2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

サンセット大通り

SWANSON ON SWANSON 図書館から借りたDVDなんですが、ヒロインの女優は当時、51歳*1だったんですね、若者ウィリアム・ホールデン(脚本家・弱者男性役)とお金持ちの女優ととのラブストーリー。最初の夫でもある元映画監督の女優の執事と野心を持つ若い…

小日本主義/原理主義

石橋湛山の小日本主義はグーグル検索すると、清沢洌だけでなく、色々とヒットしますね、そして結局田中康夫のHPにつながってしまった。こんな小日本主義の本も発刊されていたんですね。佐藤清文コラム『石橋湛山と小日本主義』も面白かったです。佐藤さんの…

最近、素晴らしい判決が続きますね、

どういうキャリアで生まれようと、原則、家族が日本の戸籍に入れる意志があるなら最大限考慮すべきでしょう。法律問題があるなら、即座に法整備しなくては…。僕には子供がいないけれど、「子供が誕生した!」そのことだけでも、最大限の敬意を表する。結婚し…

新政権に贈る言葉そして、子供達に…清沢 洌

清沢洌 eireneさんが、清沢 洌(きよさわ きよし、1890年2月8日-1945年5月21日)を紹介しているが、この人は今読んでいる『湛山回想』の石橋湛山が主幹をつとめていた『東洋経済新報』で匿名記事を書いていたし、武田徹ジャーナリスト・コースで清沢洌がテキ…

クラ〜イビンボー

献血は、ぼくがまだ学生時代では「血を売る」ことが、日常的に行われていましたね、そんなことを思っていたらこんな本がありました。『血賊』(ぶんか社)です。自分の身体が保険の財なのですね、後は知人のネットワーク、知り合いで借金を平気でするヤツが…

jakuchuの江戸

プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展を見ました。一番、人集りがしたのは、『鳥獣花木図屏風』で江戸のポップって言うか、サブカルの軽快さ、遊びがあってファンタジーなノリで若冲さんはトンでいる。面白いことに、女の人や、現役引退した高齢の人や…

アカルイびんぼう

★びんぼう一代?五代目古今亭志ん [VHS]★佐賀のがばいばあちゃん [DVD] 京都国立近代美術館に行ったついでに久しぶりに、府立図書館に寄る。下のコメント欄で、てるてるさんが木下恵介の『女の園』についてカキコしていたことから触発されて、見てみようかと…

あれは極光だったのか?

ソクーロフの映画『太陽』をやっと見ました。映画を見る前に、本を読んだり、色々な人のレビューを拝見したり、禁じ手のあまりにも情報を仕入れすぎて、まっさらな気持ちで見ることが困難だと思ったのですが、思い描いていた予想を遙かに越える映像の官能さ…

ブログとテレビ

過去にエントリーした「ブログ閉鎖の問題」、「坂東真砂子・子猫騒動」の関連YOU TUBEをリンクしました。最初は宮台真司さんです。 ブログの不特定多数のコメント欄には反対。高品質カキコの選別と排除の仕掛けが必要。「開かれてるからデモクラティ…

アチャコでっせぃ

むちゃくちゃでござりますーのアチャコです。と言っても知っている人は少ないかなぁ、エンタツ&アチャコで、かって、漫才ブームを作った人です。「ビデオキ」で遊んでいたら、「いのち」のキーワードで、「あちゃこ音頭」にヒットしたのです。なぜ、「いの…

ギャップ・イヤー?WORKSONG

茂木さんのNHKの番組を見たわけではないのですが、leleleさん経由で、ギャップ・イヤーについて拝見しました。ホント、ギャップ・イヤーって知らなかったのですが、『英国・学生の中休み:ギャップ・イヤー』というサイトがありました。「強制/ボランティア…

猫の経産婦?

↓のエントリーで坂東真砂子さんの「子猫殺し」から金井美恵子さんの「タマや」について書いたのですが、e.t.さんから詳細なコメントが来て、それで、丁度、ここにアップしている猫画像の文庫版でない、初版(講談社 1987年)で、山田宏一さんが撮っ…

限りなく当事者として…

湛山回想 (岩波文庫 青 168-2) 戯画的日乗をロムしていると、こんなことを書いていました。 一番ショックだったことは、アイヌはいくら貧しくても間引きをしなかったということ。東北の貧しい地方では、間引きせざるを得なかったと聞くけれど、アイヌは村全…

京都三条寺町でSixth Sense

ギャラリー「ヒルゲート」(京都市中京区寺町三条上ル西側)で、主体美術協会会員小品展が開かれます。 ★榎本香菜子(神奈川)★木村正恒(京都)★岡本祐介(京都)★中川奈哥子(神奈川)★門屋武史(北海道)★畠理弘(埼玉)の六人です。 会期:2006/10/10~10…

〜のデザイン

画像はうたかたの日々のソネさんの『持続可能な福祉社会』広井良典著のレビューのためのワンシートをちょと拝借したのです。すごくわかりやすいですね、さて、問題はどうやってお金を工面するかです。経済学者と協力してもらいたいですね、山形浩生訳、ポー…

