どうぶつタワーバトル

プレイ。
どうぶつの森ポケットキャンプ」のリリースの直後、クッキークリッカー的な謎の流行り方をしたゲーム。
2次元物理エンジン環境で、落ちてくる動物を対戦相手と交互に積み上げてゆき、先に土台から落とした方が負けという将棋崩し的なゲーム。ネタ的な流行り方をしたが、間違いなく面白く、ゲームとして優秀な作品である。
1戦の1分程度の短さで、チュートリアルすら不要ほど単純で直感的なルールという開口の広さを持っている。
それでいて戦略、ランダム性のバランスがいい。次に何の動物を引くかも大きく影響するが決して運だけのゲームではなく、動物の重心を把握しているか、積み方の引き出しをどれだけ持っているか、それを正確に実践できるかなどの実力も色濃く反映される。
またこれは個人制作ゆえの事情だろうが、タイトル画面で開始ボタンを押すと自動マッチングされた対戦(対人戦)が始まるのが全てという、余計なものを削ぎ落としたゲームデザインも好印象。
実は物理エンジンを使ってタワーを積むゲームは割と多く存在するが、動物というバリエーションに富んだ大きさと形を持ち、単語からイメージがすぐ判る題材を選んで、対戦ゲームにしたのは非常に素晴らしい。



このゲームのお陰で"オカピ"というマイナー動物がかなりの知名度を得たのではないかと思う。