部分的に同意

http://takamasa.at.webry.info/200907/article_7.html

自分の親を第1世代が、年金で有利であったかもしれませんが、、第0世代の親の扶養は年金に頼らず自分たちでしました。第2、第3世代は親の扶養について年金に依存できることを思えば、年金だけのバランスだけで比較するのは不公平です。
また、年金で有利になった分は自分たちだけの消費に使ったのではありません。多くは子供(や場合によっては、孫のため)に使っています。第2、第3世代も有利な年金の恩恵を受けているのです。第1世代だけが得をした、自分は損をしているというような被害者意識は、一面的です。
私には、「現行制度は正義に反する。」とは思えません。
子供のない人はいても、親から生まれなかった人はいません。親子間の相互の扶養があることを無視して、年金制度だけで損得を論じるという方向には反対です。前回の結論を繰り返します。「「ホントに年金もらえるの?」について」でも書いたとおり、年金の世代間格差といわれるものは、高齢者を私的に扶養するというシステムから、公的に扶養するというシステムへの移行の段階で起こった問題なのですから。それを無視した議論は本質を外しています。

世代全体を見ればそうなのかもしれない。

 でも、このシステムでは「同一世代内では次世代を育てる数が少ない人ほど有利」というインセンティブが強力に働く。*1

 「親子間の相互の扶養があること」をモラルの基準ととったとしても、このインセンティブの存在によって、本質的にインモラルと言えるのではないだろうか。

だから、私には、「現行制度は正義に反する。」と思える。

*1:子のない人でも納税等を通じて子育てはしてるんですが.....