2017-12-17
■[シリコンバレーでの私たちの暮らし][自閉症児と旅行]渡が世界の遺跡を見るとどうなるか?

ロサンジェルスのディズニーランドには、ソーリン・アラウンド・ザ・ワールド という乗り物があります。これは、乗り物にのって、世界各地の建造物や、遺跡が見れます。
渡はどこになにがあるのか?世界地理は3歳レベルなので、わかっているのかな?と思っていたのですが、なかなか理解している模様。
まずは、ホッキョクグマ。
Polar bear!(ホッキョクグマ)North Pole(北極)
と叫んでいます。すごいじゃない!世界地理は3歳レベルだと思っていたけど、わかっているじゃない、と感動。けど、その次の言葉がすごい。
コカコーラ。
.....たしかに。コーラの宣伝に使っている動物は、北極ぐまだけど、ここでいうことじゃないような気が...。
次に見たのは、
インドのタージマハル
インド!タージマハル!
とすごい英語発音で叫ぶ渡。わかってるんじゃない!と思っていると、
いや、住んでないし...。
次に見たのは、万里の長城。
チャイナ!Great Wall of China!!
と完璧な英語発音で、言っている。そうなんだ。万里の長城も知っていたのね。なんだかんだと知っているんじゃない!と感動していたら
パンダ・エクスプレスがある。
いや、それ、カリフォルニアのどこにでもある中華のファーストフードで、中国にはないし....。
さらに見たものは、フランスのエッフェル塔。
The Eiffel Tower!!
と完全なカリフォルニアなまりで絶叫しておりましたが、
ラスベガスにある!
いや、違う。ラスベガスにあるのは、ホテルだし。あれは、偽物だし。本物はフランスだし...。
というので、再度、遺跡をきちんと教えた方がいいかなと思った昨日でした。
ちなみに、この乗り物、日本では2019年に日本でも乗れるようになります。
2017-12-16
■[自閉症児と旅行][シリコンバレーでの暮らし]いざ!ディズニーランドへ。ランド内をうろうろして、歩いた距離はなんと22kmでした。

さて、早朝から起きてディズニーランドに向かいます。渡が朝の4時から起きて騒いでおりました。
お姫様と記念撮影をできる場所に向かった渡。
とにかく笑いを取らないとモテない西海岸。話せなくてもどうにか、にこやかにしてもらえるように工夫する渡。帽子を脱いで、お姫様に挨拶。
お姫様からバッチリとウケを取り。
うまく話せないので、Voice4uを使って、iPhoneで
"I love you."
を伝える渡。
さらに伝える。
一体、何人のお姫様をナンパするのか?
けど、いろいろ使いながら、長く会話できて嬉しい模様です。
ディズニーランド内を歩いていると、お掃除の人が水で書いたミッキーが、すごい。
プリンセスフロッグのお姫様まで一緒に写真をとる。
歩き回って、写真をとって、
楽しみました。渡はゲームができる場所にいって、一等賞のダンボのぬいぐるみが欲しかった模様。けど、渡にゲームができるわけはなく....。なんとゲーマーのお姉ちゃんが一発でゲット。
うれしくて、背中のリックに入れて歩く渡。
カリフォルニア・アドベンチャーにも行き、ディズニーランドもいき、でなんと今日1日の歩いた距離は22kmでした。あー疲れた。
存分に楽しんだディズニーランドでした。明日は、カリフォルニアアドベンチャーであった笑える話を書きます。
2017-12-15
■[シリコンバレーでの暮らし][自閉症児と旅行]敗者復活に挑戦する渡

前回、渡がお姉ちゃんの家を訪問して、ディズニーランドに一緒に行きましたが、なんと喘息発作出て、玉砕。数時間いただけで、お姉ちゃんの家に舞い戻り、ほぼお姉ちゃんの家で休むことになりました。
今回は、その敗者復活戦で再度、ロサンジェルスのお姉ちゃんの家に向かいました。
途中、Casa de Frutaという道の家のようなところに止まって休憩。公園や小さな電車も走っていて、渡は大好き。孔雀も大量に放し飼いしています。
孔雀はこんな感じで大量にいます。
渋滞にも散々巻き込まれながら走ること8時間。
途中、ロサンジェルスまであと200キロ弱というところで、すでにこの煙。ロサンジェスルの西側の場所がまだ火事で燃えているからです。渡が撮影してくれました。
