青山の裏通り向こうから村上さんが歩いてくるではないか

青山の裏通り向こうから村上さんが歩いてくるではないか

【あれほど売れている『1Q84』であるが、
 私のまわりで読んでいる人がほとんどいな
 い。先週、ビッグサイトで行なわれたブッ
 クフェアで講演会をし千五百人の聴衆に向
 かって「村上さんの新刊読んだ方?」手を
 上げてもらったところ二十人もいなかった】

林 真理子著『いいんだか悪いんだか』(66)

◇ハルキ・ムラカミ◇(下)

青山の裏通り向こうから村上さんが歩いてくるではないか

《「 ◆ドキッとするピクチャー(Source:REUTERS)◇ ◇L.A. Air Show (Steve Oliver flies a highly-modified 1956 de Havilland Chipmunk on rehearsal day for the Los Angeles County Air Show at the General William J. Fox Airfield in Lancaster, California, March 20, 2014. REUTERS/David McNew) (The U.S. Navy Flight Demonstration Squadron, the Blue Angels, practice their routines in F/A-18 Hornet fighter jets on rehearsal day for the Los Angeles County Air Show, where they will be the headline act at the General William J. Fox Airfield, in Lancaster, California, March 20, 2014. REUTERS/David McNew) (The U.S. Navy Flight Demonstration Squadron, the Blue Angels, practice their routines in F/A-18 Hornet fighter jets on rehearsal day for the Los Angeles County Air Show, where they will be the headline act, at the General William J. Fox Airfield in Lancaster, California, March 20, 2014. REUTERS/David McNew) そしてそれからしばらくたってラ・フォーレ 原宿の上にあった書店を歩いていたら、一緒 に歩いていた友人の足が止まった。ものすご く昂奮して、 「今、そこに、村上春樹が歩いてた……」 というのだ。 「ウソでしょう、どこ、どこよ」 と急いで本の棚の間を探しわまったが、ハル キ・ムラカミの姿はもうなかった。二十年ぐ らい前と思うが、もう彼は神格化されかかっ ていたのである。 そして二年前に奇跡が起こった。青山の裏通 りを歩いていた私は、心臓が止まりそうにな った。 向こうから村上さんが歩いてくるではないか。 ジム帰りらしく、ショートパンツにTシャツ を着ていらした。 「村上さん」 私の声が震えていたと思う。 「私、ハヤシと申します。あの、随分前に、  ○○さんに頼んで、サインをいただいた者  です」 「ああ、憶えてますよ」 驚いたことには、村上さんは気さくにお話し してくださったのだ。短い間であったが立ち 話をしたのは、私のかなりの自慢である。ま わりの編集者に話すと、 「え、ハヤシさん、すごおーい」 と羨しがられる。さすがにヤンバルクイナ、 いや失礼、この世界の神秘である。 ところで不思議なことがある。あれほど売れ ている『1Q84』であるが、私のまわりで 読んでいる人がほとんどいない。先週、ビッ グサイトで行なわれたブックフェアで講演会 をし、千五百人の聴衆に向かって、 「村上さんの新刊読んだ方?」 手を上げてもらったところ、二十人もいなか った。二百万部売れているのに、どうしたこ とか。などと言っている私も、二冊まとめて 買ったもののまだ読んでいないのだ。 夏休みにひと息に読もうと思う気持ちと共に、 「買っただけで気が済んだ」ところもあるか もしれない。 もはや持っているだけで有難いお札のような 本。それがムラカミ本だ。すごい。  」》 ■前回のエッセイに、 「ねえ、あんただって、一応は作家なんだか ら、こういうものを貰って恥ずかしいと思 わないワケ!?」 とありました。 ここんところ、ずっと読んできまして、いっ ちゃいますが、ハヤシさんって、偉大なミー ハー魂の持ち主ですね。本心から敬愛せずに はいられません。その感性の瑞瑞しさには、 驚かされます。 すでに、有名人なのに、飾ることのない真摯 な乙女こころ、中学生のようなファン根性丸 出しには、こちらまで、少年に戻ったような 気持ちになりました。こころのトキメキ、っ ていいもんですよね。 《もはや持っているだけで有難いお札のよう  な本。それがムラカミ本だ。すごい》  私も、『1Q84』を読んでいないグループ に入りますので、正面からアプローチするこ とができませんので、ナナメから、さっとか すってみたいと思います。 2013年4月8日、NHKスーパープレゼンテ ーション で、「チップ・キッド:本をデザ インするのは笑いごとではない……なんてね」 を観ました。(“Designing books is no laughing matter. OK, it is.”) チップ・キッドとは、ブックデザイナー。 1964年生まれ。ペンシルバニア州立大学を卒 業後、アルフレッド・クノプフ社のブックデ ザイナーになります。これまで手掛けた作品 の数は5000冊以上。マイケル・クライト ンやダニエル・クロウズほかに、村上春樹鈴木光司などの英語版の本の装丁も手がけて います。 そこで、うまいこと言っています。 「表紙はエッセンスです。言ってみれば物語  を“俳句”にしたものなんです」 本を体現する表紙を作るのだと。また、こん なことも。 「私はページの隅を折る読書好きな装丁家、  余白にメモをしインクの匂いを嗅ぐ。そん  な私はこれが物語の形だと思う」 ☆1Q84 BOOK 1 [単行本] 1Q84 BOOK 11Q84 (Vintage International) [ペーパーバック] 1Q84 (Vintage International) ☆The Wind-Up Bird Chronicle: A Novel Paperback (ねじまき鳥クロニクル)※これもチップ・キッドの装丁 The Wind-Up Bird Chronicle: A Novel (Vintage International) ☆Haruki Murakami's new book 1Q84 (※『IQ84』の書籍案内) (アップロード日: 2012/02/15) 【"Murakami is like a magician who explains what he's  doing as he performs the trick and still makes you  believe he has supernatural powers . . . But while  anyone can tell a story that resembles a dream, it's  the rare artist, like this one, who can make us feel  that we are dreaming it ourselves."  -The New York Times Book Review (※あらすじ) The year is 1984 and the city is Tokyo. A young woman named Aomame follows a taxi driver's enigmatic suggestion and begins to notice puzzling discrepancies in the world around her. She has entered, she realizes, a parallel existence, which she calls 1Q84 ?"Q is for 'question mark.' A world that bears a question." Meanwhile, an aspiring writer named Tengo takes on a suspect ghostwriting project. He becomes so wrapped up with the work and its unusual author that, soon, his previously placid life begins to come unraveled. As Aomame's and Tengo's narratives converge over the course of this single year, we learn of the profound and tangled connections that bind them ever closer: a beautiful, dyslexic teenage girl with a unique vision; a mysterious religious cult that instigated a shoot-out with the metropolitan police; a reclusive, wealthy dowager who runs a shelter for abused women; a hideously ugly private investigator; a mild-mannered yet ruthlessly efficient bodyguard; and a peculiarly insistent television-fee collector. A love story, a mystery, a fantasy, a novel of self- discovery, a dystopia to rival George Orwell's 1Q84 is Haruki Murakami's most ambitious undertaking yet: an instant best seller in his native Japan, and a tremendous feat of imagination from one of our most revered contemporary writers.  http://www.harukimurakami.com  http://www.randomhouse.com/features/m......  http://www.randomhouse.com/book/11871...】 ☆Chip Kidd on Designing Murakami's 1Q84 Book Jacket (アップロード日: 2011/10/17) 【Chip Kidd talks about designing the cover and  interior artwork for Haruki Murakami's 1Q84.  http://knopf.knopfdoubleday.com/】 ☆Chip Kidd: Designing books is no laughing matter. OK, it is (公開日: 2012/04/04) 【http://www.ted.com Chip Kidd doesn't judge books by  their cover, he creates covers that embody the book   -- and he does it with a wicked sense of humor. In  one of the funniest talks from TED2012, he shows the  art and deep thought of his cover designs. (From The  Design Studio session at TED2012, guest curated by  Chee Pearlman and David Rockwell.)】 (つづく) (1706dys-1028ent) ★林 真理子著『いいんだか悪いんだか』(文春文庫) いいんだか悪いんだか (文春文庫) ・文庫:256ページ ・出版:文藝春秋(初版奥付日2013年03月10日) ◇ペットショップの売れ残り犬をつい購入、輸送費も省みず、 高知の友にプレゼント、時間もお金もたっぷり使って見合い 場をセッティング、お節介はもはや病気の域に達する一方、 イタリアでオペラ鑑賞、ついには自ら舞台でヒロインに。時 代の最先端と変わらぬ人情を両立させながら、仕事に遊びに フル稼働。京都からイタリアま、マリコの爆笑ダイアリー、 2009年総集篇。 ◇林真理子。1954(昭和29)年、山梨県生まれ。日本大学藝術 学部文芸学科卒業後、コピーライターとして活動。1982年の エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセ ラーとなる。1986年『最終便に間に合えば』『京都まで』で 第94回直木賞を受賞。1995年『白蓮れんれん』で第8回柴田 錬三郎賞、1998年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学賞 を受賞。『ミカドの淑女』『女文士』『美女入門』『anego』 『コスメティック』『Ruriko』『私のこと、好きだった?』 『下流の宴』『六条御息所 源氏がたり』『正妻 慶喜と美賀 子』など多数の著書がある。現在、直木賞の選考委員のほか、 講談社エッセイ賞吉川英治文学賞中央公論文芸賞、毎日 出版文化賞選考委員を務めている。 ・林 真理子氏

