Weblog風信子

2017/08/21

[]整理する(5.アルバムその3)

いよいよ私が生まれた時から子供時代、

学生時代、結婚までを整理する。昭和30

年代のは写真は3cm角くらいで小さく、

そのかわり貴重だったんだろう。古い糊

を剥がすとどれも裏に父親が書いたメモ

があって有難い気持ちになる。高校くら

いから自分でも撮り写真が増えはじめ、

でも初期のカラーは色褪せて、あっとい

う間の20数年である卒業アルバムも含

処分し1冊のアルバムにまとめた。

よって私の結婚前1冊、妻の結婚前2冊(

決断が緩い)、結婚後2冊+デジカメ以

降予定1冊となる。(MUJIのアルバム使用

いろんなことがあったなあ。

2017/08/20

[]三木卓「馭者の秋」

馭者の秋 (集英社文庫)

馭者の秋 (集英社文庫)

先に文庫本を整理処分したと書いた。その

なかで読んだ記憶がない本が何冊も出てき

てそのうちの一冊、三木卓の本が引っかか

り読んでみた。

これは感動したというよりなにか心に突き

刺さるような読後感。88年に文庫化されて

購入しているので34か35才のときに読んだ

んだろうがそのときはなにも引っかからな

かったのかもしれない、でもこの年令にな

ってこれは吸い込まれていく。息子の恋人

に嵌り込んでいく話である、息子の順当な

人生を歩むべき婚約者に対してでなく魅惑

的な恋人(息子は迷っている)に惹かれる

息子を差し置いて主人公が嵌っていくとい

うとんでもない話である。

いやあこの主人公はすごい、なぜか共感

る。主人公はこんなことを云う「わたしは

依然として成熟することができず、未熟の

まま老年をむかえようとしている、という

気持ちを捨てることができないでいる」

これは私の気分と同じである、いや、30年

近く前に読んだ記憶を引張っているのだろ

うか。それでもういちど私の手元に手繰り

寄せたのだろうか。

2017/08/18

[]東京写真美術館「荒木経惟 センチメンタルな旅 1971−2017−展」

陽子 (荒木経惟写真全集)

荒木経惟の妻の陽子さん絡みの全貌を紹介

する展覧会を見てきた。「センチメンタル

な旅 1971−2017−」というタイトルで、

2017の後ろに−があるのがミソ、まだアラ

キーは生きているからね。アラーキーは

山ほど写真集が出ているから陽子さんのも

のだけ見てきて、それを集めた写真全集「

陽子」をいう写真集を大事にしているのだ

が、魅力がよくわからなかった若き陽子さ

んがいろんな表情をするようになって(ほ

んとにこんな普通の顔なんか撮らなくてい

いのにというものも含めて)でも亡くなっ

てしまう。そうなんだセンチメンタルな旅

ですでに死の予感が感じられていたのだから。

アラーキーがポートレートではなく、しか

私生活写真でもなく、もっと大きなもの

奥深いものを捕えていることがよくわかる。

うまく説明できる能力もないけど街のスナ

ップにもなにかを感じることができる。

幸せそうな缶ビールを持った写真、ベラン

ダで洗濯物を干す後ろ姿の写真、空が広く

気持ち良すぎる。

2017/08/17

[]整理する(4.本その他その2)

文庫本、新書、マンガはすべて選別した。

結局半分以上処分をした、新聞回収と同じ

ように。

一方、LP、LDがまだ100枚近く残って

いた。もう20年以上前にLPは終りだCD

に乗り換えるとLPを中古レコード屋に

持ちこんで売却した。そのときはクラシッ

クとジャズのレコードは売れたが、ロック

フォークは売れずに持ち帰ってきた。だ

からそれらが押入れから出てきた。高校

入って小遣い(3000円だった)から毎月L

Pを1枚(2000円前後だった)選んで選ん

で買っていたことを思い出す。大学に入っ

てお金が自由になるといろんなLPを買っ

て聞いたなあ。うーん、泣けるなあ、処分。

LDはオペラやコンサート映像を沢山買っ

てこちらは処分も出来ずそのまま出てきた。

デジタルだと思っていたらアナログだった

のも知らなかったし、えーい、すべて処分。

売りに行くのも面倒なので産廃業者へ。

2017/08/10

[]ルキノ・ヴィスコンティ「若者のすべて」

若者のすべて [Blu-ray]

ヴィスコンティは貴族の重厚な映画監督

の印象だが、イタリアリアリズムの監督で

もあることをこの映画で知った。

時間の堂々たる長編、でも話はわりとス

トレート。イタリア南部の田舎から北部の

ミラノへ出てきた家族の、次男堕落と三

男の献身を対比させての映画、その聖人

ような三男をアラン・ドロンが演じる。

1960年作品なので「太陽がいっぱい」の次

に「若者のすべて」であり、もう破竹の勢

い、でも陰のあるアラン・ドロンのイメー

ジを持っていてどこで人格が暗転するのか

不安に見ていたが最後までいい人だった。

長男の妻がクラウディア・カルディナーレ

だった。

2017/08/09

[]ビートルズ「ア・ハード・デイズ・ナイト

A HARD DAY'S NIGHT(通常版) [Blu-ray]