ちょっと喘息のような咳が出始める渡。焦る私。また前回のように喘息で熱が出るのか?と心配です。本当は1週間前に敗者復活をする予定でしたが、ロサンジェルスの火事があまりにひどく、お姉ちゃんから「渡は来ない方がいい」と言われて1週間伸ばしています。
さて、山越えしてロサンジェルス入り。なんと、香穂がいうように、ロサンジェルスのほうは全く煙がきていなくて、サンノゼのほうがロサンジェルスの西側の火事の影響を受けている感じです。
お姉ちゃんにも無事に会えて、大興奮。
さて明日は、ディズニーランドです。
2017-11-24
■[シリコンバレーでの私たちの暮らし][自閉症児と旅行]ディズニーランドへ

渡。ついにディズニーランドにやってきました。
マメにお小遣いを貯めて、到着。すぐにお姫様に会いに行くことに。やっと目的達成。よく頑張ったと思います。
緊張して何も話せないので、iPhoneでVoice4u を使って告白しておりました。
さらに、大好きなメアリーポピンズをみつけると、お茶目なあいさつ。
吹いた。
これは、マジだと思ったのは、歩いているお姫様を引き止めて撮影する方法。ディズニーランドのファンの方ならご存知の方も多いと思いますが、お姫様やキャラクターが撮影を終えて、舞台裏に歩いて戻る時は、話しかけてもなかなか立ち止まって一緒に撮影してくれません。おいかけてもなかなかポーズは撮ってくれないので、撮影場所から、舞台裏へと向かう白雪姫を見つけた渡も、撮影できないな、と思っていた私が甘かった。
今日はThanksgivingなので、普通は挨拶は、
Happy Thanksgiving !!(感謝祭おめでとうみたいな感じ)
と言うのだけど、渡は、例のイタヅラを思いついた時の「ニタッ」と笑って、突然白雪姫に
Happy Holiday!!(クリスマスおめでとう、みたいな感じ)
と挨拶した。さすがの白雪姫もぷっ、と吹いてしまって立ち止まってくれて、
Thank you!
と笑ってポーズ。吹いた私。けど、あわてて、携帯を取り出して、撮影。
こういう一言で笑いをとるというのは、お得意の渡です。少ない語彙をフルに使ってナンパするのは渡の十八番ですね。
ただ、この辺りで渡が急に元気がなくなってきた。どうも、暑さと空気が悪かったこともあって、喘息が出てきた模様。
あわてて、レストランに避難。
ピザを食べたいと言うので、渡がいつも食べると決めている大好きなピザをみんなでわけることになりました。どうせいというねん!!!と言いたくなる全長1mのお布団なピザ。
結構食べてはいたものの、なんだか元気がないままなので、今回はディズニーランドはここでおしまい。半日の訪問になりました。けど、相当しんどくなってきたみたいで、なんの文句もいわず、すぐに車に乗り込んでお姉ちゃんの家へ。
よほど疲れたらしく、寝ている渡。明日はランドは無理だなーということになりました。
よく寝てねー。
2017-11-22
■[自閉症児と旅行]お土産を持っていざ南へ

さて、お姉ちゃんへのお土産を持って、詳しい知恵をしぼった渡のお土産のことはこちらです。→自閉症の渡のお土産に対する知恵の絞り方。
さて、ロサンジェルスに向かいます。途中は渡が大好きなPismo Beach (ピズモビーチ)があるところへ。しかし、その少し手前には、ワインの街 Paso Robles (パソロブレス)があります。この辺りのワイーナリーは、お友達のようになった人も多く、大学の時はよく立ち寄ることがあり、香穂が一緒について来ると
「舞台の調子はどう?今度は何の舞台をするの?」
などなど盛り上がって話しておりました。
大学院は家から北側になり、家から通学していたので、南に下ることも少なくなり、ワイーナリーへの立ち寄りも減りました。
ということで、久しぶりの訪問になったワイーナリーたち。伺ったところは、どこも顔見知りの人たちが働いているので、娘がロスで就職し、行きたかった道に進んだことや、自閉症の渡がお姉ちゃんの就職を喜んでいて、今から就職後、初めてロサンジェルスへ会いに行くことを話したら、我が事のように喜んでくださった。長く通っているワイーナリーなので、皆さま、渡の成長に感動。
試飲も試飲にはない他の種類のものも、今年はどんな感じか聞いてみると、どんどん開けてくださって....。もうしわけなかったけど、飲んでみるといろいろ傾向がわかりました。
