山茶花のここを書斎と定めたり

 最高気温が4℃で晴れているが、北北西の風が冷たい。街路樹の山茶花の花が冬の太陽の光に照らされて目にも鮮やかです。

 

ツバキ科の常緑小高木。九州・四国に自生。葉は楕円形で両端がとがる。晩秋のころ白い花をつけ、散るときは花びらがばらばらに落ちる。種子から油をとり、材で器物を作る。園芸・観賞用としても栽培され、赤花・八重咲きなどの品種がある。  『大辞泉

 『大辞泉』の引用句は、子規の「山茶花のここを書斎と定めたり」、明治二十八年の句ですね。
『子規句集』には、もう一句、「山茶花に新聞遅き場末かな」、これは、明治三十二年の句です。
 新刊に、坪内稔典著『正岡子規』(岩波新書)、長谷川櫂著『子規の宇宙』(角川学芸出版)など注目。
 坪内稔典さんのパチンコで子規の全集を買えた話が面白い。
正岡子規 言葉と生きる (岩波新書) 子規の宇宙 (角川選書)