久江羽の読書?日記

長々放置しておりますが、時々腐的な何かを書くと思います

今日おじゃました家に雛飾りがありました。旧暦で考えると4月3日がひな祭りなので、まだ飾ってあるんでしょうね。私が子供の頃もそうでした。しかし、最近のお雛様は随分シックな装いになっているんですね。20年ほど前の姪っ子の雛飾りも、毛氈が緑色で驚いたのですが、今日のお宅のお雛様のお着物は非常に地味でした。私の好みからすれば、まとまっていて落ち着いた美しさがあるので“あり”かなと思ったのですが、それにしても地味でした。で、さらに驚いたのがお道具で、塗りじゃないんですね。小さな仕立てのものなので、こまごましたお道具はなかったのですが、並んでいたのは木目が生かされたものでした。雛飾りでどこが好きかと言えば、私としてはお道具の数々です。実家に行けばまだあるとは思いますが、我が家は女の子がいないので雛飾りはありません。もし雛飾りを買うとしたら、お道具に拘っただろうなって思います。ちなみに、シルバニアファミリーにも憧れがあって、子供が小さかったときに「どれか買ってあげようか?」と誘ってみたのですが、「いらない」と一蹴されてしまいました・・・ミニチュアって夢がありますよね。

スケルトン・ハート (新書館ディアプラス文庫)

スケルトン・ハート (新書館ディアプラス文庫)

★★★★★
おまけで★5つ。欠点が無いとは言い切れませんが、十分に私好みのお話だったので。
お互いに一目惚れに近い恋の始まりだったのに、若さからくる潔癖さと大人のずるさで遠回りすることになってしまった年の差カップルのお話です。3年も遠回りするなんて・・・それも同じ職場に居るのにですよ。
大学の工学部が舞台です。お仕事第一の私なので、久しぶりに新しいお仕事のお話が読めて大変嬉しいのです。工学部という未知の世界、教員だけでなく実習助手として様々な人が働いているんですね。“技能五輪”は聞いたことがありましたが、“マイスター検定”は初耳でした。あ〜楽しい。そこへ持ってきて微妙に方言も入って更によし。
朴訥で真面目でプライドも高いと、言うことなしの新米技術系職員・荒牧に、誰かに必要とされ認められることで己を保っているところがある大学助教授・千晶が関心を抱くわけですが、彼らが良かれと取った行動がすれ違ってしまった為に3年も遠回りをし、さらに大きな誤解を招くことになって・・・お互いの誤解が解けた時の千晶の言葉が好きです。「していいよ。いくらでも、ひどいことを。僕を置いて逃げるよりひどいことがあるか」・・・そうだよね。
一話目は千晶が後悔するような部分を持っていたのですが、二話目の「インビジブル・ハート」は“いけないことをしてしまった”荒牧が後ろめたくて・・・がメインのお話です。ケダモノ並みの荒牧でいいと思っている千晶なのに、優しく接しようと我慢を重ねる荒牧、再び二人が微妙に食い違っちゃって・・・で、前述ののセリフの続きです「僕は君に『ひどいことをしてもいい』と言った。覚えてるか」「あれは撤回する」「してもいい、じゃない。してほしいんだ。君のすることに、僕は我慢も何もしていない。どうしてそれがわからない?」・・・そして、「僕は、君だけに合う体になりたい。」ですよ。ここで、工学部助教授と技術職のカップルだった意味が存分に発揮されたわけですね。いやー、それにしても積極的な受さんです。
ちなみに、ヤマモモの木が象徴として出てきます。カバーのイラストにも描かれていますが、いまひとつどんな果実なのかイメージできませんでした。たまたま、今朝の新聞広告に入っていた植物の通販カタログにカラーで載っていまして、なるほど納得いたしました。表面がツブツブしているんですね。

種を蒔く人 (マーブルコミックス)

種を蒔く人 (マーブルコミックス)

  • 種を蒔く人

★★★★☆
本編はCabに連載されていたものを読んでいたので大体わかっていたのですが、始まりはその前の「攻×攻カタログ」に載った「ほれた×はれた」だったんですね。くんずほぐれつ状態の二人のお話から、よくもまぁこんなせつないお話に発展させてくれました。
目を引くのはドSの美人歯科医師・北神なのですが、彼を好きになって、虐げられてもただひたすら押しまくる、花屋の営業・南の一言一言がとにかく真面目でうれしいのです。過去の出来事で凍りついた北神の心を、ほんの少しずつ溶かしていくのです。で、そのやり取りがコメディなので、堅苦しくなりすぎず読みやすいんでしょうね。
一話毎にオマケの4コマもあってなかなかお買い得。

大崎さんと田町くん (アクアコミックス) (オークラコミックス)

大崎さんと田町くん (アクアコミックス) (オークラコミックス)

