船橋競馬のナイター愛称公募に「船イター」で出したが……

 南関東4競馬場で大井・川崎に次いで、このたび船橋でもナイターレースが始まる運びといい、2月11日からナイターの愛称を一般公募していた。そこで昨日、船橋競馬Webサイトから応募した。締切が昨日だったので、「極秘情報」(?)を今日公開できる運びになった。

 因みに肝心の「ナイターデビュー」が何故か3カ月先の6月15日と、今年は大井がもう来週から、川崎も月末から始まるというのにかなり遅めだ(?)。既に設備は完成しているようだが、最終調整に余念がないのかもしれない。

 そして応募したその名も「船イター」(フナイター)……船橋でやるナイターだからと、大井の「トゥインクル」並みの手短な一言で一瞬で思いついた(!)。しかし文字表記で片仮名オンリーの「フナイター」と最後まで迷っていて、応募が昨日になった面がある。もっともこの程度は誰でも思いつくもので、もし採用されても「的中者」多数につき、賞品が当たるかどうか怪しい(?)。

 船橋のナイターデビューによって、南関でナイターをやらないのは浦和だけになるが、さすがに浦和のそれは周辺地域が許すまい。浦和は敷地の周囲のすぐそばまで民家が密集しているからで、ただでさえ普段から「民家に睨まれ状態」で開催しているわけだ(?)。

 似た立地環境ながら比較的民家の少ない兵庫の園田ですら、例年5月から11月までの半年間しかも毎週金曜日のみ「その金ナイター」と称して開催はしているが、計画当初こそ近隣の反対が圧倒的だったという。

 年がら年中ナイターという高知だけは、立地から気候まで全ての環境が許した超レアケースなので例外としても(?)、同様に先行する南関2場や、北海道の門別・輓曳帯広ように「(基本的に)期間中の全開催日」はとても叶わず、毎週金曜限定というのも妥協の産物だ。そして現在も兵庫県競馬組合園田競馬場の、周辺地域への配慮や気遣いも並大抵ではないと聞く。

 かの地ですらそうなので、現状の浦和では開催の是非以前に、ナイター照明等の設置自体が無理だろう(?)。

日本馬の初制覇が先か!?「異国」で買った馬券の初的中が先か!?

 今日の読売朝刊16面(スポーツ)に、昨日政府が海外主催の競馬……もちろんGⅠのみだろうが、馬券を国内でも発売できるようにする競馬法改正案を閣議決定し、しかももう国会に提出した(!)という記事が出ていた。

 今の閣僚連中や与党連中、特に公明党の連中がどれだけ競馬に理解を示しているのか分からないが、第1次安倍内閣の最中、8年前の第74回日本ダービーに夫妻で観戦しに来たのみならず、◎ウオッカにし単複を的中させた伝説まである、当の安倍首相夫妻は少なくとも理解はあろう(!)。因みに僕はウオッカは押さえだったものの、他の大多数共々◎フサイチホウオー(9着)にしてエライ目にあったが(?)……

 法案が今国会で可決・成立すれば、早ければ来年度にもJRAや地方競馬の競馬場やWINS等の場外売り場、I−PATといったネットでも発売スタートという。そうなると一発目は来春のドバイワールドカップか、間に合わなければ来秋の凱旋門賞だろう。とにかく法案が早期に成立し、あとは監督官庁である農水省の、時の大臣がどのレースを指定するかにかかっている。

 しかしそういった海外のGⅠは近年、僕もそれとなく予想だけはするが、ズバリ的中が1度もない(?)。12年凱旋門などは◎オルフェーヴルにし、直線では確かに「もらった!!」と思ったが、ゴール前何十メートルかで減速した上ヨレたりもし、かの地の牝馬デインドリームに交わされるなどは思っていなかった(?)。

 更に遡れば99年にも、当然のように◎エルコンドルパサーにし、昨今のようにテレビ放映がなく短波ラジオで聞いていたが、よもや逃げるとも思っていず、何とか粘って欲しいと思いつつ僅差でかの地のモンジューに交わされた。
 06年でも◎ディープインパクトで3着だったのみならず、後に禁止薬物投与の発覚で失格処分も食らっていて、何をか言わんやである。

 僕的にも何のレースが初挑戦になるか分からないが、未だこういう有様なので果たして僕の初的中&初儲けが先か、日本調教馬による凱旋門初制覇が先か!?……といった点も焦点になろう。


