風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

あかいくらやみ〜天狗党幻譚〜 大千秋楽

薄曇りの過ごしやすい一日でした。
山りんさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
小栗旬 Next Stage」の表紙が、アマゾンで見られます。
【 amazon.co.jp 小栗旬 Next Stage 】
山りんさんも書かれていますが、
以前「アクチュール」に載っていたものと同時期に撮ったものですよね。
そのときの写真は、風にふわふわの髪が揺れていて、
笑顔の写真と、特に頬杖をついている写真は少年のような感じもあって、
可愛いかったです。
この表紙は、足を投げ出した方が長い足がよくわかっていいのに(笑)、
でもこんな感じもいいですね。
内容も期待大ですね!


nami さん、双子座さん、minky さんが、5月31日のブログのコメント欄に、
「あかいくらやみ」の感想を書いてくださいました。ありがとうございます。
読んでみてくださいね。
nami さん、minky さんが初めての舞台観劇ということで、
また行きたいと思ってくださって、よかったです。
はい、演技も、声も、立ち姿も素敵ですよね。
やっぱり舞台の小栗くん、映えますね!
本当に余韻の残る舞台でした。


その「あかいくらやみ〜天狗党幻譚〜」大千秋楽観劇してきました!
森ノ宮ピロティホールです。
今回「時計じかけのオレンジ」以来の良席で、
かなり前方の席で期待したのですが、それが思ったより死角が多くて(笑)、
舞台が高く、しかも回り舞台が一段と高く、その割に席が低いので、
見えない部分は、東京公演の記憶で補足しました(笑)。
この舞台はやはり舞台全体が見渡せた方が、
回り舞台のその回る速ささえ、時を表現していたりするので、
物語が、雰囲気が伝わってくると思いました。
そして最後の「あかいくらやみ」を観ながら、
あの錚々たる実力者の中、安心して観ていられる小栗くんの実力を、
改めて感じた舞台だなあと思いました。
それも、頑張ってるんです!ではなくて、
まるでそうあるべきのような自然さで伝わってきて、感心しました。
考えてみれば、小栗くんのあの運動能力等、
得意なことをいわば封印し、また新しい小栗くんを魅せてくれたと思います。
朗々と語り、ときにコミカルに、ときにあたふたと、
そしてときに真を問う役でした。
白石さん、小日向さんの舞台俳優としての、
凄さ、心意気をまざまざと感じながら、
長塚さんが操る「あかいくらやみ」の世界は、
目の前に、自らの想像とともに成り立つという不思議さで引き込まれました。


そして今日のカーテンコールは、4回だったと思うのですが、
どうも順序をよく覚えていないので(笑)、
思い出すままに、書いていこうと思います。
まずその前方の席では、カーテンコールの小栗くんが一番よく見えました(笑)。
1回目はやはり少し硬い表情で、でもお辞儀はゆっくりと、
彼のお辞儀はいつも気持ちを込めているなあと思います。
2回目でもうすでに会場はスタディングオベーション。
3回目は、長塚さんと阿佐ヶ谷スパイダースの方が3人出て来て〜という、
数人ずつ次々出てくるカーテンコール。
4回目は、なんと回り舞台に皆さん立って、拍手をしながら、
回っていくという(笑)、小野さんの座っての丁寧なお辞儀があったり、
それを見て、小栗くんたちが笑ったり、
とても楽しいカーテンコールでした。
白石さんと小日向さんは手を繋いて(可愛いお二人)、
にこやかに仲よく登場したり、
原田さんは涙を拭っていて、見ているこちらも「はっ」として、
その思いにぐっと来たり。
(小栗くんと背の高さのバランスが良くて綺麗な二人でした)
キャストの皆さんが舞台に座って舞台の奥を見ると、
スタッフの皆さんが少し恥ずかしそうに並んでいて、
彼らを称える拍手を促す小栗くんの横顔が、
なんだか凄く良くて、信頼を置いた親密さと、
よくやってくれたという仲間としての目線というか、
その優しさにまたぐっと来たり。
そうそう、あの天狗さんのお面を「と〜れ、と〜れ」と、
客席にも拍手を促していて、そのとき小栗くん、指笛を吹いていて、
それが凄く上手くて(笑)、ちょっと感動しました。
それで天狗のお面をとった役者さんの、
まあ、なんとハンサムさんだったこと、こちらも感動しました(笑)。
前方の席で見た天狗、怖かったので、
この素顔のままでもよかったです(それだと芝居にならないですけど・笑)。
あとはキャスト側から観客側にも拍手をしてくれるんですね。
だから私たちも応えるように拍手をして、
だから拍手で、キャッチボールをしているみたいで、
そこが凄くよかったです。
それからみんなで乗っかってワイワイした(笑)、
回り舞台から降りるとき、小栗くん、すっと原田さんの手を取っていて、
「わー、オーランドーみたいだあ」って思いました(笑)。
回り舞台は途中で逆回転になったり、
回り舞台までおちゃめでした(笑)。
演出の長塚さんが何か仰るかなあと思っていたのですが、
なにも仰らず、でも終始穏やかな笑顔でした。
小栗くんは小日向さんと二人残って、その後ひとりになって、
天井を見上げたり、
小栗くんが上手に、小日向さんが下手にはけるとき、
目で合図を送り合っていたり。
小栗くんと小日向さん、二人の笑顔がよかったです。
小栗くんも皆さんもたくさん手を振ってくれて、
小栗くんは共演者の方へ、スタッフの方へ、そして観客への、
それぞれの笑顔が皆穏やかな充実感を感じ取れる笑顔でした。
すべてが終わって、カーテンコールでの、
長身で端正な顔立ち、ピンと背の伸びた彼は、
しなやかでありながら悠然としていて、
またひとつ舞台で成長し、輝く彼を見ました。
無事に全公演やり遂げて、本当によかったです!
素晴らしい大千秋楽でした。