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   文学フリマで買った同人本の感想書いてます。第8回, 第9回第18回第19回第20回第21回

2009-05-10 今日返却された金をも費やしたのを忘れていた

第8回文学フリマ・入手物と感想(9評/55タイトル、追加中)

 第8回の文学フリマで買った55冊の本のリストです(順次書評書いてます)。内訳に自信がないところもありますが、しめて19198円というのは間違いない。

 40のサークルから55タイトルも入手したのか。ジャンル小説でない小説サークルはだいたい立ち読みしたはずだから、実際には何ブースまわったことやら。うーむ。厳選したつもりだったのだが。

 順次、書評をこのブログに。書き次第、下のリストにもリンクをつけることにしましょう。可能ならまた24時間をどこかでとってやりたいのだが、しばらくお休みはないからなあ。

 関連記事は以下のカテゴリにまとめてあります。

[第8回文学フリマ24]記事一覧 - kugyoを埋葬する


takatakotakatako 2009/05/12 13:38 文学フリマで出店をしていたサークル「コワカエ」のtakatakoと申します。たまたま検索していたらご購入いただいた記事を発見し、書き込ませていただきました。このたびはお買い上げ下さいましてまことにありがとうございました。心より御礼申し上げます。恐る恐る書評を楽しみにしております。

以下余談ですが、自分たちの(サークル?の)意識として所謂「純文学」ではないがそれっぽいものを雑誌に載せているんだろうなぁと考えているので、お客さんに何と説明するのが良いかなと考えていましたが、冒頭に書かれていた「ジャンル小説でない小説サークル」というのは言い得て妙だと感心いたしました。

どうぞ今後ともがんばってまいりますので、懲りずにどうぞよろしくお願い申し上げます。

kugyokugyo 2009/05/12 19:04 >takatakoさん
 こんにちは。なんか、ちょっと乱暴に購入してしまったようなところがあって、批評してもいいのかな、などと思わないでもないのですが、同人本を通じてこうしてさまざまな方とコミュニケーションできるのは単純に楽しいので、感想にとどまらないレベルで、何か書こうかと思っています。いま6冊読み終わって、7冊めに貴同人の本を読み始めたところです。
 乱暴に購入してしまった、といっても、Googleのクローラみたいに手当たり次第カートに突っ込んだ、というほどではありませんで、買う買わないの基準は漠然と持っていたのですが、買うと決めたら値段を気にせず買ってしまっていたので、そのへんがいいかげんだったかと反省しています。買おうと思ったら700円でも100円でも買っていたし、買わないと決めたら無料でも受け取らない、という感じでブースをまわっていました。もっとしっかりした基準を持っていれば、買いだと思っても値段と比較して再考することができたかもしれません。
 値付けのことはともかく、貴同人の「小説と(それへの)批評」という精神、共感いたします。自分の楽しみ、あるいは何人かの楽しみのために書き・売る、というのでなく、いまだこの世に現れていない可能性を開くために同人本を作るのであれば、小説を読み直し問い直す作業は欠かせません。批評の理論で簡単に切れるものはどんどん切ってしまうことも大事でしょう。
 「ジャンル小説」という言い方については、純粋な読み手としては使いたくない言葉なのですが(だって当該の小説の属するジャンルなんて読みようが規定するはずですから)、新たな可能性を開く小説は必ず既存のジャンルに対して批評意識を持っているものだと思うので、書き手や買い手からすれば、「ジャンル小説でない」と言い切るのはいいことなのかもしれません。
 今後とも同人活動がんばってください。

takatakotakatako 2009/05/13 10:05
ご返信ありがとうございました。

野暮ながら、響くところありもう1件だけレスさせて下さい。

価格の問題については同人誌を作る当初から考えていて、まず無料/有料という区切りがありそのあとに有料ならばいくらぐらいが適正かということがあると思います。商売であれば原価を割るような価格はそもそもつけませんが、同人の場合ではそういう論理とは違うところで活動があるのだと思います。私は個人的には読んで貰えるならば無料でも全然良いと考えておりますが、書き手の甘えを抑制するためと、買う側としても多分お金を払ったという事実があった方が読むという気になるだろうという(真らしいが本当かどうかはよくわからない)理由から有料としております。
という前置きで。上で書かれていた「買おうと思ったら700円でも100円でも買っていたし、買わないと決めたら無料でも受け取らない、という感じでブースをまわっていました」といのは大変共感いたします。私もそう思います。我々もブースに立っていたときに、初めの内は全然お客さんに来て頂けなかったので、500円で売っていた物を300円で売ってはどうか、という話が同席していた2人から出て価格についての一考を迫られました。私の感覚としては、お客さんはたかだか同人誌の価格帯でしかも200円の差で、読む気のないものははじめから買わないだろうからと思い、値下げはいたしませんでした。お釣りの準備もしていませんでしたし(私たちの同人誌の価格500円はお釣りを単純化するために決めたのでした)。

ただ消費者にとっては安ければ安くて困ることはないということもあるので、お金をいただいてる以上これからも価格のことについては考えたいと考えております。同人誌の価格について実際の動向や価値の問題の視点などと絡め1本書くのも面白いかも知れませんね。

すみません、さらに蛇足ですが、「ジャンル小説」については同意見で、確かにジャンルを規定するのは読み手と環境であると思います。私は同人誌=パロディ的な、特にコミケ系かもしれませんが、意識があることをすっかり失念しており(パロディジャンルの中にマンガやゲームなどの下部カテゴリがある)、自分たちは創作系というジャンルに属するのであるということに文学フリマ当日に気付きました。
テクストを言葉(外部の引用)の織物と考えるならば、所謂パロディ(2次創作)系と(1次)創作系の境界は曖昧になりますし、小説の中に様々なジャンルを呼び込む(作者読者双方の立場から)ことはむしろ普通のことであると思われるので、そう考えるともう何とも名付け得ないものとならざるを得ないですね。これに関しましても考えたいと思います。

長々とすみませんでした。ご放念下さい。

leftside_3leftside_3 2009/05/17 20:03 たたたです。つ、ついにやるんだね……? 僕も挫折した全レビュウーを……

kugyokugyo 2009/05/24 00:55 >takatakoさん
 レスが遅れました。
 同人本の価格については悩ましいところです、ほかのblogでも語られていることですが、特に文章を売る場合はなおさらです。私は個人でやるなら、原価をきっちり計算して、そのうえでどれくらい赤字/黒字を出しながらどれくらいのひとに届けたいのか、というところから決めるのがよかろうと思っています(どれくらいの、というのは、あまり多くのひとには届けないぞ、という意思決定も含みます)。とはいえ、あまり半端な値にはできませんが……そうそう、お釣りといえば、価格を99円に設定すると、1円玉がお釣りとして毎回ほぼ必ず返せるので、販売数のカウントがラクになります……(これは以前の文学フリマで見て感心したテクニック)。
 「創作系」「ジャンル小説系」というような区分の話を超えて述べますが、どう名乗るか、というのは、名乗らせる権力への応答となります。場合によっては名乗らないことで応答することもできるでしょう。カタログに掲載する際に、規定の文字数の内側でどう自己アピールしようかと考えるとき、私たちはその文字数を規定したものに対して応答を試みています。
 貴同人が次回以降、文学フリマにかあるいは別のイベントにか参加される際、どのような応答をなさるのか、楽しみにしています。それもまた文学・批評だと思いますし。

>leftside_3さん
この時点でもう1割(6/55)はできているので、なんとかなるのではと思っています。この機会に、思想の勉強もしているし(6月ちゅうに「固有名」で勉強会したいんです)、いっちょやったるで。

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