風信子日乗

2018/09/09

[]藤田嗣治

2006/06/12に藤田嗣治展でアッツ島の玉

砕という戦争画を見て、どうしてこれが戦

意高揚の絵なのかわからないと書いた。

実は反戦画を描こうとしたのではないかと

も思わせた。しかし当時の国民の心情とし

ては玉砕お国のために戦ったので立派だ

ということらしい。玉砕になってしまった

のは失敗でなくてよくやったということら

しい。それはなにかで読んだ別の話で大い

に合点がいった。学童疎開をしていて東京

の家が空襲で焼けてしまったとの報告を受

けお国のために役に立ったと喜ぶこどもと

焼けなかったこどもは悔しがったという話

だ。そういうふうにみんなが思い込んだ時

代だった。

藤田を責めることなどまるでない、そうい

う気分の世間であり、人は弱いものである

からだ。