ワークショップ ポイ(安里百恵)

・基本の持ち方
手にはめる部分(ハンドル)が2つに分かれているものはそのまま人差し指と中指、または中指と薬指をつっこみ、指の間から紐を手の甲に出す。ハンドルがひとつの輪になっている場合は、輪を一度ねじってやると穴がふたつできるのでそこに指を通す。この場合も指の間から紐を手の甲に出す。

・基本の動かし方
基本は前回しと後ろ回し。いずれも体の両側で前後に回し、軌道が平行でかう地面と垂直になるように回す。力をいれるのはポイを持ち上げるときだけ。前回しの場合は後ろで力をいれて持ち上げる。後ろ回しの場合は前で持ち上げる。落ちるときは重力に任せる

・ウィ―ブ
左右交互に8の字のように回す技。手があるほうで1回転、手の反対側で2回転する。回転面はいずれも体の側面。まずは片手での練習を行う。ポイを持っていないほうの手はまっすぐ前へ伸ばしておく。前回しでポイを振り下ろして、伸ばした手の上を通って反対側で一回転、ポイが下がり始めたら手の下を通してもう一回転、その後もとの位置に戻す。
両手で行うときはまず右手を左手側に振り下ろし、一回転して上方に上がってきた段階で左手を動かし始める。左手は右手を180度遅れて追いかけるイメージ。

ワークショップ クラブ1(鈴木秀一郎)

・2回転
1回転で投げられるようになったら次は2回転で投げられるようにする。全てを2回転で投げられるようになればフラッシュができる。いろいろな技の基本となる。

・マルチプレックス
下のクラブの先が内側になるようにして、クラブを2本握る。クラブの先をそろえて面を平らにしたまま上へ投げ上げる。クラブが同時に両手に落ちてくる。3本にする場合はその2本の間に先端を内側へ向けて差込み、そのまま上へ投げ上げる。

・フラリッシュ
やりを握るような形でクラブを下からつかむ。親指と人差し指でクラブを手の内側で1回転させる。一回転すると手のひらが上に向き、クラブが人差し指と中指の間を通る形となるので、今度は人差し指と中指でクラブを手の外側を通して1回転させる。これで通常の持ち方に戻る。フラリッシュをやるにはそれなりに時間がかかるので、フラリッシュをやるほうの手から2回転でクラブを投げておいて時間稼ぎをする。

・バッククロス
肩を動かさない。動かして無理に投げに行っても次に続かない。肩を動かさず自然に後ろから前に投げる。

ブレイクアウト ボール

ワークショップの間にボールのブレイクアウトをちらちらと見ていた。(すいません>講師の先生)森田さんが演技をはじめると会場内全体の視線が集中。ワークショップも練習もすべて一時停止となって静まり返る場内。皆の興味が一点に集まっていることが実感できるのっていいですねえ。もちろん森田さんは期待に応えてくれた。もう何個投げて何回回ったかわからない世界。5ボール5アップトリプルピルエットは確認(^^;;)

総会

新しい役員の方々が信任された。来年のJJFの日程と会場が告知されたのにはびっくり。来年は代々木で会おう!それにしても、、JJFに参加しているメンバーのうちほとんどが日本ジャグリング協会会員だと思うのだが、総会に参加している人数が少ないのはさびしい。まあ総会やってるよりジャグっているほうが嬉しいというのはわからんではない。総会参加者名簿を作成して、参加したものには翌年度割引でもすれば少しは参加者が増えるだろうか?

ワークショップ クラブ7 (西川正樹)

(西川さんのレジメより一部転載+α)
・参考文献
  http://www.semlyen.net/cosmosjugglers/lib/contents.htm
・クラブの種類
  クラブの底が丸くなっているもの。ワンピースで出来ているものが良い。

・クラブの持ち方
  レギュラーグリップ:普通に持つ。
  リンググリップ:親指と人差し指で輪を作ってそれでクラブを持つ。
  ボールアンドソケット:クラブの根元を手のひらで包むように持つ。
  スネークグリップ:逆手に持つ。クラブの先端がひじの方にくる。

・回し方
  向きによる分類
   outward, inward, forward, backward
    腕の部分による分類
   full-arm circle, arm circle, wrist circle
    タイミングによる分類
   同時、交互、平行、追いかけ

・同時外回しフルアームサークル
  握りはレギュラー、常に腕とクラブを一直線に保ち、肩の力を抜き大きく回す。体の前面に壁をイメージし、その壁と平行にクラブを回す。左右を線対称にする。

・交互外回しフルアームサークル
  右手が上にあるとき、左手が下に鳴るよう、タイミングをずらす。1,2,1,2のリズム。

・(交互)前回しフルアームサークル
  クロールの腕の動き。体のひねりも使い、肩を前後に大きく動かす。体の前後の平面に平行に回し、まっすぐ前とまっすぐ後ろに腕を伸ばす。腕とクラブは一直線で、右腕と左腕も一直線。

・(交互)後ろ回しフルアームサークル
  背泳ぎの腕の動き

・フルアームサークルでのピルエット
  クラブが真上か真下に来たときに素早く回る。下半身は普通のピルエットと同じ。クラブの動きに逆らわない。両腕は180度を保つ。

・同時アッパーバック(リストサークル)
  まず1本で練習。肩と後頭部の後ろを通るようにする。最初は怖いががんばれ。手首を柔らかく、真円に見えるか鏡でチェックをする。

