映画ゼログラビティを観た。

映画ゼログラビティを観た。

これは一言で言えば、
主人公が地球に帰還する。
それだけの要素を絞りに絞り込んで作られた映画だと思う。





(ネタバレ)





仲間も、はやばやと消える、地球との交信も途絶、おまけに、地球に主人公が残してきている大切な人はすでに死んでる。
普通の映画なら残しているような要素を極力排除している。

そこが評価の分かれる所だと思う。

だから、そうした他人との交流やドラマを期待した人には点数がつらかろう。

しかし、それでもこの映画が面白いのは、そうした要素を削ってでも、地球へどうやって戻るのか? という一点突破で映画を駆動している部分だろう。

減り続ける酸素、ソユーズの燃料、なくなる希望、神舟の起動、などなど彼女を襲う困難はなくなる事はない。
ただ彼女とともに地球へ帰れるか、それだけを見つめ続ける映画。

そういう意味では、主人公に寄り添えるなら、そして、地球にともに帰る希望を彼女といっしょに抱き続けることが出来れば、この映画はあなたにとって面白い映画となるだろう。

俺にとっては面白い映画だった。