林 真理子著『いいんだか悪いんだか』(66)

―――――◆◎◆◎立ち読み◎◆◎◆―――――

★『秘密法で戦争準備・原発推進』〈9〉

【―市民が主権者である社会を否定する秘密保護法】
・単行本:157ページ ・出版社:創史社 (2013/11) ・内 容:市民が主権者である社会を否定する秘密保護法、      市民生活を破壊し、民主主義さえ崩壊させかね      ない秘密法に反対。 ・著 者:海渡雄一  1981年弁護士登録。30年間にわたって、もんじゅ訴訟、 六ヶ所村核燃料サイクル施設訴訟、浜岡原発訴訟、大間 原発訴訟など原子力に関する訴訟多数を担当。1990年か ら日弁連公害対策環境保全委員会委員、2010年4月から 12年5月まで日弁連事務総長。3.11後福島原発告訴団、 東京電力株主代表訴訟、東海第2原発訴訟などの弁護を  務め、脱原発弁護団全国連絡会共同代表、脱原発法制定 全国ネットワーク事務局長。 ★秘密法で戦争準備・原発推進―市民が主権者である社会を否定する秘密保護法 ・深夜の国会採決、特定秘密保護法が成立

★第一 真の対立軸は何か(2)

安倍首相が立憲主義を踏まえた憲法概念を持っていない危機感

原発再稼働・原発輸出に突き進む安倍政権にストップをかける
《「――第二に、憲法改悪につながる悪法、とりわけ秘密保全法 制、共謀罪、盗聴法の拡大、集団的自衛権の行使を法律で認めて しまう国家安全保障基本法の悪法カルテットの嵐を止められるの か、この点は本書で検討する。 第三に、次なる原発事故を引き起こし、世界に原発事故を輸出し かねない、原発再稼働・原発輸出に突き進む安倍政権にストップ をかけ、原発事故被害者の完全救済・健康被害の未然防止、脱原 発の実現に進むのかどうかである。 ――」》 ☆特定秘密保護法参議院・特別委員会で強行採決された瞬間 (公開日: 2013/12/05) 【自民 https://ssl.jimin.jp/m/contact 公明 https://www.komei.or.jp/contact/  みんな https://www.your-party.jp/contact/mai...  維新 https://j-ishin.jp/contact/  委員長 中川 雅治 自民  http://www.nakagawa-masaharu.jp/conta...  (FAX)03−6551−0904  (TEL)03−6550−0904  ツイッター https://twitter.com/Nakagawa

