*今年のおせち
 



黒豆、栗きんとん、かまぼこ、叩きごぼう、伊達巻き、鎌倉えび、鶏の松風焼き

ぶりの曙焼き、鶏肉のケチャップ煮、干し柿なます、かぶとサーモンの奉書仕立て、5色野菜の酢漬け、入りごまめ

筑前煮、ホタテの甘露煮、

別皿に盛るバジルローストポークメープルシロップ&甘納豆



今年もおせち作りで幕を閉じます。
おせち講座に初めて行ったのは3年前。娘2人との参加で、印象的だったらしく先生が覚えていてくれました。

昨年は私ひとりで参加。一緒の班でお友達ができました。こてこての大阪出身のご婦人。
もうてきぱきして、仕事が早くてみていて気持ちいい。そしてなぜか気があった!

「来年も大みそかにやらへん?待ってるわ」と約束をして、今回、受付付近で待っていると「いや〜、一年はやいわ。」と。(名前もようしらん)

今日の参加者は14人。自分の作りたいメニューのテーブルにつきます。
私たちは定員二人の班にいき、五色野菜の甘酢漬け、ぶりの曙焼き、ホタテの甘露煮をそれぞれ16人分作成。(ひとり4人分をお持ち帰り。ぶりなら4切れ)

「ここは仕事がはやいわねー。」と先生も感心しながら「3回目よね。うれしいわ!」と。

「来年もまたやもんねー。年に一回ココでおうて一緒におせちつくる仲や」

ごちそうさん」の話をしながら大阪の食文化や野菜などの価格のちがいを教えてくれました。
簡単につくれるお惣菜も教えてもらったので、年があけたらさっそくチャレンジしてみようっと。

いろんな食材を知る、いろんな調理法を知る、いろんな味を知る。いろんな人と出会う。

今年もいい年でした。本当に、本当にありがとうございました。


ジルベスタをみて新年を迎えます

お仕事のこと

カルチャーの講座を初めて担当したのは平成17年の春。
港南台のバーズカルチャーセンターでの歌の講座でした。
交通費がでないので、10人集まらないと開講はちょっと・・といいながらも
7人でのスタート。

その後、新講座の体験会をして開講になったところもあれば、人数が集まらずクローズしたところもありで、うまくいったりいかなかったりしながらもひとつの講座を大切に育ててきました。


今は歌の講座を6つ、ピアノの個人レッスンを2つ、ピアノ&歌の個人レッスンを1つ。
会員の増減はありますが、現在80人前後の生徒さんと音楽を楽しんでします。


「音楽は万人のもの」が私の仕事のベースなので、ハンディーキャップの人にも、高齢者にも音楽をたのしんでもらいたく、そのノウハウや医学的なことを学ぶために音楽療法の分野にも身を置きました。


そして、仕事の中に精神科領域での音楽講師という立ち位置が加わりました。


指導者という立場に対人支援という立場が加わったときに、自分の中で仕事に対する心構えや音楽に対する気持ちが変わったのは言うまでもなく、「あのとき」思い切って扉を開けて踏み込んでよかったと思うのです。


20代後半から30代にかけては、より高みをめざすために自分磨きに没頭し、30代後半から40代にかけてはそれらを充実させるために勉強し、40代後半から50代にかけては、還元するために動いてきました。


そして、50代半ばになった今、さてこれからどうしようか・・と思ったのです。


原点に戻る。


「私の演奏をきいて誰かが元気なればいい。生きてて良かったと思ってくれたらうれしい。大勢ではなくてひとりでいい。明日も生きようと思ってくれるような気持ちを音楽で伝えたい」


20代の私はこんな気持ちで音楽にむかってきました。
いま思えば小娘がなにを生意気に、です。


でも、それは萎えることもなく、それ以上でもそれ以下でもなく50を過ぎたいまでも自分のぶれない軸になっています。


そのためには質のいい音楽を提供する。そのためには謙虚になる。そのためには丁寧に生きる。そのためには・・・・たくさん考えます。


原点はやっぱり原点です。


人生の後半、まだまだやることがある。

だからこそ、あらゆることに真摯にならないといけない、ってことですね。

sakiの結婚式

最強の雨男vs最強の晴れ女集団で迎えた当日(6月1日)は、晴れ女集団の勝ち。
無事に終わり、ほっとしています。



結婚式の前、sakiがこんなことをいいました。


「両親への手紙にママの離婚のこといったらダメかな。」
「うーん。どうなんだろう・・」
「でもさ、それをいわないとダメなんだよね」
「ま、事実だからママはかまわないけど」


「高校の時、私が家出したじゃない(お友達のところに泊ったんだけど)。その時、パパには怒鳴られると思ってたんだよ。そしたらパパに言われたことがすごく響いてさ・・」
「ん?」
「いや、あの時にね、パパが感情的に怒鳴ったり殴ったりしたらマジ家出をしようと思ってたんだ」

 

