Weblog風信子

2017/09/19

[]ジョージ・クルーニー「ミケランジェロ・プロジェクト

ミケランジェロ・プロジェクト [DVD]

ナチス収奪した絵画を取り戻す話は知っ

ていたが、その映画化されたもの、J・ク

ルーニー監督作品。

七人の侍のようにスタッフを集め回り、最

後に木村功のような若者も参加して、いか

にも七人の侍。

流れはもうすこし整理されたほうがよかっ

た、ヘントの祭壇画とミケランジェロの聖

母子像とフェルメールもあったな、一点に

集中されてなくてそれくらい大々的な収奪

だったことはわかるんだけど。

その個人所有の絵画の帰還に関して、以前

観た「黄金のアデーレ」という映画(2015.

11.29ブログ)があったな。

2017/09/18

[]野口悠紀雄「超文章法

「超」文章法 (中公新書)

またも処分段ボールから拾い出した読んだ

記憶がないなあという新書。読んでみると

だいたいわかっていること、特に言い訳

しない、「が」の使い方に気を付ける等は

そのとおり。当時(2002年)読んだんだろ

うな。

2017/09/16

[]高島屋ホール「加山又造展」

加山又造 美 いのり (Art & words)

別件でなんばへ出たら加山又造展をやって

いたので見た。その初期にキュビズムとい

うかルソーというか西欧の絵画に影響を受

けた日本画を描いていたことをはじめて知

った。興味深い、面白かった。

2017/09/14

[]S・スピルバーグ「ブリッジ・オブ・スパイ」

ブリッジ・オブ・スパイ (字幕版)

なかなか重厚な映画をテレビ録画で見てし

まった。法の正義とはなにかと訴えるもの

があるが事実に基づくといいながらやはり

フィクションと考えたほうがいいだろう。

ベルリンの壁は知らないことも多いが、一

日で一気に作られて翻弄されていく場面は

はじめて見たし、スパイの偽物の家族のと

ころも、そう印象的な場面が多かった。あ

る種アメリカ賛の映画になっているが、そ

れでもこういう映画が作られるアメリカは

重層的だと感心する。単純な救出交渉よか

ったよかった映画ではない。

2017/09/12

[]恩田陸「小説以外」

小説以外(新潮文庫)

タイトル通り小説以外のエッセイ集。

ほんとうに本が好きで好きで乱読した結果

小説家なんだなと納得。

これは処分した文庫の段ボール箱からつま

みだした一冊、えいやーだったからなあ。

2017/09/08

[]谷川俊太郎「谷川俊太郎が聞く、武満徹の素顔」

谷川俊太郎が聞く、武満徹の素顔 (武満徹を語る「インタビュー&対談」シリーズ)

この対談・インタビュー集にも出てくるが、

70年の大阪万博の鉄鋼館で聞いたのはた

ぶん武満徹の音楽だと思っているのだが。

いまだに生で彼の音楽を聞いたことはない

し、きっと素養もないので聞けないと思う

が、彼の偉大さは本や情報から知っていて

なんとなく敬意を払っているのだが、その

存在感が孤高の人のイメージを作っている

とも思っている。親しかった谷川が知人た

ちと彼のことを語り合う、音楽と絵画と言

葉の違いのところは興味深かったし、こう

いう天才型の人が穏やかな家庭生活を送っ

てきたことも納得できることだった。

ノベンバーステップスは緊張感の新しい表

現だと思うだけだし、映画「砂の女」の音

楽は映画そのものだと思ったものだし、荘

村清志の武満編曲のギター曲集がちょっと

捻ったアレンジのようで楽しいくらいの感

想しかないんだけど。恥かしい。

2017/09/07

[]ケラリーノ・サンドロヴィッチ「陥没」

シアターコクーン・オンレパートリー2017+キューブ20th,2017『陥没』 [DVD]

テレビでケラの芝居を放送したので録画し

て見た。ケラはちょっとハードな不条理な

芝居というイメージがあるが、これは昭和

三部作の一本らしく、ちょうど64年の東京

オリンピック前の景気がよさそうな時代に

乗り遅れまいとする人々の群像劇というか

ホームドラマというか。

幽霊の山崎一が秀逸、生瀬が貫録、瀬戸康

史が印象的、もうスターばかりのフル出演

で華やかな舞台、伏線もうまく回収されて

なんとなんとハッピーエンドだった。

2017/09/04

[]井上雅彦「スラムダンク」再々読

SLAM DUNK(スラムダンク) コミック 全31巻完結セット (ジャンプ・コミックス)