  • 大崎さんと田町くん

★★★★☆
山手線擬人化第2弾。カバーと折り返しが綺麗だなぁ。で、プライドが高い割りに空回り気味、いちいち大崎に突っかかりながらも、いいようにされちゃう田町くんのお話なのですが、赤面したところが最高に可愛いです。泣き顔もいいなぁ。なんだかんだで田町くんは大崎のことが好きだと思うんですが、大崎ってホントのところ田町オンリーじゃないでしょう?浮気者め!
他、ワンコ攻誘い受の新宿×池袋、甘えっ子攻オジサン受の有楽町×新橋、双子オジサンの西日暮里×日暮里、ヘタレ攻ビッチ受の原宿×恵比寿、前巻のメイン・オタク攻コスプレ受の秋葉原×渋谷と、いろいろ楽しめます。で、どれがよかったかと言えば、表題作と前作の二人かなぁ。あと、細かい解説が楽しかったです。それから、カバー裏の「吉杜的 山手な日々」も笑えました。ウチの近所のデパートで暇な中学生が呼び出し遊びをするノリに似ていますね。

  • 女王のコイビト

★★☆☆☆
カバーイラストと裏表紙のあらすじだけで購入したのですが、予想していたのと大きく違いました・・・
だって、おバカなコメディだったんですもん。自称王子の弘くんが、女王と呼ばれる徳大寺くんに猛烈アタックするお話なのですが、とにかくバカらしい・・・それなのにほだされていく女王様・・・
他、好きな人の好みに合うように可愛くなりたいガタイのいいお兄ちゃんのお話や、真面目君を落とそうとして自分が更生したダメリーマンのお話、生徒会長もの、大人の初恋ものなどがあるのですが、んんんーいまひとつ何が言いたいのかわからなかったのです。ごめんなさい。

  • 花咲ける庭の人

★★★★☆
王の寵愛を受けるには年をとりすぎ、外の世界へ出て行くにはあまりに無知な存在である庭師・エイレイと、護衛官の職を解かれてしまったシェラの、秘密の庭で交わされる大人同士の優しい気持ちのお話です。スカーフェイスのシェラは一見強面なので、強気だったり俺様だったりしそうなイメージがあるのですが、どちらかといえば理不尽な解雇をされても冷静に振舞える大人です。大人しそうに見えるエイレイのほうが納得いかない熱いものを抱えていて、シェラに少しずつ癒されていくのです。
あとがきによれば、まだこの先がありそうです。やっとお互いのことを理解し始めたふたりなので、この先の旅路も読みたいです。それから、ルカ(エイレイの後継者のはずだった少年)と王の侍従アルヴィンにもなにかお話がありそうで気になります。

ステイゴールド?恋のレッスンAtoZ?

ステイゴールド?恋のレッスンAtoZ?

★★★★☆
何回聴いたんでしょう?やっと感想書きます。
ぶりっこ腹黒攻・瑞紀×金髪ヘタレ受・健ちゃんです。まんま、代永くんと武内くんがはまり役でしたね。子供時代まで女優さんに任せないで済むハイトーンボイスが、一転ブラックになるとググっと低くなる。この落差は代永くんだからこそですねぇ。瑞紀のてのひらで転がされちゃっているのに、とっても素直にどんどん好きになっちゃう健ちゃんは、“みんなに恐れられるヤンキー”という設定がないと、ただの優しいお兄ちゃんですが、それでもよし。アマアマのベタベタを楽しみましょう。
で、マリコちゃんの腹黒さもなかなかなのでそこも楽しいです。それから、巻末フリートーク?でヤンキー二人が爆発しています。本編で少ししか活躍できなかったからねぇ。特典CDはメインの二人のトークです。しかし、代永くんは可愛いなぁ。

ルボー・サウンドコレクション ドラマCD 恋の呪文

ルボー・サウンドコレクション ドラマCD 恋の呪文

  • 恋の呪文

★★★★☆
翔太(CV.鳥海浩輔)の兄・榎本(CV.高橋広樹)の親友だった三原(CV.平川大輔)は、思わぬ出会いで翔太と付き合うようになるのですが・・・平川くんの色んなCDを聴いていますが、この三原役は、結構明るくてハッキリした滅多にやらないキャラだったんではないでしょうか?なんだか聴いていて楽しくなりました。原作はもう少し何かが欲しい感じだったのですが、声が付くことによって生き生きしたと思います。そもそも、三原にはもうちょっとマイナーなイメージがあったのですが、こんな感じのほうが正しいんだなって思いました。
で、榎本と望田編集長(CV.鈴木達央)がほんのチョイキャラだったのが心残りです。広樹さんとたっつんの無駄遣いって感じ。とりあえず彼らは特典CDでメインキャラより沢山しゃべってくれていますが、それがなかったら本当に無駄遣いだよねぇ。続編の布石ですかね?

