「伝説の教授に学ベ!ー本当の経済学がわかる本」浜田宏一 若田部昌澄 勝間和代

伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本

伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本

まあ、嘘本なんだが、ちゅうか、ある時代を動かす楔のような。
今頃、書評は後出しだよ!、このゾッキ本を!いう意見もあるだろう。この本が出たときは菅が財務大臣で、リフレ、インタゲに関心を示すという、なかなかスパイシーな状況と言える、今では。


日銀の白川総裁への、浜田氏の手紙は、ここが白眉の芸で、まあ、今となれば、デタラメよくいうなあ、と。白川総裁自身も理論家であるし、翁さんが日銀理論の番人で、FRB動向をソーカツした上での、政策であって、プロ筋はまあ、こういう言いがかりは感心しないなとは、思ってたろう。時代の空気を作る芸としては頑張った。


あんま上品ぶってもしょうが無い。ネットでグダグダ書評ググッてるとイケノブ先生がまあ、ハイブリッド・バブルの、ピントはあってるような書評を。そしてハマコーさんについても、ノビー先生はハマコー先生の教え子らしいが、ハマコー先生はバリバリのケイジアンで、マネタリストアメリカでの流行りにじたばたするハマコーさんいう皮肉な光景をネットに書いてた。ハマコーさんが、ケイジアン?いう釣りのフックがノビー品質なんだが、ノビーさんは、マネタリストの過激派の部分好きのマルクス主義アナキストみたいな感じか。ノビーさんが、非正規万歳のココロは、世を腐らせて、革命をいう、外道衆的アナキズムだろう。


まあ、釣り的パフォーマンスはこの辺で、ハマコーさんのアメリカでの師匠はトービンさんらしいが、まあ、調べりゃリフレ、インタゲ旗振り男が、師匠の美学的にどうかは。



一応、アベノミクスに反対の合いの手入れる係りの金子さんとか、浜さんとかはプロレスとして、小幡さんとか、久保田さんと言った国債のプロ筋は、長期国債市場はいよいよ、危ない異次元に入って来てると警告。

要は戦前、戦中にわかった奴が頑張ったら、何とかなったんじゃね?という、ステレオタイプな疑問は、現在進行形で否定されている。わかっていても、何ともならない。声を上げても、まあ、わかってたという、なんだろう?、アピールというか、せめてモノ的な。


この道しかない。