2006年9月3日のブログにスラムダン

ク全巻読破コメントあり。そうか、3度

目の再々読か。11年前の同じ時期に読了

しているので、あの頃も夏の夜、寝る前に

ぼちぼち読んだんだろうな。そういう物語

だ。時間がかかったのでなぜ読み直そうか

と思ったのかもう記憶もないけど、あらた

めて面白かった、素直に感動した。

2017/09/03

[]鴻上尚史「クールジャパン」

クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン (講談社現代新書)

テレビでいつやってるのか知らないがなに

げなくたまに見る。世界は広くなにが一番

でも正しくもないことをあらためてわから

せてくれる。日本はクールといわれるとう

れしいけど、他国にもクールはいっぱいあ

るのだ、クールじゃないことの気づいてな

いこともあるのだというのもわかる。サク

サク読んだ。

2017/09/01

[]ゆるがずに9月

いろんなものをためこんでしまって停滞し

ていることはわかっている、それでも目の

前のことを一歩づつ。そうだな受験の頃と

似ているような気分だなと思ったりする、

なにも勉強が進んでないのにただ春になる

ともうすべて開放されて解決するという幻

想のようなもの。そんなことはありえない

理解しているだけ大人になったか。

猛暑の夏からすこしだけ秋の風の気配、空

は快晴、おおきく見上げてみる。

2017/08/29

ktoshi32017-08-29

[]荻須高徳

ホテルラウンジで荻須高徳の絵画が数

点かかっていた。ソファに座って正面に荻

須の油彩、お酒やコーヒーを飲んで独り占

である。その贅沢なひとときを満喫した。

2017/08/26

[]橋本治「リア家の人々」

リア家の人々 (新潮文庫)

橋本治の戦後三部作といわれている本の三

冊目から読んでみる。桃尻娘から入って最

近では新書でものごとはこう捉えようみた

いな話を何冊か読んだが、きちんとした小

説を読むのははじめて。突き放したような

文体、空虚官僚の心象に入っていかない、

日本の中心の空虚さを代表しているような

文章女性がつい最近まであからさまに男

性の補助役割を担っていたことを再認識

せられる物語、これらすべてが日本の風景

であることを突きつけられてちょっと物語

そのものの感想が浮かんでこない。これも

心に引っかかる、しばらくなんだったんだ

と思い出す本になる。

2017/08/25

[]契約

最後の契約を締結した。

もうこのまま一気に行こうか。

2017/08/21

[]整理する(5.アルバムその3)

いよいよ私が生まれた時から子供時代、

学生時代、結婚までを整理する。昭和30

年代写真は3cm角くらいで小さく、

とても貴重だったろう。古いアルバムか

ら糊を剥がすとどれも裏に父親が書いた

子供の成長を喜ぶメモがあって有難い気

持ちになる。高校くらいから自分でも撮

り写真が増えはじめ、でも初期のカラー

は色褪せてしまって、あっという間の20

数年である卒業アルバムも含め処分

1冊のアルバムにまとめた。

よって私の結婚前1冊、妻の結婚前2冊(

決断が緩い)、結婚後2冊+デジカメ以

降+α予定1冊となる。(MUJIのアルバ

使用)物置の奥に仕舞い込んでおくの

ではなくいつでも見られるように。

2017/08/20

[]三木卓「馭者の秋」

馭者の秋 (集英社文庫)

馭者の秋 (集英社文庫)

先に文庫本を整理処分したと書いた。その

なかで読んだ記憶がない本が何冊も出てき

てそのうちの一冊、三木卓の本が引っかか

り読んでみた。

これは感動したというよりなにか心に突き

刺さるような読後感。88年に文庫化されて

購入しているので34か35才のときに読んだ

んだろうがそのときはなにも引っかからな

かったのかもしれない、でもこの年令にな

ってこれは吸い込まれていく。息子の恋人

に嵌り込んでいく話である、息子の順当な

人生を歩むべき婚約者に対してでなく魅惑

的な恋人(息子は迷っている)に惹かれる

息子を差し置いて主人公が嵌っていくとい

うとんでもない話である。

いやあこの主人公はすごい、なぜか共感

る。主人公はこんなことを云う「わたしは

依然として成熟することができず、未熟の

まま老年をむかえようとしている、という

気持ちを捨てることができないでいる」

これは私の気分と同じである、いや、30年

近く前に読んだ記憶を引張っているのだろ

うか。それでもういちど私の手元に手繰り

寄せたのだろうか。

2017/08/18

[]東京写真美術館「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971−2017−展」

陽子 (荒木経惟写真全集)

