図書館情報学を学ぶ

はてなダイアリーで公開していたブログ「図書館情報学を学ぶ」のはてなブログ移行版です。

朝日新聞「[http
//www.asahi.com/life/update/1030/003.html:title=脱ニート、ブログ一役山形大助教授、シンポで報告]」:はてなブックマークにて話題になる。
毎日新聞[http
//www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20051030k0000m010096000c.html:title=在日米軍再編、中間報告を発表]:軍人を7000人削減とのこと
義務教育費国庫負担制度、負担2分の1から3分の1に削減
地域差生む恐れがある、という意見も。

『幸福論』進行状況

幸福論 (第1部) (岩波文庫)

幸福論 (第1部) (岩波文庫)

半分ほど読み進んだ。今は「どうしたら策略なしに常に悪とたたかいながら世を渡ることができるか」の章を読んでいる。
この本は非常に示唆に富んだ書物だと思う。特に「時間のつくり方」を読んで自分の生活を客観的な立場から省みることができるようになった。
よく実用書で時間節約術について書いたものがあるが、そういった書籍では大体「何故いつも時間が足りないと感じるのか」という本質的な問に対する答えが抜けている。そのために、これらに書かれている時間節約術を読者が実際に活用するのは難しい(試したことはないが)。本当に実用的な内容を含んでいるのは『幸福論』の「時間のつくり方」だろう。
ヒルティの文章ではよくストア派の思想が言及されることがよくある。ストア派とは西洋哲学史 (上巻) (岩波文庫 (33-636-1))によればストア学派は、哲学を実生活ときわめて密接に結びつけた。かれらにとっては、哲学とは実践上の智慧を教える学、徳の練習、徳への予備校、倫理生活を律すべき諸原理にかんする学である。」とある。だから100年以上前に書かれた「時間のつくり方」が実用性を持っているのかも。