◆子育てママ、都内でデモ行進 原発や集団自衛権に反対

福島民報】(2014年3月23日) 原発再稼働や集団的自衛権の行使容認 への反対を訴え、デモ行進する女性ら =23日午後、東京・渋谷 原発再稼働や集団的自衛権の行使容認に反対する子育て中の母親 らが23日、「ママデモ」と銘打って東京・渋谷を行進した。 「子どもの未来を守ろう」。親子連れなどの約200人が、思い 思いのプラカードや旗を手に、買い物客や通行人にアピールした。 発案した東京都三鷹市の女性(49)らは行進前、デモの参加者 に虹色のリボンを配り「戦争より命。原発より命。子どもたちに 虹色の未来を」と呼び掛けた。 行進中も「やめろ」「反対」といった強い口調は控え「どうして 原発やめないの」「戦争と聞いて不安です」と柔らかな表現でコ ールを続けた。》

◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

鎌田慧、斉藤光政『ルポ 下北核半島――原発と基地と人々』☆

・単行本(ソフトカバー): 224ページ ・出版社: 岩波書店 (2011/8/31) ・原子力発電所・核燃料再処理工場・ウラン濃縮工場・ MOX燃料加工工場・高レベル放射性廃棄物貯蔵施設・ 使用済核燃料の中間貯蔵施設、さらに核戦争の最前線基 地として機能する米軍三沢基地。『六ヶ所村の記録』か ら20年、原子力と軍事に侵食される本州最北の地を見 つづけてきた二人のジャーナリストによる報告。 使用済み核燃料が大量に集積される、もっとも危険な原 子力施設 ― 六ヶ所再処理工場原子力センターが姿を 現しつつあるそこは、かつて、農民の土地だった。マグ ロ漁でしられる本州最北端の大間町では、危険と隣合わ せの「最新鋭」原発が建設されている。 その建設地のど真ん中で、建設に抗い、自然エネルギー で暮らす母と娘がいる。原子力開発・核燃サイクルとい う国策のもとに押し潰されてきた人々の暮らしと土地、 そして矜持。フクシマ原発災害を出来させた構造と同じ 光景が広がる下北核半島の現況をリポートする。 ★ルポ 下北核半島――原発と基地と人々 ▼△ルポ 下北核半島――原発と基地と人々△▼(150)
・第4章 フルMOXに脅かされる本州最北端・大間町(15)
原発拒否を貫いた女性(4)
 

交渉中の社員が手許の7000万円に目が眩んで狂言強盗を自演

                《「――あさ子さんとの交渉を依頼されていた建設会社の社員が、 持ち歩いていた補償金を横領したのは、なんど交渉にいっても難 攻不落、そのうち手許の七〇〇〇万円に目が眩んで、狂言強盗を 自演したのだ。 海峡の淋しい海岸に一台の外車が停まっていた。不審に思った一 人の漁民が近づいていくと、車内に二人の男が粘着テープでぐる ぐる巻きされていた。 と運転席の男が、待ちきれなかったように、口許の粘着テープを 自分で外して「警察へ連絡してくれ」と頼んだ。自分でテープを 外したのが怪しまれ、逮捕のきっかけとなった。 ――」》