荒木経惟の妻の陽子さん絡みの全貌を紹介

する展覧会を見てきた。「センチメンタル

な旅 1971−2017−」というタイトルで、

2017の後ろに−があるのがミソ、まだアラ

キーは生きているからね。アラーキーは

山ほど写真集が出ているから陽子さんのも

のだけ見てきて、それを集めた写真全集「

陽子」をいう写真集を大事にしているのだ

が、魅力がよくわからなかった若き陽子さ

んがいろんな表情をするようになって(ほ

んとにこんな普通の顔なんか撮らなくてい

いのにというものも含めて)でも亡くなっ

てしまう。そうなんだセンチメンタルな旅

ですでに死の予感が感じられていたのだから。

アラーキーがポートレートではなく、しか

私生活写真でもなく、もっと大きなもの

奥深いものを捕えていることがよくわかる。

うまく説明できる能力もないけど街のスナ

ップにもなにかを感じることができる。

幸せそうな缶ビールを持った写真、ベラン

ダで洗濯物を干す後ろ姿の写真、空が広く

気持ち良すぎる。

2017/08/17

[]整理する(4.本その他その2)

文庫本、新書、マンガはすべて選別した。

結局半分以上処分をした、新聞回収と同じ

ように。

一方、LP、LDがまだ100枚近く残って

いた。もう20年以上前にLPは終りだCD

に乗り換えるとLPを中古レコード屋に

持ちこんで売却した。そのときはクラシッ

クとジャズのレコードは売れたが、ロック

フォークは売れずに持ち帰ってきた。だ

からそれらが押入れから出てきた。高校

入って小遣い(3000円だった)から毎月L

Pを1枚(2000円前後だった)選んで選ん

で買っていたことを思い出す。大学に入っ

てお金が自由になるといろんなLPを買っ

て聞いたなあ。うーん、泣けるなあ、処分。

LDはオペラやコンサート映像を沢山買っ

てこちらは処分も出来ずそのまま出てきた。

デジタルだと思っていたらアナログだった

のも知らなかったし、えーい、すべて処分。

売りに行くのも面倒なので産廃業者へ。

2017/08/10

[]ルキノ・ヴィスコンティ「若者のすべて」

若者のすべて [Blu-ray]

ヴィスコンティは貴族の重厚な映画監督

の印象だが、イタリアリアリズムの監督で

もあることをこの映画で知った。

時間の堂々たる長編、でも話はわりとス

トレート。イタリア南部の田舎から北部の

ミラノへ出てきた家族の、次男堕落と三

男の献身を対比させての映画、その聖人

ような三男をアラン・ドロンが演じる。

1960年作品なので「太陽がいっぱい」の次

に「若者のすべて」であり、もう破竹の勢

い、でも陰のあるアラン・ドロンのイメー

ジを持っていてどこで人格が暗転するのか

不安に見ていたが最後までいい人だった。

長男の妻がクラウディア・カルディナーレ

だった。

2017/08/09

[]ビートルズ「ア・ハード・デイズ・ナイト

A HARD DAY'S NIGHT(通常版) [Blu-ray]

この映画は当時は「ビートルズがやってき

たヤァヤァヤァ」という題名だった。その

頃は女の子がきゃあきゃあする音楽だと思

っていたので無関心、高校か大学かリバイ

バル上映されたとき映画館へ女の子と行っ

た記憶、もちろんその頃はすっかり馴染ん

でいた。

テレビで40年以上振りに見てみたら、も

っと音楽映画と思っていたら、意外と芝居

の部分があってスピード感もなかった、ヤ

ァヤァヤァというタイトルはそれだけで勢

いがあったな。いつもながらジョンはどの

ように顔が変ってしまったのかをしげしげ

と見て、一方、ポールはまるで変わらない

なあ。

2017/08/08

[]宮部みゆき「初ものがたり」

<完本>初ものがたり (PHP文芸文庫)

宮部みゆきも時代物は2冊目、どこから

んでいったらいいか、どれがシリーズなの

かわからず。これは「完本」とあったので

読んでみた。人情ものはうまいなあ、でて

くる食べ物の話も楽しいし、寝る前にゆっ

くりと読んだ。いわくありげな屋台の主の

話は次のどこかの本につながっていくのだ

ろうな。