次のワイーナリーでも大歓迎される渡。飲めないのにね。このワインは、なかなかです。
私のお気に入りのテーブルワイン。試飲にはないのですが、開けて下さいました。
珍しかったのは、こちら。
ということで、渡は母が長々とお話ししている間、静かに待てた。大量に買った全てのワインも車に運んでくれて、なんだかすごく上手にエスコート役をしてくれました。
いろいろ付き合ってもらったので、なにか渡にお礼をしなきゃなーと思いつつ、ホテルにチェックインしたら、なんとホテルの方が、スィートルームにして下さった。渡が豆粒....。
部屋が大き過ぎて、声が響くので、息子がきゃーとか、わーとか、お姫様!とか言ったら、お隣の部屋に聞こえるじゃないか?と不安だったのですが、息子はもっと小市民で不安な模様。
声が響く広すぎる部屋で不安になったらしく、「しーっ。」と言いながら、なんと突然、黙々と公文の数学をやり始めて、数時間...。あのぉぉぉぉ....。旅行中なんですけど....。公文の教材を持って来ていたことにもさらに驚く母...。母は母で、ホテルにコインランドリーがあることを発見し、息子の大学でつかった汚れた服を洗ってました。全く変わらない日常の風景を描き出す私たち....。小市民親子です。
とりあえず夜の海も歩いてみました。
2017-11-08
■[シリコンバレーでの私たちの暮らし][自閉症児と旅行]24時間のラスベガス観光終わり!

約24時間の滞在になった息子のラスベガス旅行。呑めるわけでもなく、カジノをするわけでもなく、24時間食べ放題のチケットを買って、ただひたすら歩くかお菓子を買うか、ご飯を食べるかの旅でした。24時間で歩いた歩数、約4万4千歩。
ここにも行きました。
Bubba Gump(映画のフォストガンプのレストランです。)
のお土産屋さんで、ありえなくきしょいエビ🦐のマグネットを「買って、家に連れて帰れ」と店員さんに勧められた。
こんな感じ。気持ち悪い、このエビ。これを冷蔵庫に貼ればいいと店員さんはいうわけです。肌色に近いエビ...。冷蔵庫に貼る...想像しただけでなんか、ぞっとした。
絶対に嫌なので、
ありがたいのだけど、我が家には3匹の猫がいるので、このエビの人生を考えると連れて帰れない。
と丁寧にお断りしたら、大爆笑してご理解頂けた。
帽子屋さんにも行きました。機関車トーマスのトップハムハット卿になりたかった渡。
まだまだです。
なぜか生き物に好かれる渡は一羽のカモに好かれてしまって。つきまとわれたり。いやー、カモくん。
君のお母さんは、絶対に渡じゃないと思うよ。
ホテルのお庭にフラミンゴがいるというのを知っている渡は、そこへも立ち寄り。この時点で4万歩に近くなっていたので、私としては、結構疲れていて、休みたいとおもっていたのだけど、鯉がいけで跳ねるので、それを一緒にみようという..。鯉が跳ねるのよりも、椅子が恋しい母。
息子のお付き(介護ですね)でやってきたけど、私、まだ体力あってよかったわー、と思いながら空港におります。軽くなったお財布と、重くなった体重とともにサンノゼに戻ります!あーー、仕事したい、、。
2017-11-07
■[シリコンバレーでの私たちの暮らし][自閉症児と旅行]ラスベガスに渡と行って来ました。 #ミツカン 万歳!

午前中の息子の大学が終わってから、いざラスベガスへ。大学までお迎えに行って空港へ行って来ました。
渡の遅い夏休みです。今年はお姉ちゃんの就職•引越しなどで、お手伝いやお留守番が多かった渡。そんな中でも、しっかりと職務を遂行したので、ご褒美旅行です。日々頑張って働き、おこずかいを貯めての旅行。飛行機代もお姉ちゃんが安い飛行機を探してくれたため、自分で購入できました。朝から「渡の大冒険!」と自分で言いながら空港へ。渡を連れての旅行なので何があるかわからないので、2時間前に到着の私たち。無事にセキュリティーもクリアーし、(担当の人が優しくて涙出そうだった)母はのんびり休憩でございます。渡は大好きなピザを食べておりました。母は、
ワインをのみ、
顔面が埋まるような大きなサラダを食べ...。ふとテーブルをみると、「4人の修行僧」って書いてあるビネガーを発見。
面白い名前だなと思って、使って見たら。むちゃくちゃ、美味しい。えっ?これ有名なの?