服従と負担軽減 グアムと沖縄に共通項

沖縄タイムス】(2014年3月24日 06:45) 「グアムの代表はグアムを代弁すべきだ。われわれの代弁はでき ない」 米内務省が2月末に開いた会議で、北マリアナ諸島のゲレロ下院 議長が思わず声をあげた。 批判の矛先が向けられたのは、グアム選出のボダリヨ米下院議員。 その場にいた地元の指導者たちの頭越しに、「北マリアナ諸島は 同島における米軍基地拡張計画を支援している」と発言したので ある。 ミネソタ州出身の同議員は、父親の仕事でグアムに移住。同州の 大学卒業後にグアムに舞い戻り地元テレビ局に就職した後、州知 事との結婚を経て、2003年に下院議員に当選した。 在沖米海兵隊のグアム移転計画の熱心な誘致派で、米議会では 「辺野古埋め立て承認は大きな進歩。日本の資金凍結を解除して 計画の前進を」などと主張し、実弾射撃場建設に対する自身の地 元の反対を「克服すべき課題」と形容する。 歴史を振り返ると、グアムと沖縄の共通項が浮かんでくる。 スペインの植民地から1950年に米領となったグアムが自治権 の回復を模索していた頃、実は米政府は75年にグアムに自治領 の地位を与える勧告を承認していた。しかし、この重大な決定は グアムには伝えられず、2002年に機密解除された米公文書で 初めて明らかとなったのである。 実現していれば、グアムは米政府を介さずに、他国と軍事や外交 に関する協定を結ぶことも可能となっていたはずだった。 時を同じく、米政府は1972年の沖縄の施政権返還の際、日本 政府と結んだ密約で、在沖米軍基地の「自由使用」を手にしてい る。 米政府は地元の民意にふたをし、島々を自国の国防戦略にどう組 み込むかを常に優先してきた。 そうした米軍基地の都合を優先する米政府を支えるのは、協力者 の役割を担う地方政治家たちだ。 かつて普天間の県外移設を叫んでいた一部の沖縄の政治家たちは、 「普天間の危険性の除去のために」と辺野古を推進し、日米両政 府に自ら進んで同化した。 主張を捨てた政治家がとりうる施策とは、服従と負担の継続に他 ならないのである。(平安名純代・米国特約記者)》

◆1970年、海兵隊に沖縄撤退論 米機関誌が掲載

琉球新報】(2014年3月24日) 1970年代中盤、米海兵隊内部で、政治的抵抗などを理由に在 沖米海兵隊の撤退や代替案の提案が積極的に行われていたことが 23日までに分かった。海兵隊の機関誌「マリン・コー・ガゼッ ト」(76年2月号)が、将校らの論文を掲載していた。同誌に よるとほかにも、米上院軍事委員会が75年、当時の国防長官に 対し、在沖海兵隊駐留を含む軍事政策の代案を調査するよう要求 していた。   沖縄本土復帰の72年に米国防総省が在沖海兵隊基地の米本国統 合を検討していたが、海兵隊を中心に米側で、それ以降も引き続 き議論があった。国立国会図書館で同機関誌を入手し、分析した 沖縄国際大の野添文彬講師は「海兵隊が70年代を通して基地の 在り方を模索し、オルタナティブ(代案)がいろいろ考えられて いたことが分かる」と指摘した。70年代に海兵隊を引き留めて いた日本政府と対照的な姿勢がより鮮明になった。   同誌は「西太平洋の洋上移動部隊」と題する海兵隊中佐の論文を 掲載。海外米軍基地に対する政治的抵抗がある地域として、スペ インやトルコ、フィリピンなどとともに沖縄を挙げた。   第2次世界大戦以降、兵力の能力向上があったことを指摘し「沖 縄や日本における第3海兵師団や第1航空団などの地上基地の配 備よりも海上拠点の配置が特に重要だ」と主張した。   その上で一つの歩兵大隊を沖縄に残し、残りをハワイと米本土か ら6カ月のペースで洋上へローテーション展開することを提案。 沖縄に残る歩兵大隊もこの巡回に組み込むとした。   同誌は海兵隊少佐の「沖縄からの撤退」と題する論文も掲載。海 兵隊の沖縄や本土への配備について(1)13カ月の長期駐留で 兵士の質に問題が生じる(2)沖縄で高額の駐留費用が掛かる (3)西太平洋地域に関わる兵員数の増大が即応力に有益でない ―などの問題点を挙げた。問題解消のため、沖縄と日本本土から 全ての海兵隊を撤退させ、メキシコ湾岸地域の既存の基地への配 備を提案した。   米側で出ていた在沖米海兵隊の撤退や代替案の議論について、野 添氏は、その後、収束していったとの見通しを示した。その上で 「(在日米軍の駐留経費を日本が負担する)思いやり予算が出て きたことで、米側に沖縄で基地を置き続けていいという認識が強 まった可能性がある」と指摘した。(内間健友、島袋良太)》
★☆★琉球新報
★新版 原子力の社会史 その日本的展開 (朝日選書) 新版 原子力の社会史 その日本的展開 (朝日選書)

