4月京都句会

昨日は京都句会。

滋賀県膳所城址公園の吟行でした。

膳所神社

  春光や湖を向きたる薬医門   徒歩 

  木の根這ふ龍神の碑花散れり  哲半

  湖魚店の佃煮光る木の芽晴   万里子

  集まりて湖城の桜愛でてをり  伽葉
  春の鴨水輪崩して羽繕ひ    範子
  紅枝垂ベンチに犬と老人と   悦枝
  ぬき足の鷺のまたげる芦の角  佳子
  水底を見て来た顔で緋鳥鴨   秋麦
  鷭鳴くや芦のあはひに見え隠れ 英子




死人焼く火加減上げて山桜  茨木和生

伊吹嶺4月号の風光集は久しぶりの6句。

 人日や見知らぬ人に名を呼ばれ
 「老衰」と死亡診断冬ともし
 冴ゆる夜の亡母の小さき足洗ふ
 火葬炉の鉄扉閉ぢたる寒さかな
 人ひとり焼く間の冬日濃かりけり
 手袋を脱いで真白き骨を選る

「人ひとり」の句は、タイトルの句の影響を受けている。

『ザ・バットマン』

ムービープラスマット・リーヴス監督の「ザ・バットマン」を見始めたのですが。余りにも内容も映像も暗すぎるので途中で断念。
クリストファー・ノーランバットマン三部作が良かっただけに残念。
クリストファー・ノーランですが、昔に比べ映画監督に無頓着になったので、『テネット』を見てやっと『インセプション』『インターステラー』『ダンケルク』もみんな彼の作品と気づいたのです。
というのも、『テネット』が余りにも複雑なのでネットで調べまくった結果分かった次第です。

まだ出来る爪立ち歩き草青む  岡本眸

今日は鶴舞公園に行って来ました。

ご婦人から「まだ早いですね」と声を掛けられ、円墳の下萌を熱心に見ていた私は、「はて、何が早いのかな?」と思ったのですが、桜のことでした。

見ると、花の芽の先がわずかにピンクになっていました。