流石にソフトクリーム2

7時に朝食をとり、浅間山へ。
ここは日本のオートバイレース発祥の地で、元オートバイ乗りとしては一度は行っておきたい。
カーナビの指示通りに車を走らせる。
農道に入り、広大な農場に入る。
集荷場には高原キャベツの段ポールが山積みであった。
前方に噴煙を上げている浅間山を望みながら、さらに未舗装の林道に進む。
「浅間火山レース」は、こんな道を走ったのだろうか?と悪い気はしない。
悪い気はしないが、どうも様子がおかしい。
おかしいがナビが言ってるんだから間違いないだろう。
間違いはなかったが、行き止まりであった。
確かに浅間山の麓であるから間違いではない。
ただ、こんなところに来てもしょうがないだろう。
それが証拠に誰もいない。
カーナビを「鬼押出し」に設定し直してまた走り始める。
江戸時代に噴火した浅間山から流れ出た溶岩がそのまま固まっている。

性懲りも無くソフトクリームを食べる。
今日の宿のある蓼科に向かう。
途中、「美ヶ原高原美術館」に立ち寄る。
どういうわけだが、尾道ラーメンの店がある。
おにぎりセットを一つ頼み、嫁さんと二人で食べる。
この年齢になると、こんなもんで十分である。
と言いながら、またまたソフトクリームを食べる。
観光地につきもののソフトクリームだが、信州には特に多い。
蓼科に入り、横谷渓谷を散策。
道は整備されているが、アップダウンが結構あり、ヒイヒイ言ってしまった。

今日の宿は温泉がある。
紅葉には少し早かったが、川沿いの露天風呂にゆったりつかる。
露天が二つあり、一つは鉄分が溶け出しているのか赤茶色の温泉で、野趣たっぷりである。
横谷温泉旅館はおすすめである。
風呂がいいし、値段が安い。
一万円を切る値段で2食付き、職人さんが目の前でそば打ちを実演してくれる。
このそばもまたうまい。
昨日の「そば七」さんのそばとはまた趣が違う。
信州には私の好きなものがすべて揃っている。
老後(もう目の前だが)に住みたいところだ。
横谷温泉旅館は本館(旧館)がおすすめである。
エレベータは無いが、風呂に近いし、新館より値段も安く、部屋も広めだ。
水戸黄門」の2時間スペシャルを見ていたはずが、今日もまた、いつの間にか寝てしまった。