この映画は当時は「ビートルズがやってき

たヤァヤァヤァ」という題名だった。その

頃は女の子がきゃあきゃあする音楽だと思

っていたので無関心、高校か大学かリバイ

バル上映されたとき映画館へ女の子と行っ

た記憶、もちろんその頃はすっかり馴染ん

でいた。

テレビで40年以上振りに見てみたら、も

っと音楽映画と思っていたら、意外と芝居

の部分があってスピード感もなかった、ヤ

ァヤァヤァというタイトルはそれだけで勢

いがあったな。いつもながらジョンはどの

ように顔が変ってしまったのかをしげしげ

と見て、一方、ポールはまるで変わらない

なあ。

2017/08/08

[]宮部みゆき「初ものがたり」

<完本>初ものがたり (PHP文芸文庫)

宮部みゆきも時代物は2冊目、どこから

んでいったらいいか、どれがシリーズなの

かわからず。これは「完本」とあったので

読んでみた。人情ものはうまいなあ、でて

くる食べ物の話も楽しいし、寝る前にゆっ

くりと読んだ。いわくありげな屋台の主の

話は次のどこかの本につながっていくのだ

ろうな。

2017/08/07

[]キャメロン・クロウ「あの頃ペニーレインと」

あの頃ペニー・レインと (字幕版)

1970年代前半のアメリカ若者文化、ロ

ックシーンがうまく描かれている。そうそ

うあの頃は日本でもみんな長髪で汚くて好

勝手でいい加減だったな。バンドのマネ

ージメントも雑誌の編集もみんな若者たち

がきっと試行錯誤でわいわいとやっていた

んだろうな。

フィリップ・シーモア・ホフマンがいい役

を演じていた。母親もまあ15才の息子の

冒険心配しつつたいした包容力じゃない

か。ペニーレイン役のケイト・ハドソンは

ゴールディ・ホーンの娘とはあとでwikiで

知った、なるほどね。いい映画だった。

2017/08/06

[]シドニー・ルメット「ファミリービジネス

ファミリービジネス [DVD]

アイルランド出身祖父ショーンコネリー

と子のダスティンホフマンと孫が、警官

アイルランド出身者が多いという中で泥棒

をするというストーリ妙味はアメリカで

しかわからないなんだろう。一方、子のダ

スティンホフマンはユダヤ教信者の役だか

関係がよくわからず、多民族宗教の国

なんだなということだけ。

アイルランド民謡のダニー・ボーイが沁みる。

2017/08/05

[]フランシス・F・コッポラ「ペギー・スーの結婚」

ペギー・スーの結婚 [DVD]

当時コッポラは大巨匠監督で、それなの

に軽いコメディを作ったというので話題

なった。それゆえにそのときは見ることは

なかったが気にはなっていたのがテレビで

やっていたので録画して見た。

キャスリン・ターナーはすでに有名女優で

ニコラス・ケイジは当時はまるで知らず、

見てもやっぱりおかしな兄ちゃん(コッポ

ラの親戚ということで抜擢されたんだろう

な)。タイムマシンもので好きなのだが、

まあ楽しい小品でした、小ネタ面白い

2017/08/03

[]マイケルキートン「スポットライト世紀のスクープ

スポットライト 世紀のスクープ (字幕版)

アカデミー賞作品賞をようやく録画で見た。

「大統領の陰謀」を思わせる展開で、でも

ディープスロートが出てくるわけではなく

淡々と積み上げてくる、マイケル・キート

ン演ずる上司が中間管理職としても間に入

ってうまい最後の方で、昔わかったとき

にすぐに追及しなかった反省、後悔を吐露

してそこもうまい。見たことがあるなと思

っていたら「バードマン」のあの主役だっ

た、そうなんだ。

なんとも信じがたい事実が明らかになって、

結果それはダメージになりながらもそれを

乗り越えていくことでよりカトリックが強

化されていくのだという彼らの考えは立派

だった。バチカンはなかなかその事実を受

け入れなかったようだが、よくぞこの映画

を認めたものだ。そしてハリウッドもアカ

デミーも立派だったと思う。(裏で何があ

ったかは知らないけどね)

2017/08/02

[]さらに前へ8月

猛暑であるとしか云いようがない。

テレビで「体が硬い人のための柔軟講座」

というのが始まったので録画して見る、第

1回。まずはどこが硬いかの判定、9か所

あって私の場合普通が2、硬いが7カ所

だった。ちなみにゲストの漫才の塙さんは

硬いが6カ所で、それにも負けた。

次週から放送が楽しみ。

2017/08/01

[]PL花火

住んでいるマンションの5階からは、花火

の方角にマンションが出来て全体が見えな

くなって、今年は久しぶりに20階の廊下

まで見に行く、一応これが最後の見納めだ

という気持ちで。1万発の花火が30分強

の時間内で一気に上がる、最後は昼間のよ

うな明るさ。

高所恐怖症の私には20階は足がすくみ、

フェンス越しに見られず、廊下の端の鉄骨

に手を架けて下の方を見ないように観覧。

こちらのほうが思い出となるか。

2017/07/30

[]ロバート・デ・ニーロ「ミッドナイト・ラン」

ミッドナイト・ラン (字幕版)

