河原地主宰の「カナリア俳壇」が百回となりました。「百」の字を使って句を作ったのですが◎を貰いました。
伊吹嶺5月号「風光集」の五句です。
薄氷を割つて進める軍靴かな
梅の夜のふたりで探す星座かな
爪先に覆ひの地蔵木の芽雨
春の雨句碑も墓石も滑滑と
たんぽぽや教師の笛の高鳴りて
河原地主宰の「カナリア俳壇」が百回となりました。「百」の字を使って句を作ったのですが◎を貰いました。
伊吹嶺5月号「風光集」の五句です。
薄氷を割つて進める軍靴かな
梅の夜のふたりで探す星座かな
爪先に覆ひの地蔵木の芽雨
春の雨句碑も墓石も滑滑と
たんぽぽや教師の笛の高鳴りて
タイトルの句は河原地主宰から◎を頂いた句ですが、元は「校門に佇む守衛夕桜」でした。
コピペではなくスマホの手打ちでしたので、間違えて投句したのですが、怪我の功名です。
自宅近くの大学の桜
伊吹嶺4月号の風光集は久しぶりの6句。
人日や見知らぬ人に名を呼ばれ
「老衰」と死亡診断冬ともし
冴ゆる夜の亡母の小さき足洗ふ
火葬炉の鉄扉閉ぢたる寒さかな
人ひとり焼く間の冬日濃かりけり
手袋を脱いで真白き骨を選る
「人ひとり」の句は、タイトルの句の影響を受けている。