自閉症の学生の為の大学が秋からオープンします。

興味深い記事を見つけました。
Michael Bernick
Tuesday, August 4, 2009
SF Gate

カリフォルニア州ヘイワードにあるカリフォルニア州立イーストベイ大学では、自閉症の学生に水準の高い教育を与えるために、試験的に大学をスタートさせると発表しました。

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California State University, East Bay‎
25800 Carlos Bee Blvd, Hayward, CA‎


この秋から開始されるこのクラスは、大学生の年齢に達した自閉症の学生に質の高い教育を与えて、彼らの持つ能力を引き出す教育を行います。
20年前には、それほど多い思われなかった自閉症ですが、現在自閉症に関連するニュースは毎日のように流されて、本屋や図書館は、自閉症関連の本が大量にでまわり、早期介入教育等々の知識を得てゆく自閉症の母親は、”戦士のような母”です。


State Senate(州上院)のレポートによると、2012年には、カリフォルニア州では、7万人の自閉症児があらたに地域の福祉センターに登録されて、自閉症の人数は、35万人以上になるでしょう。

The emerging Centerは、自閉症の大学生に質の高い教育を得ることを試みてゆきます。

カリフォルニア州では、推定70%自閉症の成人が失業しており、社会保障傷害保険システムに登録されています。自閉症児は、計算、観察力、フォキュメンテーションでは、多くの学生より優れていることがみとめられているだけでなく、中には、通常とはことなった観察力を持つために、非凡な才能を発揮する人もいます。

これらの試みに成功をもたらるのには、3つの重要な鍵があるでしょう。
1つは、公共のリソースの質が落ちると、親たちは、多くの時間を子供に割かねばならないし、多くの資金を子供に使わなくてはならなくなります。
2つ目の鍵は、自閉症の学生たち自身が自分のネットワークを構築し、多くのサポートを受けるように出来るようにならればならない。この事に関しては、障害児の権利擁護者である Catherine Baird氏は、言います。
自閉症という障害は、周りに助けを求めることが非常に困難な障害です。自閉症学生が学習や社会性において、サポートし合うような仕組みが必要です。」
3つ目の鍵は大学にあります。州立大学は、看護婦の増加やスペシャリストの増加の為に高い教育を与えた。州立大学の役割は自分達が戦陣をきって、仕事の構造や、でもグラフィックスをかえてゆくことです。。

これらの3つ鍵を解くことは、他の学生の人たちにも豊な学生生活を送ることができるでしょう。


〜記事の感想〜
カリフォルニアの人口は、2008年の人口は約3675万人です。2012年には、もう少し増えるとも思われますが、それでもそのうち35万人以上が自閉症だとすると、人口の約1%は自閉症ということになります。
すごい数です。

たしかに、自閉症の子育ては親の負担は大きく、子供が小さいころは、年間平均200〜300万円以上が家族の持ち出しで、使われたという報告もあるほどです。(多い人になると700万円以上もあるそうで・・)
通える大学ができたらできたでうれしいことですが、大学に通うということが子供の進路の選択肢の一つとして、普通の事にならない限り、福祉サービスがもらえないのがアメリカですので、親の負担が増えることは、必至でしょう。通学にかかる費用、住居も介護問題、勉強するときのサポート体制。これらをクリアにしてゆかないことには、なかなか大学通学も難しい気がします。