八神純子さんのチャリティコンサート

八神純子さんがチャリティコンサートをされました。
ボランティアの総括をさせていただいた私です。オーディオ系は、私は苦手。赤間さんがカメラ、オーディオ系列の電気系を担当し、こちらのボランティアの方たちの総括も担当して頂きました。司会は桝本さんでした。

私はボランティアのフロント側の実動部隊のほうを担当させていただきました。ボランティアの数30名以上。これだけの方たちが、東北の町、大槌町の支援でお休みを返上して働いてくださいます。ありがたい限りです。この人数で各スポンサーのブースの設定や来場者500名のコンサートを動かします。

私は個人的には、娘のエジンバラ行きと渡の障がい者の申請とIEPが一気に重なり。どんなに睡眠時間を削ってもナメクジが這ってるような速度でしか進まない福祉関連の遅く煩雑で、書類だらけになるこれらの対応にイライラしながらの準備期間でした。実際問題、ここのところの睡眠時間は1週間でトータル15時間あったか?という感じでした。

そんな中ですので、準備も完璧とはいえず、ボランティアの方頼みのコンサートになりました。ボランティアの方たちは、下打ち合わせもないので、今日初めて会って働きます。
ボランティアの方たちには、本当に頭が下がります。
皆さん他の方々の担当部署の大変さを察し、自分の担当だけでなく、少しでも手が空くとすぐに他の忙しい部門のお手伝いにさっと入ってくださったりと、くるくると機転を聞かせて働き回って、くださいました。

さらに元49'sのチアーの斉藤桂子ちゃんまで主婦たちにまざってのボランティア参加です。すごい!桂子ちゃんのチアーアップがあれば、みんな元気になります!

今回の目的はここにもありますが、「大槌町の城山体育館に暗幕をプレゼントする。」です。震災当日寒さが冷え込む中、暗幕を切り暖を取って命をつなげました。それでも子供にまわしたら、大人の分はほとんどなく、大変な状態だったようです。昨年の卒業式はなんとこの避難所の中で行われたそうです。
やっと町に笑顔がもどりつつあり、たちあがろうとしても皆で使う体育館の暗幕がない。幕がないところで、劇や行事を行うということは、大変難しいと思います。集うということは復興には大変大事なことです。こんな趣旨のコンサートでした。

八神さんは、前日からシリコンバレー入り。打ち合わせもかねてコアスタッフが集まりました。八神さんの気さくで明るいお人柄には、本当に感動。

話も弾みました。

さて本日の八神さんのコンサート本番。Mr.ブルーも水色の雨も歌われました。(たぶん、赤間さんのブログに後日、詳細に掲載されるのでここでは割愛しますね。)
いらした方で涙する方が多かったコンサートでした。八神さんは、私たちと同じで移民でこちらにいらして、生活をたちあげて、子供を生んでそだてるということをされている訳で。気持ちが皆に通じるのだと思います。きのうは、八神さんのコンサートで完全にノックアウトされました。など、たくさんメールを頂きました。ありがとうございます。お返事かけてない方、ごめんなさい。

実は、このコンサート2004年のアテネオリンピックの金メダリスト、ハンマー投げの室伏さんも見に来られてました。

7年前、ちょうど私が渡の進路のことで大変になり、まいったなぁと思いながら、オリンピックをみていたら、彼の金メダル獲得です。どんなに大変でも努力されて、頂点をめざすというのを目の当たりにし、どれだけ元気をいただいたことか。

八神さんも室伏さんがおいでになることはご存知で、お互いに
「会いたい」
とおっしゃってくださっていたので、なんとか会場で場所をみつけて、お二人に会って頂きました。会っわれたとたん、お二人は皆さんから
「えっ?知り合いだったの?」
というくらい、初めてなのに話がもりあがり。写真撮影となりました。私も入れていただき。

どれくらいもりあがったかということこちらの写真がもっとわかるかと。もう盛り上がりです。

これからロンドンオリンピックに向かわれるそうです。彼には、私が自閉の母であることをお話して2004年のこともお話したので、別れ際も、もうお車にむかわなければならない時間なのに、再度、
「がんばって。」
と、握手までまたしていただき。室伏さんとお話していて感じたのは、これは、私にだけ頂いた握手じゃないのです。そうです。この握手。全世界の自閉や発達障害をもつご家族にも届け!と思いました。

八神さんとも自閉症の話を山のようにさせていただきました。

八神さんからも室伏さんからもこんなにすばらしい元気の元になるプレゼントを頂きました。さて今日から渡のことも仕事もがんがんこなしますっ!皆さんにもこの元気の元が少しでもとどけばいいなぁ。と思います。皆さん本当にありがとうございました!