と思い、ネットで検索。絶賛されていたので、へーー!!知らなんだ。と思って瓶の裏をみたら、なんとミツカン酢が製造しておりました。カリフォルニアにもおおきなミツカンの工場があって、そこが製造元の模様。
すごいミツカン!おそるべし。
チェックインの時に、搭乗の順番がなぜか私と渡とで離れてしまうしまうことになり。狭い通路を周りの速度に合わせてまっすぐ歩くことができないのと座席が指定されていないところで、座りやすいところを探して座る、というのは難しいので、係の方に話したら、すぐに自閉症だとわかってくださって、行きも帰りも優先搭乗にしてくださって、
「どうぞ、一緒に乗ってくださいね」
とのこと。ありがたい。誰にもご迷惑をかけずに、すぐにすわり、荷物もきちんと棚の上にあげれました。ほっ。
さて、飛行機もやって来て、ラスベガスに到着。機内でも非常に静かにマナーもきちっと守って過ごしました。
日が陰る中。ラスベガスに到着。旅行に行く時はお姉ちゃんが、お土産にかってきてくれたStetsonの帽子。お姉ちゃんがくれたものは大事に、大事にしていて、旅行の時に必ずかぶります。謎な行動...。
空港からホテルまでは、Uberで運んでもらいました、24時間の滞在です。Enjoy! 渡!
2017-02-08
■[自閉症児と旅行][シリコンバレーでの私たちの暮らし]ディズニーランドに行ってきました。

ここのところお姉ちゃんと渡のスケジュールが忙しすぎて、全くスケジュールが会いませんでしたが、やっと合ったので、慌ててディズニーランドに行ってきました。このディズニーランドの前後の日は、ロサンジェルスも大雨警報などが出るくらい激しい嵐と大雨だったそうです。ディズニーランドでお友達になった老夫婦は、DLの近くに住んでいるので年間パスを持っていて、夫婦で毎日のようにデートに来たり、孫を連れて来たり、息子の友達を連れて来たりするそうです。海外からきた息子のお友達を連れて訪れた先週は、観覧車内部まで浸水し、足を上げないと乗れない状態だったそう。。It's a small world の船も全て半分くらい入水して濡れまくって乗ったそう。ディズニーランドではめずらしい3時間早めの閉園になったそうです。おじいちゃん、おばあちゃんからは
あなたたちは本当にラッキーね。
と言われて喜ぶ香穂と渡。
さてさて渡がここについたら、することは、Voice4uをつかって、お姫様のナンパ。緊張するとさらに口頭での話が難しくなるので、使っております。
Voice4u AAC を使って、
ナンパ
ナンパ
さらにナンパ
ただ、自己紹介をして、I Love you
というのを表示して伝えるだけなのだけど。それでも思いっきりお姫様も喜んでくれて、渡も大喜びで、このためだけに1年間公文をがんばったかいがあったそうです。
この子もとりあえず、I love youは伝えて見た渡。
ところが、渡は、I love youと伝えてから、気がついた。そーいえば、ピンクのこの妖精は、見たことがなかった。誰なのか?わからない渡。
写真を撮り終えてから、
「ところで、あなたの名前なんだっけ?」
最悪....。けど、夢の国は笑って答えてくれました。
いや、マジ、お姫様好き。
ということで、ある程度お姫様と写真をとったら、今度は乗り物乗りまくり。
渡は乗り物を待っている間、揺れたりしてどうしても目立つので、係の方がなにげなくお声かけしてくれます。
「元気?」とか、「どこからきたの?」とか。いろいろ話しているうちにわかったことは、ディズニーランドは、1月中旬から3月中旬までの2ヶ月が一番空いているらしい。
なので、またおいでねー。とかかりの人たちとも仲良くなって、無事に帰路についた私たちでした。
2016-01-21
■[自閉症児と旅行][日本]アメリカに帰ります!