 余談だが、いざ海外GⅠの馬券が国内で発売になり、いよいよカネの損得が身近にもなる以上(?)、マスコミの動向なかんずくスポーツ新聞や競馬新聞、テレビがどうなっていくのか、幾つか関心がある。

 まず競馬ブック競馬エイト等の専門紙が、ドバイだけとか凱旋門だけの特別紙面を編集・発行するのか、またはそれらのレース直前に当たるJRA開催分に併載する形をとるのか……特に凱旋門は枠順の確定が数カ月前(!)なので、後者の公算が高いだろう。基本日刊のスポーツ紙なら、レース当日の掲載でも十分間に合うが……

 また、スポーツ紙や専門週刊誌『週刊競馬ブック』『週刊ギャロップ』、それにテレビの競馬番組でも、日本馬のみならず外国馬も1頭残らず取り上げ、近走の成績から中間の状態まで詳しく報じる責任が生じる。レース後の結果検証も、従来以上に事細かである必要も言うまでもない。去年の凱旋門でいえば、負けたハープスタージャスタウェイゴールドシップに目もくれず、勝って2連覇を果たしたかの地の牝馬トレヴが本命、という人もいないとも限らないからだ。

 その辺はジャパンカップと同様なので、別段奇異でも困難でもなかろう。いや、昨今こそメッキリ減ったが、ドバイ組や凱旋門組その他レースに出た外国馬がジャパンカップに来ないとも限らないので、なおのことジャパンカップでの参考情報としても一層重要になる。

 もっとも競馬の世界限定のメディア王といっていい(?)フジサンケイグループが、中東や欧州、香港、オセアニアといった開催地に特派員を送り込むなど、果たしてそこまで本腰を入れるかどうか、現時点では分からない。サンスポ&エイト&ギャロップの発行元である産経新聞と、『みんなのKEIBA』を放送中のフジテレビがコラボして……とはなろうが、グループにそこまでの余裕がないようにも見える一方、案外昨今のメディアの低迷の起爆剤になり、反転攻勢の契機にはなるかもしれない。

本業そっちのけでもなかったろうが……韓国ポスコ。

 今日の日経朝刊9面(アジアBiz)トップに、韓国の鉄鋼最大手ポスコが事業多角化戦略を見直し、本業の鉄鋼に邁進する姿勢に転換するという記事が出ていた。ただ、ついこの間までM&Aによる多角化に没頭していたとは僕的に知らなかった。

 商社やプラント、エネルギーはもとより、実現しなかったものの物流にもコンタクトをとったという。しかし直近5年の業績のグラフも出ていて、売上高こそ10年のみ50兆ウォン弱(ざっと5兆円??)だった他は60〜70兆ウォン(6〜7兆円??)で推移していたが、純利益が10年の4兆ウォン強(4000億円??)から右肩下がりで、14年には5570億ウォン(597億円)にまで減益になった。しかも14年は予想も大きく裏切っていたという。

 多角化戦略は、中国勢の台頭に危機感を募らせた挙げ句だが、ロクに業績に貢献しないまま負債のみが膨らんだ。なので「やはり鉄で生きて行かなきゃ」と反省したのか、まず17年にも、日本の日産向けハイテン(高張力鋼板)の供給で合意する見通しなのを皮切りに、明言していないものの、当面は日系自動車メーカーへの販売に邁進することが明らかだろうという。

 中国勢の台頭というのは、かの国の供給過多が世界的問題にまでなっていると言っても大袈裟ではないのだが(?)、さりとて世界一のアルセロール・ミタルはもとより、日本の新日鉄住金もJFEも、そんなところまで多角化していない筈、いや、アルセロールが自ら鉱山採掘している以外、少なくとも僕は聞いたことがない。新日鉄住金に限って言うと、新日鉄住金エンジニアリングや日鉄住金物産というような関連企業は確かに多いものの、いずれも何かしら鉄に関連しているところばかりだ。

 ポスコも危機感を持ったまでは良しとしても、危機回避の手法を間違えたとしか言いようがない。ハイテンは新日鉄住金等の日本勢が強いし、さりとてこのままではラチがあかないし……と思わず手っ取り早くM&Aで勝負に出たのだろう。まさか本業の鉄そっちのけだったとまでは夢にも思わないが、所詮ローマは一日にしてならず、もとから地道にそうしていたら良かった感もある。