スノーデン 日本への警告 (集英社新書) エドワード・スノーデン (著), 青木 理 (著), 井桁大介 (著), 金昌浩 (著), ベン・ワイズナー (著), 宮下紘 (著), マリコ・ヒロセ (著) 達氏 著 読んだ

概要
引用https://www.amazon.co.jp/dp/4087208761?tag=kumakatsu-22&camp=243&creative=1615&linkCode=as1&creativeASIN=4087208761&adid=0S0GYHF6M68JEPEE3VY0&

商品の説明
内容紹介
◆推薦◆
田中優子氏(法政大学総長)
「スノーデンは、プライバシーとは人が自分であるための権利だと教えてくれた。政府が市民を一方的に知るのではなく市民が政府を熟知し、政府に〝法律を守れ〟と言える社会が民主主義社会だとも。選択、同意、参加、会話、議論――今だからこそ日本人が大切にしなければならない言葉(=考え方)の数々が、この本にはつまっている。

金平茂紀氏(TBS「報道特集」キャスター、早稲田大学大学院客員教授)
「大規模監視社会の到来を他人事としないための必読書」

内田樹氏(思想家、神戸女学院大学名誉教授)
アメリカでは、テロ防止という名分に基づくマス・サーベイランス(無差別監視)が結果的に“監視するだけで監視されない"特権的な権力領域を政府内部に創り出した。
スノーデンは特定秘密保護法以後の安倍政権の真のねらいが何であるかを教えてくれる」

◆スノーデンからのメッセージ◆
「本書の出版をうれしく思います。
読者の皆様が自由な社会における
市民としての義務に想いを馳せてくれることを期待しています。
日本は私にとって特別な国です。
政治に関心を抱くようになったとても重要な時期を
日本で過ごしたからです」(「刊行にあたって」より)

◆内容◆
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件以降、テロ防止の名の下に、アメリカ政府は技術発展の著しいインターネットを通じた大規模な監視体制を構築していた。ところが対象となっていたのはテロリストだけではなく全世界の一般市民すべてだった。2013年6月、これらの事実を暴露したのが米国元情報局員のスノーデンである。権力が際限のない監視を行い、それが秘密にされるとき、権力の濫用と腐敗が始まる。本書では、日本人に向け、今起きている深刻な事態や権力を監視するための方途をスノーデンが明快に解説。
後半はスノーデンの顧問弁護士やムスリム違法捜査を追及する弁護士、公安事件に詳しいジャーナリストら日米の精鋭が議論を多角的に深める。共謀罪が取り沙汰される中で必読の、警世の一冊。

◆目次◆
刊行にあたって エドワード・スノーデンのメッセージ
第一章 スノーデン 日本への警告
第二章 信教の自由・プライバシーと監視社会―テロ対策を改めて考える
あとがきにかえて ベン・ワイズナーとの対話
「トランプ政権前にスノーデン事件があったのは、大変幸運でした」

◆主なトピック◆
◎無差別・網羅的な監視
◎監視活動に関するアメリカと日本の協力関係
◎人権活動家や弁護士、ジャーナリストまでが監視対象に
◎秘密主義は政治の意思決定のプロセスや官僚の質を変えてしまう
◎ジャーナリズムの役割は政府の暴走を抑止すること
◎日本の報道は危機的状況
◎テロへの不安に乗じ拡大される監視活動
◎民主主義では、市民が政府に法律を守れと言えなければならない
◎スノーデン・リークが明らかにしたアメリカ政府による監視の全体像
ムスリムに対する監視
◎流出資料で見る警備公安警察の監視の実態
◎ヨーロッパにおける監視捜査の状況
ナチスユダヤ人大量虐殺を可能にしたものは何か
NSAの監視は違憲なのか
◎メタ・データ 全てを集める
◎個人の権利を顧みることのない政府の手中に洗練された監視技術がある

◆著者略歴◆
Edward Snowden(エドワード・スノーデン)1983年生まれ。CIA、NSA及びDIAの元情報局員。アメリカ政府が無差別監視をしている実態等を暴露した2013年6月の「スノーデン・リーク」で世界を震撼させた。2014年より「報道の自由基金」理事
青木理(あおき・おさむ)ジャーナリスト。著書『日本の公安警察』(講談社現代新書)等
井桁大介(いげた・だいすけ)弁護士。あさひ法律事務所。JCLU会員
金昌浩(キム・チャンホ)弁護士(日本及びNY州)。ムスリム違法捜査弁護団団員
Ben Wizner(ベン・ワイズナー)ACLU常勤弁護士。スノーデンの法律アドバイザー
Mariko Hirose(マリコ・ヒロセ)NYCLU常勤弁護士。米国のムスリム監視事件の原告代理人
宮下紘(みやした・ひろし)憲法学者。専門はプライバシー権中央大学総合政策学部准教授
内容(「BOOK」データベースより)
世界を震撼させた元情報局員がわかりやすく解説する超監視社会の脅威。本書では、日本人に向け、今起きている深刻な事態や権力を監視するための方途をスノーデンが明快に解説。後半はスノーデンの顧問弁護士やムスリム違法捜査を追及する弁護士、公安事件に詳しいジャーナリストら、日米の精鋭が、議論を多角的に深める。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
スノーデン,エドワード
1983年生まれ。CIA、NSA及びDIAの元情報局員。アメリカ政府が無差別監視をしている実態等を暴露した2013年6月の「スノーデン・リーク」で世界を震撼させた。2014年より「報道の自由基金」理事

青木/理
ジャーナリスト

井桁/大介
弁護士。あさひ法律事務所。JCLU会員

金/昌浩
弁護士(日本及びNY州)。ムスリム違法捜査弁護団団員

ワイズナー,ベン
ACLU常勤弁護士。スノーデンの法律アドバイザー

マリコ・ヒロセ
NYCLU常勤弁護士。米国のムスリム事件の原告代理人

宮下/紘
憲法学者。専門はプライバシー権中央大学総合政策学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

引用 終わり

感想
本書は、2016年6月4日に行われたシンポジウム「監視の”今”を考える」を書籍化したもの。
ロシアからスノーデン氏がネットを通じてたくさんの日本人からの質問に答えたことをまとめた内容と、数人のパネリストによる情報が論点の議論の内容を、含んだ本。

情報の監視は、怖いことだと思った。