標高1040mの登山口で
積雪は既に靴を超えていた。
コンクリートの階段を越えたら
スノーシューを履きましょう。
◆変化のとき
低気圧が離れたようで
下界は次第に晴れてきたが
四国の高山はまだ雲の中にある。
今日は良い風景に出会えそうだ。
◆雪舟に乗る
登り始めの急登を這い上がり
雑木のなだらかな山道に登り
スノーシューを履くことにした。
しかし12月上旬に履くのは
久しぶりなのか記憶がない。
「やっぱり楽やわ
全然違いますね!」
◆直登のこと
若い雑木林を抜け
植林の防火帯に出る。
ここから一晩で積もった新雪が
30〜50cm積もっていた。
ろくべえさんが先頭。
新雪で歩きやすいとは言え
吹きだまりは膝を超え
先を行くものは足の上げ下げは要する。
四国の雪は先週の雨で
一旦リセットしたが
一発の寒波でここまで積もった。
前足に重心を前にかけるだけで
ぐんぐん登る事が出来る
この上ないコンディションだったが
今冬の雪を決して侮ってはいけない。
ぬつくりと雪舟に乗りたる憎さかな 荷兮