ついに買ってしまった、恐ろしいサンドイッチ。ワイルドなアメリカ

Facebooktwitterで反響が多かったサンドイッチ。岩か?とか、固まりとか、パンはどこ?と言われた物です。
ついに購入。このサンドイッチの名前は"Sandwich poor boy"

これで4ドル。(日本円で400円ほど)
ここは近くにあるちょっと高級なスーパー。果物が外れた事がないし、野菜が新鮮。一番使うスーパーです。
さらに気にいっているのは、サラミやハムなどの売り場。注文してからカットしてくれるので、ぱさぱさになってないし、おいしいのです。

このサンドイッチ、このコーナーの対面にある冷蔵庫で見つけました。スーパーとしては、それなりにする店なのに、なぜこんなに安いのか?と不思議でしょうがなかったのですが、購入して判明。
このサンドイッチは、このサラミやハムなどを切っているコーナーで出た切れ端をこのサンドイッチにいれて売っています。切れ端...といっても、カリフォルニアの人のやる事ですから、
「えー!!これ切れ端?」と聞きたくなるようなものです。とにかくザツなので、日本人のお店だったら端っこのぎりぎりまで綺麗に切って、定価で売ってると思う。
中身のハムの色がちがってみえるのは、
サラミや、ローストビーフ、ターキーやチキンなどのハムが一緒に入っています。ターキーなどは、ハーブと一緒にいれてあるものもあり。これって「お正月の福袋に近いんだ」と解った。

なので、これはこのまま食べるのではなく、分解するのがいい気がしました。まずサイドのパンの部分はバターやマスタードなどが塗られているので、数枚と普通に食べる。
それ以外のハムの部分は、はがしていき、それを切ったフランスパンなどにのせて、さらにトマトやキュウリなどを乗せてアペタイザーにしたら、まちがいなく10人分はありそう。ワインと合いますねー。最高かも。

こういうザツなところが私は結構好きです。自分の性格に合ってるのかも。

実は魚に関してもアメリカの人はおおらかというかザツというか....。
うちから40分くらいの所にハーフムーベイという海があるのだけど、そこは、自分で船(ボート)を持って行って海にでて釣りを楽しむ人たちがいます。近くには魚屋さんもあり、こちらは漁師の方がつって来た魚を売っています。私は鮭でもさばくし、マグロは小さいのでしたら自分でさばきます。息子が小さい頃は遊びがてらよく買いに行って、自分でお友達の分まで塩鮭を作ったりしておりました。

さて、ここの「個人がボートをもってきて出航させる船着き場」は、魚をつった人が自分でその場で魚をおろせるようになっています。水場があって洗える訳です。渡は魚が好き(食べるのは嫌い。魚の丸ごとをみるのが好き。魚の卸問屋は大好き。)結構マジメに見ていました。

私も魚を釣ったおじちゃんたちのさばき方を見ていたのですが、私としてはありえない裁きかたです。魚は3枚おろしとかにするのではなく、包丁をスプーンのようにして、身をすくってる。「まんなかの身をとるだけ。」みたいな感じ。大量に身がついたまま捨てています。その捨ててる身を鳥が盗んで食べるか、鳥が集まりすぎると害になるので、おじちゃん達は、そこに設置された大型のロックのついたゴミ箱に捨てています。
あぁぁぁぁ、、、ありえない。君たち、そんなことしたら、もったいないお化けがでるよ!!と説教したい。
(笑)
渡がおろされていく生きた魚をあまり真剣にみるので、おじちゃんたちともすぐに仲良しになって、いろいろ話して、
「これもったいないよね。日本じゃ、綺麗におろして売ってるよ。」と話すと
「いいんだよ。うち、ばーちゃんしか家にいないし。」とかいうので、頂く事になりました。
アイスボックスにいれて持って帰って、再度自宅で綺麗にさばいたら、なんと大皿4枚分の刺身ができ、(魚のサイズが日本のまな板の倍はあるので。)頭は煮物に。(これだけでも大皿に3杯はあった)。骨に付いた身の細かい部分は炒めてフレークにして、押し寿司に。それでもまだまだ身が残り、それらはみそ汁仕立てで野菜と煮るとなんと10名ほどの人たちの夜ご飯になりました。

とにかく穫りたてです。食べるとおいしいに決まっています。召し上がった人たちからは、
「これおいしい!!どこで買ったの?こんな新鮮なお魚がここで食べれるなんて!」と聞かれたので、
「あっ、これ、全部ゴミだったんだよね。なのでタダ。」
というとみなさんギョっとされてました。
これほどおおざっぱなカリフォルニアの人たち。
結構気に入ってる私です。