その前夜のマルコムX

◆京都文化博物館の映像ホールで山中貞雄特集の六回目『その前夜』を見ました。この映画は山中貞雄追悼映画として企画されたものです。脚本は「梶原金八というネーム」になっていますが、合同ネームなのです。メンバーは稲垣浩、三村伸太郎、山中貞雄、滝沢英…

鶴見和子さんに続いて「日米交換船」の同船者竹久千恵子さんも、合掌

僕が知ったのは竹久千恵子さんの遠い親戚という方がコメント欄にカキコしてくださり、早々と訃報に接したのですが、サンケイ新聞で河上千恵子さん(元女優。芸名は竹久千恵子) で14日、米国ハワイ州の病院で、脳卒中のため死去。享年94歳です。喪主は長…

「私と誰か」の合作

オリオンさんの 『もう一つの記憶のかたち』が続いていますね。 ……残響型記憶が世界の肯定につながるとすれば、残光型記憶は世界の否定もしくは切断につながる。世界の(不断の)創造といっていいかもしれない。そのつど一回性をもって、この世界で初めての…

ニホンゴの普遍

タマや マイミクさんも、仲俣さんのブログも橋本治のどこかで言ったという「私の書く評論はじつは『自分』を主人公にした『小説』だし、自分の書く小説は『他人』を描くことを通しての『評論』でもある」と紹介してくれましたが、昨日から気になるフレーズと…

レトから株へ

The Modern History of Japan: From Tokugawa Times to the Present作者: Andrew Gordon出版社/メーカー: Oxford Univ Pr発売日: 2003/01/09メディア: ペーパーバック クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る 先日、下のコメント欄で、レトリックに…

空っぽな本棚の過剰な記憶

図書館にあったDVD『白いカラス』を借りて見ました。ぴぴさんは映画レビューも原作書評も書いていますが、文句なく原作の方がよかったとコメントしている。確かに原題の『ヒューマンスティン』よりはイメージの喚起力も映画では『白いカラス』のタイトル…

オリオンの残光と残響

オリオンさんの『もう一つの記憶のかたちー残光と残響(3)ー』は保坂和志と小島信夫をテキストに触発されてオリオンさんの記憶の想起を引き続いて書いている。 僕もネットを通してオリオンさんの残響を受信したわけですが、チューニングがなかなか難しいの…

まず、卵を売らなくっちゃぁ

こちらの「卵売り少年」は榎本香菜子の絵です。今度、京都のギャラリー「ヒルゲート」で主体美術協会の仲間達とSixth Sense展(10/10〜10/15)を行います。詳細は又、日取りが迫ったらご案内致します。

途方に暮れた記憶

オリオンさんが、一回目、二回目とで小島信夫の『残光』、保坂和志の『途方に暮れて、人生論』についての記事を長文アップしています。ここで、言われている、書かれていることは、「記憶について」だと思う。小島さんって書いた原稿を読み直さなかったらし…

保坂和志×柴崎友香のトーク・イベント

先週ののエントリーで『その街の気配が立ち上がる今』をアップした折り、近々出版される柴崎友香『その街の今は』(新潮社)を紹介しましたが、保板によれば、青山ブックセンター本店内カルチャーサロンで保坂和志『小説の誕生』(新潮社)も9月末に発売さ…

アキバ三人、薫の君

大塚英志の『村上春樹論ーサブカルチャーと倫理』を読んでいると、とても気になる言葉があるそれは「母としての男」なのですが、まあ、吉本ばななの『キッチン』におけるオカマのお母さんをイメージすればいいのかもしれない。江藤淳の『成熟と喪失』から小…

<私>の本屋さん…、

新文化によると、講談社の黒柳徹子のリニュアール版『窓ぎわのトットちゃん』、いとうひろし著『だいじょうぶ、だいじょうぶ』を完全買切・満数配本の特別条件(参加組合報償金付き)で販売するということです。仕入正味は従来通りですがマージンが40%に…

ひだりみぎカジの盥に祈る葉っぱ/赤城の虎

京都文化博物館に行って来ました。常設の歴史展示室は毎日、午前11時・午後1時・午後3時の3回、コンパニオンが懇切丁寧な案内をしてくれますよ、おじいちゃんが一人、孫娘のような人にガイドしてもらったので、「いや〜あ、いいなぁ…」と耳をそばだてていた…

街の今昔、そして明日は?

編集集団140Bさんの『「街的」』は、ある懐かしさを持って響いてきます。 僕らと団塊の世代にとって、例えば寺山修司の『書を捨てて町へ出よう』は発刊されたのが1971年で、60年代を通して高度経済成長まっさかりだったわけです。 1973年のオ…

茂木さんと保坂さんの悦ばしき饗宴

「書き言葉」より「話し言葉」の方が上、って茂木さんが是枝さんとの対談の中でもプラトンを持ち出して言っていたなぁ…。それはそうと、数年前、ブックファースト梅田店で茂木さんのトークイベントがあって、小さな喫茶室だったのですが、茂木さんの話があま…