公明党殿、「第二自民党」に御改名遊ばせ。戸田城聖が泣いている。罪深し。

特定秘密保護法は廃案にせよ、権力に匕首を持たせるのと同じだ。

◎◎◎万能川柳20周年記念ベスト版◎◎◎

仲畑貴志・編集  毎日新聞社刊 (2011/4/14) 毎日新聞の「仲畑流万能川柳」に寄せられた作品  の中から、秀逸句を厳選したとっておきの1260句。  20周年記念特別企画として糸井重里氏、南伸坊氏  ら爆笑鼎談も収録。泣いて笑って20年。5年半、  264万句から超厳選。日本のつぶやき傑作集。 ★万能川柳20周年記念ベスト版
・バクチとは言わずリスクという投資 五島 石黒宏
・販売機つりはないけど確かめる   東大阪 今津茂
・番組は時間長けりゃスペシャルか  幸手 百爺

≪■★■≫詩歌 逍遙(俳句) ≪■★■≫

加藤楸邨

「雪後の天」

・牧の牛濡れて春星満つるかな

・大巌の背が枯畑となりゐたり

・枯畑に一念老いし目なりけり

加藤楸邨(かとう しゅうそん)  (1905年5月26日 - 1993年7月3日) 本名武雄。山梨県出身。はじめ水原秋桜子に師事 したが、唯美的傾向にあきたらず、生活諷詠を基 調とする「寒雷」を創刊。戦中・戦後を通じて人 間性の回復のためにたたかった。「寒雷」「雪後 の天」「野哭」「起伏」等の句集のほか、芭蕉に 関する著書などがある。 ※Wikipedia:加藤楸邨 

◇◆◇『出家とその弟子』◇◆◇〈68〉

※恋愛と性欲、それらと宗教との相克の問題についての 親鸞とその息子善鸞、弟子の唯円の葛藤を軸に、親鸞の 法語集『歎異抄』の教えを戯曲化した宗教文学の名作。 本書には青年がどうしても通らなければならない青春の 一時期におけるあるゆる問題が、渾然としたまま率直に 示されており、発表後一世紀近くを経た今日でも、その 衝撃力は失われず読む者に熱烈な感動を与え続けている。 〈この戯曲を信心深きわが叔母上にささぐ〉 極重悪人唯称仏(ごくじゅうあくにんゆいしょうぶつ)。  我亦在彼摂取中(がやくざいひせっしゅちゅう)。 煩悩障眼雖不見(ぼんのうしょうげんすいふけん)。  大悲無倦常照我(だいひむげんじょうしょうが)。                  (正信念仏偈

第二幕〈その15〉

場所 西の洞院(とういん)御坊。    本堂の裏手にあたる僧の控え間。高殿になってい    て京の町を望む。直ぐ下に通路あり。通行人あり。 人物 親鸞            七十五歳    松若改メ唯円        二十五歳    僧三人    同行衆 六人    内儀    女中    丁稚  二人        十二、三歳 時  第一幕より十五年後    秋の午後 [唯円]あなたのおっしゃる事はよく解りません。しかし私は真面     目に生きる気です。 [親鸞]うむ。お前には素直な一向(ひとむき)な善い素質がある。     私はお前を愛している。その素質を大切にしなくてはなら     ない。運命にまっすぐに向かえ。智慧は運命だけが磨き出     すのだ。今はお前は年の割りに幼いようだけれど、先では     大きくなれるよ。 [唯円]さっき私は知応殿に叱られましてな。 [親鸞]何と云って。 [唯円]私が淋しいのは信心が足りないからだと云うて。仏様の救     いを信ずるものは法悦がなければならぬ。その法悦は救わ     れている証拠だ。踴躍歓喜(ゆやくかんぎ)の情が胸に満     ちていれば淋しい事はない。淋しいのは救われていない証     拠だとおっしゃいました。 [親鸞]ふむ。(考えている)  両人暫らく沈黙。本堂より、鐘の音読経の合唱かすかに聞こえて  来る。 (つづく)     