今日おじゃました家に雛飾りがありました。旧暦で考えると4月3日がひな祭りなので、まだ飾ってあるんでしょうね。私が子供の頃もそうでした。しかし、最近のお雛様は随分シックな装いになっているんですね。20年ほど前の姪っ子の雛飾りも、毛氈が緑色で驚いたのですが、今日のお宅のお雛様のお着物は非常に地味でした。私の好みからすれば、まとまっていて落ち着いた美しさがあるので“あり”かなと思ったのですが、それにしても地味でした。で、さらに驚いたのがお道具で、塗りじゃないんですね。小さな仕立てのものなので、こまごましたお道具はなかったのですが、並んでいたのは木目が生かされたものでした。雛飾りでどこが好きかと言えば、私としてはお道具の数々です。実家に行けばまだあるとは思いますが、我が家は女の子がいないので雛飾りはありません。もし雛飾りを買うとしたら、お道具に拘っただろうなって思います。ちなみに、シルバニアファミリーにも憧れがあって、子供が小さかったときに「どれか買ってあげようか?」と誘ってみたのですが、「いらない」と一蹴されてしまいました・・・ミニチュアって夢がありますよね。

スケルトン・ハート (新書館ディアプラス文庫)

スケルトン・ハート (新書館ディアプラス文庫)

★★★★★
おまけで★5つ。欠点が無いとは言い切れませんが、十分に私好みのお話だったので。
お互いに一目惚れに近い恋の始まりだったのに、若さからくる潔癖さと大人のずるさで遠回りすることになってしまった年の差カップルのお話です。3年も遠回りするなんて・・・それも同じ職場に居るのにですよ。
大学の工学部が舞台です。お仕事第一の私なので、久しぶりに新しいお仕事のお話が読めて大変嬉しいのです。工学部という未知の世界、教員だけでなく実習助手として様々な人が働いているんですね。“技能五輪”は聞いたことがありましたが、“マイスター検定”は初耳でした。あ〜楽しい。そこへ持ってきて微妙に方言も入って更によし。
朴訥で真面目でプライドも高いと、言うことなしの新米技術系職員・荒牧に、誰かに必要とされ認められることで己を保っているところがある大学助教授・千晶が関心を抱くわけですが、彼らが良かれと取った行動がすれ違ってしまった為に3年も遠回りをし、さらに大きな誤解を招くことになって・・・お互いの誤解が解けた時の千晶の言葉が好きです。「していいよ。いくらでも、ひどいことを。僕を置いて逃げるよりひどいことがあるか」・・・そうだよね。
一話目は千晶が後悔するような部分を持っていたのですが、二話目の「インビジブル・ハート」は“いけないことをしてしまった”荒牧が後ろめたくて・・・がメインのお話です。ケダモノ並みの荒牧でいいと思っている千晶なのに、優しく接しようと我慢を重ねる荒牧、再び二人が微妙に食い違っちゃって・・・で、前述ののセリフの続きです「僕は君に『ひどいことをしてもいい』と言った。覚えてるか」「あれは撤回する」「してもいい、じゃない。してほしいんだ。君のすることに、僕は我慢も何もしていない。どうしてそれがわからない?」・・・そして、「僕は、君だけに合う体になりたい。」ですよ。ここで、工学部助教授と技術職のカップルだった意味が存分に発揮されたわけですね。いやー、それにしても積極的な受さんです。
ちなみに、ヤマモモの木が象徴として出てきます。カバーのイラストにも描かれていますが、いまひとつどんな果実なのかイメージできませんでした。たまたま、今朝の新聞広告に入っていた植物の通販カタログにカラーで載っていまして、なるほど納得いたしました。表面がツブツブしているんですね。

種を蒔く人 (マーブルコミックス)

種を蒔く人 (マーブルコミックス)

  • 種を蒔く人

★★★★☆
本編はCabに連載されていたものを読んでいたので大体わかっていたのですが、始まりはその前の「攻×攻カタログ」に載った「ほれた×はれた」だったんですね。くんずほぐれつ状態の二人のお話から、よくもまぁこんなせつないお話に発展させてくれました。
目を引くのはドSの美人歯科医師・北神なのですが、彼を好きになって、虐げられてもただひたすら押しまくる、花屋の営業・南の一言一言がとにかく真面目でうれしいのです。過去の出来事で凍りついた北神の心を、ほんの少しずつ溶かしていくのです。で、そのやり取りがコメディなので、堅苦しくなりすぎず読みやすいんでしょうね。
一話毎にオマケの4コマもあってなかなかお買い得。

大崎さんと田町くん (アクアコミックス) (オークラコミックス)

大崎さんと田町くん (アクアコミックス) (オークラコミックス)