そのとき、相方が何をいったのかは、両親へのお手紙でわかりました。(抜粋)


「ママへ
ママは自分が離婚したことをとても気にしていたけど、私はさびしいよりもうれしいことのほうが多かったんだよ。
ママは倒れるまで働いてたけど、私との交換日記はずっと続けてくれたよね。
忙しくても、疲れていても、必ず書いてくれた。ありがとう。

これからはからだを最優先してください」



「パパへ
パパ、わたしを娘にしてくれてありがとう。
私は放課後、担任の先生をつかまえて「パパ」と呼ぶ練習をしました。

私が家出をしたときのことを覚えていますか?
あのときパパに「悲しかった。本当に悲しかった。だからもう二度とこんなに悲しい気持ちにはさせないで」といわれて、私は自分のしたことを心から詫びました。

それからパパとはなんでも話せる仲になりました。
パパとママのような夫婦になります。家族になります。」



母親に対する手紙の内容はだいたい想像がつきます。



でも、これには泣きました。隣にいた翔平ママも泣いていました。



相方が私と結婚をするときに、相方の両親は思春期のsakiとの関係がうまくいくかどうかを一番心配したと聞きました。

入籍したとき、「二人のお父さんになるつもりはないよ。一番近い第三者でいい。よき理解者になれればそれで充分」と娘たちにいった相方。


その体型からずっと「プーおじちゃん」と言っていた二人。

すぐに「パパ」と呼んだsaki
しばらく「おじちゃん」と呼んでいたyuka


気にした私に「呼び方なんてなんでもいいよ」


それぞれが「家族」になっていく過程で多くの悩み、喜び、泣き、笑い、があるのは、どの夫婦も一緒。


まだまだこれから。誰とも比べない「私たちらしい家族」になろう。



 
 

娘の初里帰り

3月5日、サンゴの日に入籍をしたsaki。
結婚式まであと2カ月。いろいろ決めることが多くて「キー!」ってなってるらしいけど。。。

いまだにお弁当のおかずを余計に作ってしまう私とは正反対で、おままごとみたいな生活をしてるのかと思っていたら、けっこうちゃんと暮らしているらしい。

「ママのを見ていたから何となくできてるよ。でも、翔ちゃんちに行くと足手まといになるから、洗い物係に徹してる」


そんなsakiが昨日泊まりに来て、久しぶりに相方と三人で夕飯。
リクエストの海老フライと相方が今ハマってる換気扇下での七輪炭火焼肉



「なんかいいな〜。日曜日のパパごはんだねー。日曜日はパパのごはんが食べたくて、必ず夕飯は家で食べてたもんね。」


たしかに。週末は家族でご飯を食べていた。


sakiが高校に入ったときに結婚した私たち。


「フツー、親の再婚とかって非行に走る手っ取り早い理由になりがちだけど、
家に帰らなくてパパのご飯が食べられなくなるほうがヤダって思ったから、帰ってきたんだ。ご飯食べながらいろんなこと話たし、教えてもらったし。バーでもいろんな話をしたよねー。たのしかったな〜。」


結婚していろんなことや少しずつわかり始めたsaki。
昔思っていたことを、今、「あの時はああだったよ、こうだったよ」と話してくれるようになったのも、自分や社会人になり、家庭人になり、主婦になったから。


「まだおいで。しょうちゃんも一緒にご飯しよ」
「うん!!」


胃袋をがっちりつかむ。
餌付けをする。
食べ物で釣る。


いろんな言い方があるけど、食べるものは大切だ。

エサではなく、「食事」がココロにもカラダにも脳にも必要。


たとえ栄養のバランスがとれていても、お刺身とグラタンを一緒に出すような食卓は我が家ではNG。(居酒屋ではオーダーしても、ね)


献立のバランスも味覚や情緒を育てるものだと思ってるところは、娘たちにちゃんと受け継がれていたのでうれしかったデス。

発表会

ここ数年は自宅生徒も減ったので、楽器店の発表会に乗っかっていました。

らくちんなんです。会場もプログラムも照明も記念品もぜ〜んぶ楽器店がやってくれるので、講師は指導に専念し、プログラム順位を決めるだけです。(講師演奏はそれぞれですが)

明日はその楽器店が主催する発表会です。


リハが特別にあるわけではないので、主に自宅外の生徒さんを、自宅に招き最後のレッスンをしました。


家の電子ピアノでは弾けるけど、レッスン会場のピアノだとなんかうまくいかない、それがグランドピアノになったら「ド」の位置もわからなくなってしまう。


そんなことがフツーに起こるんです。


最近はずっとラクをしていたので、来年は、個人で発表会を開催しようかと考えています。


時間や参加費を気にせず、アンサンブルや連弾、合唱など、「音楽」をもっと楽しんでもらいたいから。

そうなったら前日にこうしてのんびりとビール飲んでるなんてことはできないだろうし、きりきりしてると思います。


今日、最後に子供たちに言ったこと

「アナウンサーで言い間違える、歌手でも歌詞を間違える、プロのピアニストでもミスタッチをする。だから、間違えたことは気にしない。でも、間違えたあとの気持ちが腐ったり、いい加減になったりすると、演奏にそれがでるから良くない。聴いてる人にそんな気持ちが伝わっちゃうからね。たのしくね。弾く前にちゃんとイメージしてね」」と。