◎《大地も尽(ことごと)く逍遥に属す》◎〈51〉

◆他人の考えを“鵜呑み”にしない◆ ◇情報のマシン伝達が、早く、かつ多量になったということは、 実は、世間が狭い箱の中に、きゅっと小さく、詰め込まれたとい うことでもある。 「逍遥(しょうよう)」とは散歩だ。たまには、広くでっかい大 地を、ぶらぶら散歩しているような気持ちを持つ。そして、こよ なく大自然にあこがれ、狭い世間の価値観を、ポイと超越するこ とだ。すると、思わぬ、明るく自由自在の考え方が、湧いてくる。

◎◆◎アートのたのしみ《サー・トーマス・ローレンス》◎◆

Portrait of Hastings Impey 1782-1805
〈年不詳 個人蔵〉
☆サー・トーマス・ローレンス
(Sir Thomas Lawrence) 〈1769年4月13日 - 1830年1月7日〉 イギリスの画家。ブリストルで生まれ。父は宿屋を営む。6歳 のころから、客の好きな物を描いてみせ、絵かきの片鱗を見せ ていました。父が事業の失敗したときには、トーマスの絵の才 能が家計を支えました。 絵で身を立てる決意をしたトーマスは、1787年にロンドンへ出 て、ジョシュア・レノルズ創設のロイヤル・アカデミーの生徒 となり、彼の絵はたちまち評判を得て、1791年にはアカデミー 会員となります。ほどなく、ディレッタンティ協会の画家に任 命され、国王ジョージ3世のお抱え画家の地位を獲得します。 1820年からロイヤル・アカデミーの会長職に選ばれた。逝去す るまで会長職を務めました。なお、彼は生涯独身を通しました。
☆Sir Thomas Lawrence『自画像』(1788年)
デンヴァー美術館蔵〉 ◆Sir Thomas Lawrence 2-minute illustrated biography (公開日: 2012/10/24) 【Mini-lecture for a page of The History of Visual  Techbnology by Jim Janossy, ISBN 978-1-60904-160-1  published by Stipes Publishing LLC, Champaign, IL (www.stipes.com). This multimedia-enabled workbook contains all material for a modern self-paced introduction to art history and visual technology, a course workbook that accompanies The Story of Art by Sir Ernst Gombrich. This book forms the basis for course GPH-205 at DePaul University, Chicago taught by the author, Jim Janossy.】

◇◆◇マイ視聴コーナー◇◆◇

☆Blue Moon - Billie Holiday (アップロード日: 2010/02/12) 【http://themissbillie.blogspot.com/201...】 ☆☆☆ビリー・ホリデイ Billie Holiday(11915年4月7日 - 1959年7月17日) アメリカの黒人女性ジャズ歌手。「レディ・デイ」の呼称 で知られる。サラ・ヴォーンエラ・フィッツジェラルド と並んで、女性ジャズ・ヴォーカリスト御三家の一人に数 えられる。人種差別や、麻薬・アルコール依存症との闘い など壮絶な人生を送った彼女は、多くの人々を魅了したそ の声も晩年にはかれ、音域も極端に狭くなっていた。しか し、なお情感豊かな唄声は他に並ぶ者がないほどの高い評 価を与えられ、ジャニス・ジョプリンをはじめとする多く のミュージシャンに影響を与えた。彼女の代表的なレパー トリー“Strange Fruit”、 “God Bless' the Child”、 “I Love You, Porgy”、 “Fine and Mellow”は、後年、 多くのミュージシャンに取り上げられるジャズ・ヴォーカ ルの古典となった。2000年にロックの殿堂入りを果たした。 ★Billie Holiday - Billie Holiday Story (公開日: 2013/05/28) 【vid】 ★Wikipedia:ビリー・ホリデイ

