“神々の座”の麓を歩く(6:最終)

(石田邦夫)
『トレッキング4日目;ナムチェ・バザール 〜 ルクラ』:2009年11月18日
 今朝の天気は昨日とうって変わって青空が広がっている。ロッジの窓から見えるコンデ・リ(6,187m)の頂きが朝日で黄金色に輝いているではないか。

(コンデ・リ 6,187m)
 今日は来る時には二日間かけたルクラ村からナムチェ・バザール村間の道のりを一日で下る行程で時間に余裕がありません。7時に出発する予定ですがツアーリーダーとサーダー(シェルパ頭)から「ナムチェ・バザール村から30分ほど登った丘から条件が良ければエベレストが見える可能性があるが、どうするか?」と提案されました。
全員一致でエベレスト・ビューの丘に行くことに決めた。
そして、神々は私達に微笑んでくれました。

(エベレスト8,848mの頂きから雲が生れいずる神々しい姿)

(特異な姿のアマダブラム6,814m)

(光の祝福を受けているタムセルク6,818m)

(大きく堂々としたコンデ・リ6,187m)

(左奥エベレスト8,848m、中央ローツェ8,516m、右アマダブラム6,814m)

(左エベレスト8,848m、右ローツェ8,516m)
 私達は深い感動と大きな満足を持ってエベレスト・ビューの丘からルクラ村へと向かいました。しかし、四日間の疲労と高山病の影響からか体調を崩す人があらわれだし、ルクラ村へ帰着したのは日没寸前でした。
シェルパ達現地スタッフとのお別れのパーティも参加者が少なく寂しくはあったが、それなりに盛り上がり私達はネパールの焼酎(ロキシー)を、彼らはネパールのどぶろく(チャン)を飲み、手をたたきダンスを踊り握手をして別れを惜しみました。