・リール(交互フルアームサークルと交互アッパーバック)
    1,2,1,2のリズム。外回しと打ち回しの両方を練習。

・リール(交互)から同時への戻し方、入り方
  片手で1回余計にリストサークルを回し、タイミングをずらす。そちらの手に意識を向け、逆の手は自動で動かす。

ワークショップ ボール1(進藤一宏(カレーくん))

正しい5ボールカスケードができるようになるためには次の練習を順に行なう。

1。正しい3ボールカスケードをできるようにする。
      しゃべったりしていてもできる安定感が必要。

2。頭よりちょっと高いくらいの高さ(5の高さ)の3ボールカスケードをやる。
      高くなると普通のカスケードに比べてぶれが大きくなる。横向きに軌道をまっすぐにする足を動かさない。高さを一定にする。一定のリズムで投げる。

3。5の高さのフラッシュを行なう。

4。4ボールファウンテンをできるようにする。
      まずは片手で2個を練習する。無理して利き腕でない方を練習する必要はない。無理して投げていてもフォームを崩すだけになりやすい。まずは利き腕で片手で2個を投げられるようにする。

5。ファウンテンを投げている最中に4回クロスで投げる
      サイトスワップで55550を投げる

6。片手でボールを3つもって投げる
      5の高さで全部投げる。最初は逆の手でキャッチしなくてよい。全て同じ軌道になるのが理想なので、最初に落ちたボールに次のボールがあたるのが良い。片手がカラだが5ボールカスケードのリズムで投げる。3つともきれいに投げれるようになったら3つともキャッチする。キャッチするところがぶれていたら投げをくりかえし練習する。きれいにキャッチできるようになったら投げ返してチェイスとなる。

これから先は今までの練習が簡単だなーと思えてから練習すること。
そうでないとレベルとして早過ぎる。
下手なフォームになったり、体を壊したりする。

7。両手に5個を持って全て投げる
      キャッチはせずボールをすべて床に落して落ちた場所を確認する。落ちる場所はちゃんと固まっていること。高さとリズムを意識する。

8。両手に5個を持って5個投げて5個キャッチする。
      5個投げるのが簡単に思えるようになってから行なう。
 
9。5個投げて5個キャッチできるようになったら投げ返す。
      徐々に続ける回数を増やしていく。無理に数をふやさない。限界にチャレンジをしない。20キャッチとしたらそこでやめるとか決めておく。無理矢理続けていると正しいフォームが覚えられなくなる。正しいフォームは人それぞれだが、それがわかるまでに無理をしていると正しいものがわからなくなる。フラッシュをずっと投げていると、ある日これだ!というのがわかるようになる。

10。5ボールカスケードが安定したら。。。
      投げながら歩いてみる。低く投げてみる。高く投げてみる。この場合でもリズムを正しく保つこと。5ボールから技をやろうとしたらこのリズムが非常に大切。

7ボールを練習する時もこれと同じ手順を繰り返す。
高い5ボール、フラッシュ、片手で4個、、

5ボールの練習はビーンバッグを勧める。
床に落す練習の時に、落ちた場所から動かないので軌道のぶれがわかりやすい。

ワークショップ スタッフ1(安里百恵)

スタッフの技の基本は次の2種類。

・ローター:体の前面で回す
    手の平を下にして両手でスタッフを握る。次に片手を離して、離さない方の手でスタッフを180度回す。離している手を離さない手の上にクロスして手の平を上にしてスタッフを握る。いままで回していた手を離して、それまでと同じ方向に180度回す。離した手の手の平を下にしてスタッフを握る。これで1回転。後ろで回す場合も同様。
    頭上で回した場合は、重心を片手の平に載せるとそのまま回り続けてくれる。毎回投げることで片手で回すことも可能。手の平が上に向いた段階で上に投げて180度回転したところで手の平を下にして上からキャッチする。また180度回して投げあげる。そのくりかえし。指を順に替えてバトンのように片手で回すこともできる。

・フィギュア8:体の側面で回す
    体の左右で8の字を描く。両手を使う場合には、片手で回して手と反対側にスタッフがきた時に手の平が上向きになった時にあいてるほうの手が上からクロスする形にして握りかえる。手渡しをする直前にスタッフを足の下に通すことも可能。
フィギュア8をして手の反対側で下から上に上がる時に、逆の手の回りを転がしたり、足の回りを転がしたり、首の後ろを転がしたりすることもできる。
フィギュア8で下にいったときに手首をきかせず上に放り投げるとゆっくり回って落ちてくるのでキャッチして技を継続できる。
フィギュア8で体を回転させるには、持ち手の側でスタッフが下から上に上がる段階で体を半回転させる。スタッフの勢いに併せて続けて回すと逆のフィギュア8になっているはず。再度持ち手の側でスタッフを下から上に回しながら体を半回転させる。これで最初の状態に戻る。
   

ワークショップ ボール5(平野嵩博)

バッククロスを学ぶ。

腕の運びは斜め前から体の後ろへ行く感じ。
ボールのリリースポイントは真ん中よりも手前、体のちょっと後ろにいったあたり。投げてから次にキャッチすることを考えると早く投げた方が動きが楽になる。腕が背後にはいりすぎないように注意する。同様にボールをキャッチする時も下でキャッチするほうが楽になる。
投げた直後にキャッチすべきボールを落とすことが多いので注意する。
1投できるようになったら、2投続ける。それができたら2投して一つ前で投げる、を繰り返す。これができると安定してくる。