東京でいろいろ人に会い、大事な用事も済ませたので、帰ります。今回は、お友達の尽力もあって、人間ドックも全て済ませた私。やっぱり元の健康体に戻っていて、検査の数値も完璧らしい。血液検査も20代くらいの数値を叩き出している模様。MRIもみてもらったのですが、なんの異常もなし。さてこれからバリバリ働いてくださいということですね。
子供たちが飛行機に乗る前に行きたいところに行きましょうと話したら、なんとガスト。渡はたべれる物が決まっているし、香穂は食後にデザートを食べたいらしい。私は日本のうがいのコップ大ジョッキのビールを飲めるので、ガストに決まり。もっと最後にたべないといけないところがある気もしますが、渡のことを考えると、まぁこうですね。けど、昔とちがってファミレスもすごく美味しくなっている。レベル高い。けど、私は、少しづつアメリカのステーキと持つと腕が痛くなる大ビールジョッキが恋しくなってきております。日本のステーキは上品なサイズ(生姜焼きと間違う)は、今回はパス。最後には、体に優しいきのこ雑炊になりました。これもすごい美味しかった。こういう繊細な食べ物は日本食はすごいー。
帰ったら、また分厚いステーキはいつでも食べれるし。こんなものや、
どうみても布団にしかみえないピザ。
腕が腱鞘炎になりそうなビール。
どうやって噛むんだ?と思うハンバーガー。
は、アメリカにもどってから頂きます。
日本でお世話になった皆さん、ありがとうございました!!
2016-01-18
■[自閉症児と旅行][日本]いざ東京へ

さて、東京へ向かいます。朝の時間は、実家で掃除機をかけたりとバタバタしていたら、徳島で会った叔母が宅急便で慌てて荷物を送ってくれました。叔母が持っていた私の小さい時の私の写真も送ってくれました。香穂がみて
いやーこれ、小さい時から、「悪戯するゾォ」っていう顔してたんだねー。笑うわー。
と言われて、持ち出し禁止の写真が一枚増えました。他にはこんなものまで送ってくれました。
父の大学合格通知。
同時は、大学は合格発表を見に行くか、大学が郵便で合格通知を送ってくれるのを待つかの2つしかなかったそうですが、父は高校の部活の先輩が先に通っていた為、合格を電報で教えてくれたそうです。
その通知を叔母がずーっと持っていてくれたらしい。昭和29年と書いてある気がする。
さらには、父が就職の為に上京する時の船上での写真。
叔母はその頃はすでにお嫁に行っていて、下の弟の上京をどんな気持ちで見送ったのだろうと思いました。こんな写真をずーっと大事に持っているところからもやっぱり姉って弟が可愛いんだろうなーと思います。この弟思いのおばちゃんの気持ちは香穂が受け継いでいる気がする.....。
叔母は香穂が
おばちゃんが作ってくれた里芋。大阪にきて一番に食べたけど、美味しかった。あんなに美味しいお芋は初めて食べた。
というのを聞いて、あわてて追加で送ってくれました。
急いで煮る私。本当においしい。なんだか、バレーボールですか?と聞きなくなるような大きなお芋でも、すごく柔らかくておいしい。
叔母は、さらに香穂の名前の由来になった前庭に立つ私の祖母の写真も送ってくれました。
後ろの家は祖母の家ではないのだけど、この右側にいつも青々と育つ稲の田んぼが広がって見えます。その景色が綺麗で、香穂の名前がついたというもの。叔母が記念にくれました。80年以上、畑で働き続けた祖母。
私の尊敬する人でもあります。
おばさん、嬉しい贈り物をありがとう!さて、パッキングも掃除も終わったので、東京に向かいます。
2016-01-17
■[自閉症児と旅行][日本]徳島でも渡らしいことが起こる

父とご飯を食べて、子供たちも大盛り上がり。さて、ホテルのお土産物屋にいって土産物見ましょうとなりました。土産物屋では、2000円で1回抽選ですと言われて、私は4000円買ったので、抽選が2回できることに。子供たちにガラガラと音がなる抽選をしてもらうことになりました。まずは香穂。ひきましたが当たりません。香穂はなぜかこういう抽選は当たらない。店員さんが
残念です!