そして

子供たちは家でたくさん練習するから、親たちは曲を熟知しているので、間違いがわかりやすいし、つい数えてしまう。
それよりも、最後まで弾き終えたことを褒めてほしい。
その「自分で処理する力」をたたえてほしい。


そんなことを音楽教室通信で配信したところです。


間違いばかりを指摘するより、できるようになった(出来た)ところを褒める。
それが上達の近道でもあるんです。



以前は生徒の演奏の出来が担当講師の「評価」だと思っていたことがありました。
「あの先生の生徒さんは上手よね」
そんな声を聞こえてきたのも事実です。


弾き終えた生徒から「先生、ごめんなさい、まちがえちゃった」と謝られたこともあります。

どちらも愚かなことです。

音楽は人と比べるものでも、争うものでもありません。



お肌のお手入れをちょっと念入りにして、今夜はのんびりします。

人生初「まつげエクステ」


生まれて初めてまつ毛を加工してきました。
巷でよくみかける「まつ毛エクステ」です。
マスカラも、ビューラーも、シャドーもアイラインもひかない私が、です。


やるきっかけになったのは、カルチャーの受付やっていた子が施術者になったからで、エクステモデル(練習台)として。


「せんせー。ぜひきてくださーい。」の声に「いくいく!」と即答。
こんなチャンスめったにないもの。


カウンセリングをして、デザイン(ナチュラル、セクシー、ゴージャスと3種類あった)を決めて、太さ(これも3段階)やカールの向き(こちらも3種類)を決め、本数はおまかせでやってもらいました。


「せんせいのまつ毛、量はあるけど短いんですね。印象かわりますよー」
ドキドキ、ワクワク。


ベットに横になり、施術中は眼をつむってます。
当然何度も寝落ちしました。

途中、ベテランさんにチェックしてもらいながら60本つけたところで、「こんなかんじ。もう少しスキマにいれていいですか?」


いわれるがまま、左右40本ずつ、80本つけました。
細めの、マスカラ一度塗りくらいの控え目エクステです。


自まつ毛にくっつけていくので初めてだと2週間ほどで落ち始めるとか。
まつ毛が慣れてくると5週間ぐらいはもつらしい。


「完全に乾くまで5〜6時間かかるので、お風呂とか気を付けてくださいね」

メイク落とすのに気を使いましたよ。なんたってオイルに弱いっていうんですもの。


相方「ほぉ。なるほど。へー。」
saki「あー。たしかにね。ママのまつげ長くなってる。」
相方&saki「どうせならもっとバサバサにしてくればよかったのにー」


どうも彼らは派手ずきらしい。


見慣れていない私は鏡をみるたびに「うーん。不思議だ・・・」


練習台ゆえ無料だったので、普段できないトライをしてきました。

しばらく私のまつ毛にはエクステがくっついています。

二人ぼっちの金曜日

わが家の週末イブの金曜日の過ごし方は大きく分けてふたつ



Ⅰ 駅で待ち合わせて外ごはん(主としては飲み。飲み放題にするか、はやければハッピーアワーを狙う)

Ⅱ スーパーで待ち合わせてお惣菜や食材を買ってがっつり家飲み。

今日はⅡでした。


「牡蠣とお刺身が食べたい」という相方。
仕事が終わり待ち合わせ場所のスーパーに行ったら、すでにかごにはそれらがw


家に帰るとすぐに相方は牡蠣をあらい、大根おろしを作り、食べる準備に。
一方私は、洗面所にいきうがい手洗いをするように見せかけメイク落とし。(そのまま寝れることは大事!)

お互い、飲む気満々デス。


ビールを飲みながら買ってきた焼き鳥などを平らげ、日本酒で牡蠣やお刺身を食べ、白ワインでドライトマトやカボチャの種を味わう。


これで後片付けがなかったら天国なんだけどね。


外で食べた時は片付けまでお金に入ってるけど、家飲みは後片付けや洗い物には「自分でやれよ」が鉄則。
でも!存分に飲めるし、見たいDVDや録画を観れるし、にこともじゃれられるし、眠くなればそのまま寝れるし〜。家飲みはそのゆるさと寛大さがいいね。



二人で飲みながら、笑いながら、ネタの練習しながら、テレビにツッコミながら、が叶う家飲み。こんな楽しいことはない。

「楽しいことばかりを夢みちゃいけないよ。嫁にいっても出戻ってくるかもよ」と相方はいうけど、そうなったらそうなったで、また別のたのしみが生まれるわけだし。

どんな環境でも、美味しく飲み食いして、大口あけて笑って過ごす。それが「口福(幸福)」の原点。