春とパンとドライブ

思えば、札幌に引っ越してきた夏のころから冬の脅威におののいていましたが、いつのまにか春を迎えたようです。
ピンポイントでドカ雪は降ったものの、ひと冬を通してみると今年は例年より雪が少なかったようです。怯えていた期待(?)を裏切って快適な冬でした。

「なんかどこか行きたいなあ」と思っていた矢先に、南区常盤にある、ヴェルジネ・バッカーノというパン屋さんがとにかく美味しいという話を聞きました。二条市場の方に販売だけの支店があるようですが、冬の間に車を運転しなかった腕慣らしもあってちょっとドライブ。
お店は芸術の森のちょっと手前にありますが、看板がやや目立たないかも。セ●ンイ●ブンと隣同士なので、セブ●イレ●ンを目印にするととってもわかりやすいです。
置いているパンはハード系が主で、素朴でどっしりした見た目のバタールや木の実をふんだんに使ったパンがありました。販売スペースの奥に、真っ白なカフェスペースがあり、とりあえずはランチ。

茄子と厚切りベーコンのサンド。バンズはバリッとした皮の下がふんわりとしていて、美味しかったです。たいてい皮を固めに焼いていると下の生地も水分が飛んで固くなっちゃうんじゃないかなあ?と思いますが、全然そんなことはなく。ボソボソした食感もなく、甘みのある茄子とジューシーなベーコンによく合いました。
パンの他に自家製マシュマロも評判のようですが、この日はたまたまマシュマロは出ていませんでした。

料理を待っている間に地図をぱらぱらめくっていたら、なんだか支笏湖が近そうな感じ。お店の人に聞いてみると、ここから1時間くらいの距離だとか。山道に雪が残ってるかちょっと心配でしたが、せっかくなので足を延ばしてみました。

ヘアピンカーブは楽しいなあ(うっとり)

むかーし、氷濤まつりで一度来たことがあったけど、こんなに青々とした湖だったんだなあ。山々の雪と湖水の青が映えてきれいでした。


ヴェルジネ・バッカーノのパン・オ・ショコラ。くるんと幾重にも巻かれた生地が美しい。やや固めに焼かれているので、汚くボロボロ崩れないのがいい。きれいな風景を眺めながら、ぱりぱり…。チョコはもっとビターな方がいいかなぱりぱり…。