とテッシュをくれたので私が父に
香穂は当たらないんだけど、渡は当てるから。渡は当て物のキャリアはすごいから。
と話しておりました、お店の人はなんだか笑っておりましたが、渡がひくと、見事に当たり!!店員の方がおおきなベルを高らかに鳴らしてくれました。そして
おめでとうございます!!
と言ってくださった
渡は両手を挙げて、やった!と大喜び。店員さんのほうがおどろいた感じで、
彼はいつも当たるんですか?
ときくので、
えぇ、生まれた時から、当たり癖があるみたいなんです。
というと、店員さん、きょとん。なんだか狐につままれた顔になっている。
香穂と父は、わかって笑っておりました。父は「やっぱりすごいなー。」と言っておりました。生まれた時から自閉症を当ててる渡。当てるということのキャリアが半端ないですもの....。
いただいたものは、軽いブランケット。
帰りの船で使えるねー。
と話すとさらに大喜び。さて、眉山のケーブルにのって徳島市街におります。
麓は阿波踊り会館。
阿波踊りをいろいろ見せてもらって、渡は踊り出す。あの軽快な音が好きな模様。帰りも大好きな船にのって帰れると思うと、どうもウキウキです。風の音がすごいけど。
さて、明日は東京です。
2016-01-16
■[自閉症児と旅行][日本]自閉症の渡を連れてのお墓参り

さて、徳島にお墓参りでございます。自閉症の子供を連れていて一番大変なことは冠婚葬祭。我が家はアメリカ住まいということもあり、日本の冠婚葬祭はほぼ出たことがない。今回は、父とお墓参りをしたいと思い帰国。数十年お参りしていない祖母と祖父のお墓です。来年はもう渡も香穂もなかなか自由に日本に戻れないだろうし。けど、渡のご機嫌を保ちながら、いかに墓参りをするか?は大きな課題。私にとっては挑戦でした。お墓だって、とにかく長ーーーく農家をやっている父の家は、お寺の区画のようにきれいに整備してあるわけではありません。
簡単に車を横付けしてお参りできるというものではありません。私が小さい時は「子供が行ったら危ないから」ということで、お墓参りの間は祖母の家で待たされたくらいです。昔、祖母の家で仏壇のお位牌をみたら、なんと一番古くて確認できたのは元禄というのがあったくらい...古い家です。
さて、このような場所に行くのに、アメリカで生まれ育った自閉症の渡がご機嫌で大阪から徳島に到着するのはどうすればいいか?考えたら、思いついた!そうだ水や海が大好きな渡だから、昔のように船でいけばいいんだ!
いろいろ調べていたら、好きっぷという南海電鉄が出しているチケットが徳島までフェリーでなんと2000円。
南海線のどこの駅からでも2000円でした。すごー安い。高野山から徳島までフェリーにのって行っても2000円。渡のことを考えて、とりあえず電車は指定席で、香穂と隣に座れるようにしました。
さて当日の今日。和歌山港まではまったく問題なく到着。船に乗り込むともう驚きの渡。
中から、こんな風景が見える。
今の時期、船にのって徳島に行く人もいない模様で、ガラガラ。
渡には最高の船の旅。飽きたら、甲板に行ってもいいし、どこに行ってもいい。2時間ずっと海の上。そりゃー楽しい。
iPhoneで、見せてあげると自分が海の上にいることがわかって、これも興奮。
笑顔もこんな感じ。
嬉しすぎて飛ぶ。
という楽しい船の旅行です。私は、のんびり寝転がったり売店で買い物したり。面白い飴をみつけた。
父に見せたら
「ああ。これが阿波野まいか。」と知っている模様。へー。南海を使う人しか知らないキャラかも。
のんびり徳島に到着。
港には、私のいとこと叔母が車で迎えに来てくれていました。いとこは私が小学生の頃に大学に行って、そのまま都会で働いたため、小さい時に会ったきり。けど、会うなり
いやー、ゆみちゃんは、まったく変わらんわー。おじちゃん(私の父)がいなくてもゆみちゃんが一人で来ても、すぐにわかる。
と言われてしまいました。香穂と渡が徳島が初めてということもあり、すぐに丈六寺につれていってもらいました。
丈六寺には血天井というのがあります。これは、1582年9月16日の話。新開実綱は、長宗我部元親から、中富川の戦いの褒賞の相談と言って呼び出されます。長宗我部元親は実綱の密告を疑っていた為とも、実力がありすぎて怖かったとも言われていますが、この宴会の時に刺客を送り込み、新開実綱を殺します。それが、縁側で殺したといわれており、おばたちは、縁側の床の下にも刺客が忍び、上にやりをつき上げたとも教わったそう。
その縁側の板はいくら拭いても血が落ちず、床を外して天井に認め、丈六寺の血天井として現在も残っているというもの。
たしかに、写真ではわかりにくいですが、手の跡とか残ってる
怖すぎる....