デ・ニーロの珍しいアクションコメディ。

ミッドナイト・ランはスラングで簡単な仕

事という意味だそうだ。デ・ニーロにはい

つまでもあのタクシードライバーの衝撃

が忘れられず、あのニヤっと微笑むに戦慄

したことを思い出す。こういう映画があっ

たことを知らなかった。

2017/07/26

[]整理する(3.本その他その1)

いよいよ本に取りかかる。自分の本棚が現

住所に1個、実家に4個あって、これを2

個に減らそうとしている。

まず文庫、本棚に3列に奥の方に並んでい

るのを片付ける。いままでにもかなり処分

をしてきているので捨てられず生き残って

きたものばかり。

処分方針は、1.文字が小さくてもう読め

ないもの(学生時代の頃のものはほとんど)

2.思い出だけのもう読み返さないだろう

もの、文庫だけで読んでいたもの(作家に

よっては数十冊とあるんだけど)

まずは半分くらい処分、単行本を含めてブ

ックオフへ持っていこうかとも思ったけど、

面倒なのできっぱり処分。

もう一回ふるいにかけるつもり。問題は単

行本だ、迷うだろうなあ。

2017/07/25

[]整理する(2.アルバムその2)

アルバムも子供とのイベント、交流が中心

となる時期がある。忘れていたような場面

写真によって呼び起される、つい微笑が

こみあげてくる。面倒だし、お金はかかる

し、それでもいろんな選択肢の中のこれも

ありだったねとかみしめる。

見開いたページ毎に10枚くらいの写真か

ら1枚を選び出して順々に整理を続けた、

時間がかかるわい。

2017/07/21

[]大阪松竹座「七月大歌舞伎」

片岡仁左衛門写真集

歌舞伎は2回目、道頓堀の松竹座も2回目、

しかもS席。先回は正月だったので着物姿

も多く華やかであったが今回は普通の感じ。

夜の部だったので、まずは踊りの「舌出三

番叟」、すみません途中で居眠りしてしま

いました。

次に「盟三五大切(かみかけてさんごたい

せつ)」、鶴屋南北の原作忠臣蔵と四谷

怪談となんだろう、不破数右衛門が主役の

まるで史実と違う殺人の話なのでいいのか

というところだが江戸時代当時はこれで盛

り上がったのだろう。

主役は片岡仁左衛門と市川染五郎、そう尾

上松也がよかった。なかなか暗い話で誰に

感情移入できず、おいおいそれで最後

討ち入りに参加するのか、ストーリは歌舞

伎も文楽もオペラもわりと簡単な話が多く

そこを突っ込むものではないのだろうな。

先回は「勧進帳」で様式美を感じたが、今

回は世話物というのか、それでも背景とか

見えの切り方とか形式美様式美も見られ、

これが歌舞伎なんだなあと理解

ところでこの話は松本俊夫「修羅」という

1971年ATG映画で作られており、きっと

その数年後に名画座みたいなところで観た

記憶がある。あまりにおどろおどろしい暗

さに辟易した覚えはあるが、ストーリはな

にも覚えておらずそれがこの話だったか。

2017/07/18

[]連休明け

この2週間ほど夏バテというかいろいろあ

って疲れ気味、お腹に湿疹ができたり、坐

骨神経痛になったり。久しぶりにヨガ教室

に行って身体が痛いが、そのかわり神経痛

は直ってやっぱりだらだらしていてはいけ

ない、仕事に行ったらしゃきっと感もあっ

て。この結論リタイヤしてぐたぐた生活

にはまり込んだら(元々運動嫌いだし、ご

ろごろ読書・映画三昧になったら)一気に

ガタがくるだろうなと予感、自戒する。

2017/07/17

[]ニコラス・ケイジ「ダーティ・コップ」

ダーティー・コップ [DVD]

どうしてニコラス・ケイジってへんてこな

映画にばかり出てるんだろう、彼ならいく

らでも選択できるだろうに。3連休の昼下

がりぼんやり見られる映画としてテレビで

見た。なんなんだこの話は、よくわからん

ニコラス・ケイジが徐々に嵌っていく感じ

はいいけれどなんだ死んじゃうじゃないか。

生き残ったのはイライジャ・ウッドという

俳優、どこかで見たなと思っていたら「ロ

ード・オブ・ザ・リング」の主人公。でも

最後簡単に死んじゃった。うーん、疲れた。

2017/07/15

[]シアーシャ・ローナン「ブルックリン」

ブルックリン [DVD]

アイルランド・イギリス・カナダ合作映画。

アイルランドからアメリカへ移民として渡

った女性の成長物語。淡々と丁寧に描かれ

て好感。主人公故郷アイルランドへの複

雑な想いが善悪、好き嫌いを超えて描かれ、

なかなか深い感情の揺れが緊張感を持って

映画を豊かにしている。

イタリア男は予想に反してアメリカの健全

未来を絵に描いたようないい男だった。