kan-kaku

朝から 豊田市美術館 へ。


快晴で、平日でひとも少なくて、気持ちよくゆっくりみてまわれました。


石上純也展は夏に東京でも行ったのだけど、今回の方が規模が大きい。


豊田市美術館の内装と、すごく合っていた。


石上純也の繊細ではかないような模型と、そのコンセプトと。


たくさん 目 を使った。


気をつけて、慎重になって、作品をみて、考え方に触れられたかなぁと思う。


でも、


分かるけど、理解できやん。という感じでした。


何だろう、なんというか、


建築というスケールと、それよりさらに大きい事象 (現象?)のスケールを合わせて、それよりも遥かに小さなスケールで表現している。


のです。


”遥かに小さいスケール" 


私はそういう風にしか言えないけど、ここに落とし込む感覚が石上さん独特。


白を基調としている所為もあって、


印象としては、本当にとても繊細。


崩れそうだし、壊れそうだし、建築なのにこの中に入って大丈夫なのかって思う。


でもしっかり建っていて、しかも実際はとーーーっても大きいという。


このギャップを上手くのみこめなかったな。


しかし、私の中で、建築を考える感覚が変わったという事実。とても、よかった。

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豊田市美術館 2010年9月18日[土] 〜 12月26日[日]


石上純也 「建築のあたらしい大きさ」