美しい田舎で美しい日本料理「かわすみ」 能勢町

先々週だけど、雨の中、能勢に向かってドライブ。
川西多田を過ぎ、一庫ダムを横目に、トンネルを通過して、池田から1時間弱、大阪府の北の奥、能勢町まで。
丁稚羊羹のお店の前を通過して、田舎道を入って行く。
目的は日本料理の「かわすみ」

ナビには入れたが、途中で変になって、何度も来た事があるというIちゃんの案内がないと到着できなかったかも…
のどかな田園風景の中、茅葺き屋根の一軒屋。

眩しいくらいの新緑の中に違和感なく溶け込むように存在する。
昔ながらの造りの家。

古民家リノベーションみたいな小細工はなくて、そのまんま。
だから、田舎の親戚の家にお邪魔したかのよう。

座敷の広いテーブルに悠々と座り、お昼の懐石コースを3人で頂く。

(1グループ1座敷。我々のお部屋は掘りごたつの方だった)
優しいお味の茶碗蒸しは、ぜひ熱々のうちにどうぞと念を押される。

美しく彩られた前菜(八寸)は、どれも美味しく、数々の器は目にも楽しい。

(小さい器の蓋だけでもこんなにあるし)

料理に添えられるさりげない花あしらいも綺麗。

鮎は上手な食べ方を丁寧に教えてくれる。

可愛らしい道明寺蒸し。

大きな器に迫力ある盛り付けの季節の天ぷらはサクサク。

お塩まで素敵。

木の芽の香りがいい筍ご飯

デザート&フルーツもいい感じ。

季節の美味しい和食をゆったりといただきました♪
ほんとに静かな、空気の澄んだ落ち着ける場所。
聞こえてくるのは蛙の鳴き声くらい(アマガエルじゃなくて、大きい部類の蛙だと思う…)

縁側から眺める緑のお庭や、能勢の山々にも心癒される。

細かい気配りのある美しい懐石だが、決して気取ったところがなく、基本的には素朴かもしれない。
お店のおばちゃんたちとの温かい会話もあり、ほのぼのと和めるお店。
おもてなしの心遣いが嬉しい。

美しい田舎でこそ活きる「かわすみ」のちょいゆるが、とても心に優しかった。
雨も上がり、お店を出た所の田んぼは穏やかに水を湛える。

近くには、長谷の棚田がある。
滋賀の大津、仰木の棚田にあるキマッシとロケーションは似ているが、また別の雰囲気と食事を楽しむことができました〜☆
【かわすみ】大阪府豊能郡能勢町垂水245
072-731-2018
この後、すぐ近くの「del cook キュイジーヌ・ド・能勢」へ、コーヒーを飲みに行く。