。この場面でこのプレーって凄い。

ディフェンス的にはやられちゃったところはあるんだけども、粘りまくった。フィジカルで上回る相手に対して、「これをやられたら対応出来ない」というところがあるのがはっきりしても、現状で出来る仕事をやり切ったという感じか。感動。

あとはキーパーのカイホリ選手、何この値千金セーブの連続。

2011-05-06 都会は怖いなあ

[] スーザン(仮名)の従兄(自称)とワタシ

深夜ホテルのベッドに倒れこんだばかりのはずが、ドアがガンガンノックされる音で飛び起きれば既に朝7時。

恐る恐るドアを細く開けば、黒サングラスの見知らぬヒスパニックである。*1 いきなり「スーザン(仮名)を知ってるか」と聞いてきた。

俺: 知らん。

男: 本当だろうな。

俺: 知らん。(と言って戸を閉める。)

立ち去る男を窓越しに確認し、朦朧とした頭でもう起きようと思いつつ二度寝*2 およそ30分後にまたドアがガンガンと叩かれる。*3

男: お前はスーザン(仮名)を知ってる。

俺: 知らん。

男: いや知ってる。

俺: 知らんって言ったろ。

男: XXX号室で、アジア人だったと彼女が言っていた。

俺: 何の話だか全くわからん。スーザン(仮名)って誰? あんた誰?

男: 彼女は俺の従妹だよ。何でお前は彼女にタクシーを呼ばなかったんだ。呼ぶって約束になってたはずだ。

俺: 何言ってるのか全くわからん。俺とあんたの従妹と何の関係があるの?

男: 彼女が昨夜この部屋にはアジア人が居たって言ってるんだよ。お前はタクシーを呼ぶって話だったのに呼ばなかった。彼女は気分が悪かったのにな。彼女はこの部屋に「ピース」を忘れてきた。

と、ここまでサングラス越しとはいえ表情らしい表情を見せなかった男は急に嫌な感じに口の端で笑い、いかにも意味ありげに、両手の親指と人差し指で小さな四角を作ってみせた。どうもピースが話のキモらしいのだが、ピースって何だ? 俺が都会の日本スーパーOne Piece最新刊を購入したのを知って狙っているのか? 宇宙兄弟はいいのか? テルマエ・ロマエは?

俺は警察呼びますよーという事をアピールするために携帯を取り出し、あとは発信ボタンを押すだけという状態で、わけのわからん会話が続く。

俺: 「ピース」って何?スーザン(仮名)なんて知らんって言ったろ。部屋の番号違いか何か知らんけど、帰ってくれ。

男: 彼女が嘘をついてるって言うのか。

俺: 俺はお前もスーザン(仮名)も知らん。昨晩この部屋には誰も来なかった。俺が言っているのはこれだけだ。

俺: 大体何で見たことも無いあんたと見たことも無い女について話をしなけりゃならないんだ。女がここに来りゃ人違いとわかる話だろ。

男: もし彼女がここに来て、お前が嘘をついている事がわかったら大変な事になるが、わかっているんだろうな。「ピース」、部屋にあるんだろ?

俺: 昨晩は誰も来なかった。あんたの言っている事はわけがわからん。疑うなら女をここに呼べ。

男: もう一度言うが、それでお前の嘘がばれたら大変な事になるんだぞ。

俺: 俺の言ってる事は理解しているな? 女をここに呼べ。今すぐだ。

と、携帯を振り回しつつ、うんざりだ無茶苦茶怒ってんだこの野郎的なアピールをすると、男は肩をすくめて「わかったよ」とその場を立ち去った。万一女がこの場に来ても、女が本当の事を言うとは限らんわけだが、俺も向こうが戻るまで待つつもりは無い。

男の背中が通りの向こうに消えるのを窓越しに確認、瞬きするより速く荷造りを済ませ、心臓バクバクさせつつフロントに駆け込む。

こんな変なのが来たから部屋を変えてくれと頼むと、フロントの青年は「ううむ、外から入れる場所の同じタイプの部屋なら空きがありますが」とか言うので、何でもいいからすぐ変えろと頼む。

と、俺の声が大きかったのか、奥からマネージャーが出てきて「外から入れない部屋が空いてたろ。土曜までだったら構わないから。」「いや、あそこはまだ掃除が済んでませんが。」「今すぐ掃除させろ。」などという流れに。*4

そういうわけで、その後スーザン(仮名)の従兄(自称)が戻ってきたかどうかは定かでは無い。

彼はポン引きかヒモで、スーザン(仮名)は彼の薬物をくすね、それを他人のせいにしようと作り話をしているのだろうか。あるいは彼女の話は一部本当で、部屋番号だかホテル名だかに間違いがあったのだろうか。それとも彼女は実在せず、彼はただのイカれた野郎なのだろうか。もしくは何か新手の犯罪の手口とか。謎は深まる。

眠いし怖いし、全く迷惑な従兄妹ペア(自称)であった。

*1:俺の入っている部屋は、部屋のドアが建物の外に向けて開いていて、誰でも外から勝手に部屋のドアのところまで来れるのだ。

*2:思えばこの時にフロントに電話をいれておくべきだった。

*3:思えばこの時に本当に、本当にフロントに電話をいれておくべきだった。

*4:それまで入っていた部屋と違い、扉が建物の内部にむけて開いている部屋もあって、外からそういう部屋に来るにはまず建物自体のドアの鍵を開けて建物の内部に入らねばならないので、多少は安全性が高いのである。おまけに移った先の部屋はクィーンサイズベッドが二つにキッチンつきで、多分値段も本当なら高いのだろう。

2011-04-24

[] うずらのつがい

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庭に来てた。

[][][] 募金活動

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妻が日本に募金千羽鶴を送ろうという活動に関わっている。米国人に受けそうな募金アイデアを友人達で話し合い、出来る事だけ実行して行こうという彼女達の姿には頭が下がる。

昨日はアイスクリーム屋さんの好意で店先に机を出させてもらっていた。店主は韓国系の感じの良いおばちゃんで、午後の売上の一部を寄付してくださった。不景気で客足も減っているだろうに、本当にありがたい事だ。

現場に来ていた米国人青年というか少年が、「日本一」と書かれた足袋を履いていたのには笑った。通販で買ったんだと。「地下足袋も持っているんだ、その辺を歩き回るのに超快適なんだぜ」と自慢していた。

たくさんのお客さんが、アイスクリームを食べるのとは別に募金をしてくださり、妻の作った折り紙ピアスや飾りも結構売れていた*1

写真は赤や黄のピアスから先に無くなって、見事に寒色系が残ったところ。

*1:この売上も全額募金にまわるのだ。