アジャイルとウォータフォールの有効性

アークランプさんの記事。
http://www.arclamp.jp/blog/archives/000633.html
http://www.arclamp.jp/blog/archives/000671.html

XP祭りで、私の提唱した“EXP”の着想となった問題意識とすごく近くて、偶然にも同じ時期に、同じようなことを考える方がいて心強く嬉しい。とても興味深く読ませて頂きました。

 ハッカーを集めるのは難しい、アジャイルは難しい、よーくわかりますが、業務システムの現場でそれらを有効に使うにはどうしたらいいのか、みんなで考えていきたい話題です。

そうですね、アジャイルを否定的に見る方は、難しいことを先にあげてしまうのですが、どうすれば良いかを考えて欲しいですよね。

逆に、アジャイルを肯定的な方は、大型案件のことをあまり重視しないというか、避けて通りがちなんですね。しかし、2005年の文脈では、大型案件はニーズとして存在していて、それをどうするかも考えていかないと、望む未来には進めないよ、というのが、アジャイル肯定派の集まるXP祭りでの私のメッセージでした。

IT Pro 日経ソフトウェア

XP祭りの様子が報告されています。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050905/220618/

ありがたいですね。ただし私のところ、1点だけ誤解が。。。『従来のXPはいわゆる下流工程に適用するものだが・・・』このくだり、私の言いたかったことは少し違っています。

XPという話をすると、多くの方が下流工程から適用しようと考えたり、下流工程にしか適用できないと考えられたりすることが多いです。実際にXPに賛同してくださる技術者の方でさえ、プログラミングという行為ばかりに目を向けがちになってしまっています。本来の話でいえば、顧客の要求を引き出す部分や、方式の設計といった部分も含めてXPというのがそもそもだったはずです。そこで、もっとプログラミング以外の部分にも目を向けようと言ってる訳です。

そして、上流工程に応用しようという訳ではなくて、「断じてウォーターフォールでないとプロジェクトはやらん」と言っているような人に、上流工程でXPを(XPと言わずに)導入させることがしやすいんじゃない?という話が元々の発想でした。

それにしても、皆さん年齢不詳(^-^;  ・・・私もか?