参加している地元の版画クラブの作品展。
大1点、小3点出品。
市ホールのエントランスだけど、やはり
区切りの披露になるので楽しい。地元の
文化団体、趣味の団体は、いわゆる団塊
世代に続く世代に引継がれていないよう
に思う、いつまでも働いていたり趣味の
種類が変化してきているからだろうか。
2010年日本映画。
全編をカナダで撮った、もたいまさこ以
外はすべてカナダ人か。母を亡くした三
兄弟(兄弟妹)と言葉がわからない祖母
との家族の交流、再生。もたいまさこは
まったくしゃべらない、二言だけか、見
事というか、楽というか。
タイトルがトイレットというのは内容に
即していないように思える、でもいいか。
ひきこもりの長男がスカートを縫って穿
く、女装とかじゃなく、ただ穿きたかっ
た、ピアノを弾くときに穿きたかったと
言う。閉じていたこころを開く、拓く、
啓く。
モーリー、クール!
と、ここまで書いて、過去記事を検索し
たら、12年前に見ていた、ショックで
ある、まったく覚えていない、かすりも
しなかった。呆然、茫然。
2023年、ヨロキ「ドロステのはてで
僕ら」に続く第2弾映画。
「恋はデジャ・ブ」のバリエーションだ
と思うが、解決のラストがタイムマシン
とはこれはない、それに雪はどうなった。
とは言いながらヨロキのあの雰囲気をぐ
だぐだと楽しむ、楽しみました。
もうすこし短くて一気に解決させた方が
よかったな。前作のほうが好きかな。
というと手に取っていたが、これはちょ
っと距離があった。「むなしさ」という
感情がわたしにはピンとこない、わりと
冷淡に思い悩まないようにしているから
だろう。
わたしにとっては、むなしさよりも、悔
恨、無念、わかりやすく云えば「思い残
す」というものだろう。それらがわたし
の背中を支え前を向かせている。