先日の野草の薬師草の付近に、蜘蛛(くも)が幾つか巣を張っていた。
大きな網(あみ)の中心にいるのは女郎蜘蛛(じょろうぐも)のようだ。
コガネグモ科のクモ。体長は雌が二五ミリ、雄が七ミリくらい。雌は腹部には黄色や青黒色の縞があり、側面後方に紅色の斑点をもつ。雄は黄褐色で地味。樹間などに大きな三重の網を張る。本州以南に分布。 『大辞泉』
「蜘蛛の圍(い)やわれらよりかも新しく」
「蜘蛛の圍や朝日射しきて大輪に」
「秋風に山家の蜘蛛の死んで見せ」
「秋風や曼珠沙華折れ蜘蛛太り」
中村汀女の俳句で、昭和十年(1935年)の蜘蛛の句です。
先日、「のんき新聞」32号が届いた。
連載で、南陀楼綾繁の「ホンの一枚」によると、《10月末に雑誌を創刊します。誌名は『ヒトハコ』。12年前からはじめた一箱古本市が全国に広がったことで、各地の本好きとのつながりができました。そのネットワークを生かして一緒に雑誌をつくっています。》
書店でもサイトでも販売します、とのこと。