◎歌集 『美しく愛(かな)しき日本』 岡野弘彦

岡野弘彦さんは平成25年度文化功労者歌集 美しく愛しき日本』より 【誰びとか、民を救はむ】 親ゆずり 祖父(おほぢ)ゆずりの政治家(まつりごとびと) 世に傲(おご)り 国をほろばす 民を亡(ほろ)ぼす 役人(つかさびと)・政治家(まつりごとびと)  真(まこと)なき世に生きて 民は何たのむべき 天意より人意この国をほろばさむ。 議事堂はただ 政争の場ぞ 国ほろび 民ほろびゆく時の間も  あはあはとして 言葉あらそう 誰びとか民を救はむ。 天皇(すめろぎ)は老いの身ふかく 跪きます

◆"Abe Shinzo, a Far-Right Denier of History"

安倍晋三 極右の歴史否定論者〉 (by The Asia-Pacific Journal, Vol 11, Issue 1, No. 1, January 14, 2013)

☆Shock Doctrine in Japan: Shinzo Abe's Rightward Shift to Militarism

(公開日: 2014/01/15) 《http://www.democracynow.org - Democracy Now! is broadcasting from Tokyo, Japan, today in the first of three special broadcasts. At a critical time for Japan and the region, we begin our coverage looking at the country's rightward political shift under Prime Minister Shinzo Abe, who was re-elected just over a year ago. As head of the Liberal Democratic Party, Abe is known as a conservative hawk who has pushed nationalistic and pro-nuclear policies. In December, he visited the controversial Yasukuni war shrine, which honors Japanese soldiers who died in battle, including several war criminals who were tried by the International Military Tribunal after World War II. The visit sparked outrage from China and South Korea, who consider the shrine a symbol of Japanese militarism, and its refusal to atone for atrocities committed in the first half of the 20th century. We speak about Japan's increasingly pro-nuclear, nationalistic stance with Koichi Nakano, professor at Sophia University in Tokyo and director of the Institute of Global Concern. Watch our entire special broadcast from Japan at http://www.democracynow.org/topics/japan. Please consider supporting independent media by making a donation to Democracy Now! today, visit http://owl.li/ruJ5Q.

☆Fukushima Political Circus of Japanese PM Abe

(公開日: 2013/09/27) 《In the face of clear serious issues at former Fukushima NPP, Japanese PM Abe is determined to play political games and turn Fukushima into a political circus. All the while Fukushima keeps getting worse and worse. References: Shinzo Abe, Japanese PM, Wants Fukushima Plant Entirely Shut Down http://www.huffingtonpost.com/2013/09... Japan Acted Too Slowly On Fukushima Cleanup, Says Gregory Jaczko, Former U.S. Nuclear Watchdog http://www.huffingtonpost.com/2013/09... Local leaders criticize Abe for saying radioactive water leaks 'under control' http://ajw.asahi.com/article/0311disa... Jaczko comes out as avowed antinuclear activist http://atomicinsights.com/jaczko-come... Life as a Fukushima clean-up worker -- radiation, exhaustion, public criticism http://www.theguardian.com/environmen...

ヒトラー独裁政権の成立の経緯。手続き上は、合法的に。

1933年1月30日、ヒトラー首相就任。 1934年8月02日、ヒンデンブルク大統領死去に伴い、 ヒトラーは直ちに「ドイツ国および国民の国家元首 に関する法律」を発効させ国家元首である大統領の 職務を首相の職務と合体させ、さらに「指導者兼首 相 (Führer und Reichskanzler)であるアドルフ・ ヒトラー」個人に大統領の職能を移したのである。

◆◇◆日本国よ、沖縄に謝れ! 日本国よ、福島を返せ!◆◇◆

■見よ、沖縄の今の現実を! 知れ、日本国の自国民への凶行を! 標的の村 国に訴えられた沖縄の住民たち (公開日: 2013/06/16) 【標的の村 国に訴えられた沖縄の住民たち  http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-ni...
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