さて、ずっと車を運転してもらったいとこは蘭の栽培をしていて、本日出荷日だったのにもかかわらず、運転していろいろ連れて行ってくれています。渡が自閉症だということは話してあったのですが、なんだか全く気にしない模様でしたが、随分と気を使ってもらって、渡が水が好き、魚が好きだというとすぐに丈六寺の近くの水がきれいで鯉を飼っているところを歩いて探し出してくれて、車に乗せてつれていってくれました。
さて本題のお墓参り。まずは祖母が住んでいた家はすでになくなっています。
実はこの祖母の自宅の庭は高台にあり、そこから広い田んぼが見渡せます。その田んぼには、稲が植えられていて、風が吹くとその大きな田んぼの稲が波打つのです。香穂の名前はここからきました。10月に生まれた香穂。
日本人にとってとっても大事な稲穂がなびく風景を思い出して、人さまに大事にされるよう、人様のお役に立つ稲穂のようになるように。そしてこの庭の風景からみて胸いっぱいに吸った幸せな稲穂の香りのようにみんなを幸せにできるようにと思い、「香穂」と名づけました。1月の今は、田んぼの稲はすでに刈り取られておりましたが、香穂には私の気持ちは伝わった模様です。
さてお墓へ向かいました。歴史が長いだけあって大量のお墓。たしかに山道。
古いものは、どれがどれだかわからないと笑う叔母。
昔の農家のお墓は決して立派ではありません。
上のほうにやっと祖父母や親戚のお墓がでてきました。念願のお墓参りです。
おばあちゃん、やっと来たよ。まさか孫がアメリカでひ孫を生むとも思っていなかっただろうし...驚いているだろうな。なんだかすごくほっとしました。
お墓参りが終わって、いとこの家につれていってもらいました。蘭のハウス栽培。
こんなのが山のようにあった。
いとこの家(叔母の家)でのんびりさせてもらってから、ホテルに落としてもらいました。ホテルでは父と子供たちと食卓を囲み、いろいろな話をして、お酒をのんで、素晴らしい時間を過ごしました。ご飯を食べ終わったあと。ホテルのお土産物屋で、また渡らしいエピソードが生まれたのですが、この話はまた明日。
2016-01-15
■[日本][自閉症児と旅行]昨日から宿泊しているアイビースクエアーと大学の先輩がやっている超本格カレーの阪急池田のお店

昨日の夜から泊まっている倉敷アイビースクエアーですが、創業当時はすごい人気で泊まれませんでした。紡績工場だったということもあり、創業当時私の父は、
一度泊まって、紡績工場がどういうところだったか?知っておくのはいいことだ。
ということで、父は結構苦労して予約を取り、家族旅行で連れて行ってくれました。私が小学校の低学年の頃だったかもしれない。そんなことはすっかり忘れていたのですが、日本に行く前にいろいろと香穂が教材の一環として、幕末から昭和初期の建物などを探していた香穂が、
倉敷にアビースクエアーというホテルがあるんだけど、そこはどうかな?
