炭素貯め込む群落もあるよ

id:prepreさんがいろいろ考えてるみたい。
ちょっと参考で書いておこう。
陸上生態系には炭素をどんどんためていく群落もあるよ。

いい条件の場所じゃなくて、植物の遺体をなかなか分解できないような劣悪な条件のある場所の群落。

代表的なのは北海道や尾瀬スコットランドのミズゴケ群落。ミズゴケの遺体は強烈な酸をだすので、ミズゴケ群落は自ら劣悪な環境を作り出す。で、成長した分どんどんつもっていく。つもった遺体はだんだん純粋な炭素になって、ついには泥炭や石炭として地中に固定されちゃう。人間はそれを掘ってストーブで燃やしたりウィスキー作ったりするわけだが。
半乾燥の草原もけっこう地中に炭素を貯めていく。
森林ではタイガとかのある寒帯では分解速度が遅いので、かなり地中固定されるはず(でも分解されやすい形なので、温暖化でメタンになって大気放出される事が恐れられてるんじゃなかったっけな)

石炭という化石燃料がある事自体、炭素を地中に封じ込める群落がある証拠でもあるんだね。