  • 大崎さんと田町くん

★★★★☆
山手線擬人化第2弾。カバーと折り返しが綺麗だなぁ。で、プライドが高い割りに空回り気味、いちいち大崎に突っかかりながらも、いいようにされちゃう田町くんのお話なのですが、赤面したところが最高に可愛いです。泣き顔もいいなぁ。なんだかんだで田町くんは大崎のことが好きだと思うんですが、大崎ってホントのところ田町オンリーじゃないでしょう?浮気者め!
他、ワンコ攻誘い受の新宿×池袋、甘えっ子攻オジサン受の有楽町×新橋、双子オジサンの西日暮里×日暮里、ヘタレ攻ビッチ受の原宿×恵比寿、前巻のメイン・オタク攻コスプレ受の秋葉原×渋谷と、いろいろ楽しめます。で、どれがよかったかと言えば、表題作と前作の二人かなぁ。あと、細かい解説が楽しかったです。それから、カバー裏の「吉杜的 山手な日々」も笑えました。ウチの近所のデパートで暇な中学生が呼び出し遊びをするノリに似ていますね。

  • 女王のコイビト

★★☆☆☆
カバーイラストと裏表紙のあらすじだけで購入したのですが、予想していたのと大きく違いました・・・
だって、おバカなコメディだったんですもん。自称王子の弘くんが、女王と呼ばれる徳大寺くんに猛烈アタックするお話なのですが、とにかくバカらしい・・・それなのにほだされていく女王様・・・
他、好きな人の好みに合うように可愛くなりたいガタイのいいお兄ちゃんのお話や、真面目君を落とそうとして自分が更生したダメリーマンのお話、生徒会長もの、大人の初恋ものなどがあるのですが、んんんーいまひとつ何が言いたいのかわからなかったのです。ごめんなさい。

  • 花咲ける庭の人

★★★★☆
王の寵愛を受けるには年をとりすぎ、外の世界へ出て行くにはあまりに無知な存在である庭師・エイレイと、護衛官の職を解かれてしまったシェラの、秘密の庭で交わされる大人同士の優しい気持ちのお話です。スカーフェイスのシェラは一見強面なので、強気だったり俺様だったりしそうなイメージがあるのですが、どちらかといえば理不尽な解雇をされても冷静に振舞える大人です。大人しそうに見えるエイレイのほうが納得いかない熱いものを抱えていて、シェラに少しずつ癒されていくのです。
あとがきによれば、まだこの先がありそうです。やっとお互いのことを理解し始めたふたりなので、この先の旅路も読みたいです。それから、ルカ(エイレイの後継者のはずだった少年)と王の侍従アルヴィンにもなにかお話がありそうで気になります。

ステイゴールド?恋のレッスンAtoZ?

ステイゴールド?恋のレッスンAtoZ?

★★★★☆
何回聴いたんでしょう?やっと感想書きます。
ぶりっこ腹黒攻・瑞紀×金髪ヘタレ受・健ちゃんです。まんま、代永くんと武内くんがはまり役でしたね。子供時代まで女優さんに任せないで済むハイトーンボイスが、一転ブラックになるとググっと低くなる。この落差は代永くんだからこそですねぇ。瑞紀のてのひらで転がされちゃっているのに、とっても素直にどんどん好きになっちゃう健ちゃんは、“みんなに恐れられるヤンキー”という設定がないと、ただの優しいお兄ちゃんですが、それでもよし。アマアマのベタベタを楽しみましょう。
で、マリコちゃんの腹黒さもなかなかなのでそこも楽しいです。それから、巻末フリートーク?でヤンキー二人が爆発しています。本編で少ししか活躍できなかったからねぇ。特典CDはメインの二人のトークです。しかし、代永くんは可愛いなぁ。

ルボー・サウンドコレクション ドラマCD 恋の呪文

ルボー・サウンドコレクション ドラマCD 恋の呪文

  • 恋の呪文

★★★★☆
翔太(CV.鳥海浩輔)の兄・榎本(CV.高橋広樹)の親友だった三原(CV.平川大輔)は、思わぬ出会いで翔太と付き合うようになるのですが・・・平川くんの色んなCDを聴いていますが、この三原役は、結構明るくてハッキリした滅多にやらないキャラだったんではないでしょうか?なんだか聴いていて楽しくなりました。原作はもう少し何かが欲しい感じだったのですが、声が付くことによって生き生きしたと思います。そもそも、三原にはもうちょっとマイナーなイメージがあったのですが、こんな感じのほうが正しいんだなって思いました。
で、榎本と望田編集長(CV.鈴木達央)がほんのチョイキャラだったのが心残りです。広樹さんとたっつんの無駄遣いって感じ。とりあえず彼らは特典CDでメインキャラより沢山しゃべってくれていますが、それがなかったら本当に無駄遣いだよねぇ。続編の布石ですかね?