と言ってきたので思い出した!ということで泊まることになりました。
昔からの家具などをきれいに磨いてあったりして、建物は当時の面影を残しています。
渡もこのホテルがすごく気に入った模様。
こんな感じです。
館内には人工温泉(準天然光明石温泉)もあり、大浴場大好きの渡はご満悦。
美観地区も楽しみました。
橋もすごい。
ということで、今日は朝早くから大浴場に入って、大阪に向かいます。
実家に行く前に前回横浜で臨時休業だったラーメンミュージアムに向かいます。阪急池田駅から歩くこと数分。
自分でインスタントラーメンが作れる博物館。入場無料で、300円払えば自分のカップヌードルが作れます。香穂作。映画、Big hero6
渡はおねーちゃんにアナ雪を頼み。色も少ないし、楕円のところに書くのはむずかしいのに、時間がないので、さっさっさーと描きまくる。
渡が作ったカップヌードル。わけわからん。
うちの新しい会社のマスコット、Tabby(トラ猫)とチキンラーメンのひよこのカップヌードル。
家族の絵のカップヌードル
ということでたくさんのカップヌードルができました。
ということで、今回の池田の私の一番の目的を果たすことに。
なんと自転車部時代の先輩が、阪急池田駅前に本格カレーのお店を経営しています。
ガネッシュ(Ganesh)
大阪府池田市呉服町1-1 サンシティ池田 BF B-105
駅前のサンシティの地下です。
ネパールやタイなどで料理修行をされ、長岡で10年くらいお店をされてますので、非常に本格的なカレーです。
営業時間は
11:00〜18:00
ランチ営業ですので、ぜひみなさまお気軽に足を運んでください。
私はウン十年ぶりに先輩に会いました。とにかく部活一優しい先輩で、大好きな先輩でした。むちゃくちゃいい先輩ですので、気持ち良く食事ができますので、どうぞ阪急沿線の方、お運びくださいませ。途中下車する価値ありです。
先輩、もうちょっと太ってください。私が太って見える(笑)
むちゃくちゃ美味しいカレーをありがとうございましたビールも美味しかったです。
ということで、大阪での私の目的を達成しましたので、実家に戻ります。明日は今回の帰国の目的、「徳島へのお墓参り」でございます。
2016-01-14
■[日本][自閉症児と旅行]いざうどん県、香川へ!

早朝、まだ真っ暗いうちにホテルを出て、香川県へ。今日は日帰りで倉敷ー香川を往復します。
すごく冷え込む日で、気温2度とか。けど子供達は、海の上を電車が走るというので、大よろこび。電車の中から朝日をみました。
天気がイマイチだったのですが、こんな感じで周りが明るくなってきました。
海の上を走ってるというので、興奮していた子供達も高松につくとお腹ペコペコ。寒いし、乗り換えもいるしで、とりあえず、うどんになりました、とことがうどん屋がわからず、朝から寒い中、迷子に。やっと見つかり暖かいうどんを食べてほっ。
さて、母は、用事をこなすためにこれから先も電車に揺られてでかけます。香穂やと渡は日の出とともに開門の「栗林公園」へ。
あまりに広くて、さらに寒くて驚いたそうですが、いろいろ見て回ったらしい。
こんなところだったらしい。(母は別行動していたので、わからず)
渡が一番喜んだのは、鯉のえさやり。栗林公園は鯉に長いおふをちぎってあげるので、鯉の食いつきがいいらしい。餌あげながら、歌ってる。
5本もふをあげて、6本目をあげるというので、さすがにお姉ちゃんに
「渡。自分のお小遣いで買いなよ。お年玉ももらったじゃん。私のお金ばかり使わないでさー」と指摘されたら、鯉のえさやりは終了したらしい。守銭奴弥。
さて母の用事が終わったので、午後から倉敷に戻ります。
白壁の美観地区を歩き、また撮影しまくる香穂。私と渡はおちゃを飲んだり、3000年続くお店に立ち寄ったりしております。栗林公園での鯉のえさやりに感動した渡は倉敷でも鯉に餌をやったけど、倉敷の鯉は地域の人からもっといいものをいただいているらしく、誰も餌は食べず、鳩が狙うという感じでした。栗林公園の鯉は本当に嬉しかったようで、ずっと鯉が餌を食べる真似をしておりました。「しゅぽん、しゅぽん」と餌がくちの中に入るんだと真似してくれるんですが、それずっとやり続けけたら、怖いよ。となって終了。
美観地区を歩いて、オルゴールの演奏を聴いて、癒されまくって、さて夕飯。地酒飲んで幸せな夜でございました。
これぞ、日々頑張って働いた成果、ですね。
話は変わりますが、僕が住む愛知県に「ミツカン酢ミュージアム」というところがあります。以前、見学に伺う機会が有ったのですが、僕は参加しそびれてしまいました。
カリフォルニアにもミツカン酢の工場が有るというのは、ちょっと驚きでしたし、ちょっとした豆知識になりますね。それにしても、
「4人の修行僧」
って、なんだか不思議な、でも、面白い名前ですね。日本食での酢の物はよく口にするのですが、アメリカの食卓でも酢の物をいただく機会ってあるのですか?