めぐりあいクロニクル

2011-12-27

爆発の瞬間は果たしてくるのか



過去に書いた紹介記事:魔王エンジェルと876組の関係が素敵な王道アイドルストーリー「Satan×Stars」シリーズ

投稿ペース的な意味では今年一番楽しませてもらったシリーズなんですが、ここにきて化け始めた感。
このシリーズの最大のポイントと言えば、
着々とフラグを積み上げ、展開に説得力を持たし、人間関係の広がりを丁寧に描いていく抜群の安定感なんですが、
その一方で、突き抜けたセールスポイントがいまいち無いようにも思えたんですよね。

でも今まで丁寧に積み上げてきたものがいつか爆発したら、物凄い展開が見られるんじゃないかと密かに期待していたんです。
強キャラが揃って作中最大の闘いが描かれたシークレットオーディション編とかはかなり惜しいところまでいったんですが、一歩届かない感じでした。
そしてその片鱗が見られたのが、今回の麗華・愛編終盤。
麗華のステージを見て涙ぐむりんの姿の感動とか、
愛のインタビューシーンの熱さとかは、今までの長い積み上げがあったからこそでしょう。

また、そんな長い道のりの成果を何よりも感じさせるのが夢子の存在
実のところ、このシリーズで一番おいしい立ち位置にいるのってたぶん夢子なんですよね。
メインの6人はそれぞれ○○編という形でエピソードが3つに分断されましたが、
夢子は2番目にスポットが当たっている事務所のリーダーとして、全てのエピソードに万遍なく関わってきました。
そして、長いスパンの中で誰よりもしっかりとその成長ぶりが描かれています。
その夢子が今回のエピソードでああいう立ち位置にいて、そしてラストにあのステージに立ったということが、
サタンスターズの今までの物語が全て活きてきている最大の証拠ではないかと思います。
たぶん、このシリーズほどアイドルとしての夢子」を魅力的に表現しているノベマスは他に無いんじゃないかなー。

後一話でれいあい編が終了し、外伝的な話を挟んだあとはついにラストバトル編に突入するとか。
今回はまだまだ片鱗が見られた程度だったので、そこでもっと凄いものが見られることに期待しています。
今まで丁寧に描いてきた1054・876・961・DNA各プロダクションのキャラや、その間の複雑な人間関係
そして高次元のバトルとなれば、765プロのキャラクターたちの本格参戦もあるかもしれない。
それら全てが絡み合ったとき、果たしてそこにどんなに熱い物語が生まれるのか……
51話の愛の台詞は、そういった期待を抱かずにはいられないだけの熱量を持っていましたよ。
来年はどんな展開を見ることが出来るのか、いやー実に楽しみだなー、うん。
今までも安定して面白く、外すことが全く無かったシリーズなのでホント純粋に期待できます。
唯一不安なのは、今回のエピソードで若干765プロ、しかも強キャラの美希と伊織の格を下げちゃった感じがすることかなぁ。
あくまで個人の資質で戦ったわけではなかったんだけど……

2011年12月3週のお気に入り

※対象期間
11年12月9日〜11年12月15日

アイドルマスター2 情熱のうた/カラーボトル(散髪屋P)


この作品が投稿されたすぐ後にVRFがあったわけだけど、
あれだけ多くのPの思いがつまった熱狂的なイベントをもってしても、
僕の中ではこの作品から受け取った感動を超えられなかったかもしれない。(レビュー参加させてもらった身でこんなことを言うのはアレなんだけど)
まあつまり、情熱のうたは僕にとってはそれくらい価値のある作品だってことを言いたかったんです。今期NO.1候補だし。

単品記事:魂震わせる情熱のフェスがここに

「ENJOYEE! (YOUR LIFETIME) 」NONA REEVES【VRF'11】(ぎょP)


今年のぎょP作品の中だとSEXY BOYの次に好きです。
ダンスの合わせ方はもちろん、元PVを意識した演出とかバーストの使い方とかもカッチリハマってて抜群の気持ちよさ。
アイマス2になってからの亜美真美の2nd3rdポジション力は凄いなぁなんてことも感じました。

あずささんと千早が踊るだけ(VAN-SP)


超和む。やはりドット絵はいいものですね。
この形式で765プロアイドル全員分見たいんですが、と超無茶ぶりをしたくなるなぁw

アイドルマスターhikari水瀬伊織&竜宮小町+(shakeP)


伊織が強くて、優しくて、健気で、それでいて重いものを背負っていて、何かこうぎゅっと抱きしめたくなる。
最近はときどき、彼女がまだ15歳の女の子なんだってことを忘れそうになるんだよなぁ。

「誰ガ為ニ少女ラハ」(終わり詩P)


ミュージカル風味。世界観の表現の仕方が凄くて、いろいろ想像を掻き立てられます。
妖精の雪歩、吸血鬼の伊織、そして春香の三人の関係とか物語とかを妄想してはニヤニヤしちゃうわー。

【ノベマス】アイドル大運動会 〜その一言は地獄〜【短編】(ハリアーP)


実況やテレビ観戦組も含め、ハリアーワールドのアイドル勢揃いで送るまさにお祭り騒ぎ。
この長さで全くだれることなく、しかも全アイドルを描き切ったことにはもう脱帽するしかない。
後レースの結末自体が予想できてしまう分(読めるからダメってことではないんだけど)、最後にもう一段オチ用意しているのが巧いなぁと。
一つの記念碑と言ってもいい、シリーズ屈指の良回でした。