contondo公演「絢爛とか爛漫とか」

絢爛とか爛漫とか―モダンボーイ版・モダンガール版
昨日は、大阪の御堂筋線昭和町駅近くの古
いしもた屋である阿倍野長屋という会場で
芝居を見た。自転車キンクリートの鈴木裕
美演出で上演したことがある芝居を、演劇
集団contondo紺野ぶどう演出で11回公演
の、ほぼ素人劇団としてはロングラン。
おもしろい既成戯曲を自分たちの持ち味に
作り直して上演するやり方のようですでに
第5回公演、若者たちが楽しそうにやって
おり、うらやましい限り。
今回は大正ロマンとでもいうかブルジョア
お嬢さんの青春物語である。これは原作へ
の疑問ではあるが主役の女性が苦悩や嫉妬
の末、書かれたものはいわゆる書きたかっ
た純文学だったのか、直木賞でもとるよう
な人情話ではないのか。
演出は古い町屋を生かした細かい演出、な
かなか面白いものを見せてもらった。4人
のキャラもうまく立ち上がっていた。