猿板

遊山黒子衆SARUの記録

いよとあやとの日記 初登頂

女神の庭

 10月のとある週末
それぞれ1泊ずつの日程で
三嶺と剣山を訪れてきました。
どちらの週末も出発時の天気は雨模様。
「日曜日は回復しそうだけどなぁ・・・。」
回復しそうなら、とりあえず行くとこまで行って
様子をみるのが猿板流。

 山登り初心者の私にとって
三嶺も剣山も初めて訪れる山。
たとえまだ見ぬ山の頂にたどり着けなかったとしても
避難小屋での一夜は想像するだけでワクワクするし
山小屋に一泊できるだけで
海外旅行へ行くかのような楽しみがありました。

時折強く降りつける雨の中
一度も弱音をはかずに歩き続けたあやとを
後押ししていたのも登山リフトや山小屋での宿泊
「初めて経験すること」への喜びや
好奇心だったのではないかと感じます。

 三嶺は晴天の頂上へ。
剣山は雨天だったけど、あやとも一緒に頂上へ。

自然が永い年月をかけて作りだした起伏
色づいた落ち葉の絨毯の美しさ
刻一刻と変化していく自然の姿
山小屋の人たちの温かさ・・・etc.
天気がどうであれ行ったからこそ見て
感じられることがたくさんありました。
 行ってみて本当によかった!!
 小雨の中レインコートのフードもかぶらずに
歩くあやとに何度か注意した私ですが
日常の風景とは違う環境で雨を感じながら歩くって、
実はとても楽しいことなのかもしれません。
私もわざわざ雨に濡れて遊んだ記憶があるような・・・(笑)

大人だけで訪れた三嶺は天気が良く
あやとも一緒に訪れた剣山が雨だったのは
少しでもあやとが楽しい経験ができるようにという
神様の計らいだったのかもしれませんね。
 
 さて次はどこでどんな自然との
一期一会が待っているのでしょうか。楽しみです。
 
                     照れば金 日かげれば銀 芒かな  下村梅子