柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

ライバル役

以前、正彦の事を「少し嫌味な所のある出木杉君」と例えた事がありました。同じ『ドラえもん』のキャラクターを使って表すのなら、少しスネ夫の要素の入った出木杉君。初代の正彦にあたる歴代の『あばれはっちゃく』シリーズの長太郎のライバル役を見ていくと、段々と出木杉君の要素よりもスネ夫の要素が多くなっていったような気がします。より長太郎に感情移入しやすいように、ライバル役の性格がより分かりやすく、ずるく意地悪になっていったのかな?と思うのです。それでも、邦彦が主役になる「笑え!風船マル秘作戦」のように、意地悪なだけの子じゃないという話もちゃんとあって、そうしたフォローもありましたが。原作を読むと正彦は性格も悪くないのですが、その言動は長太郎の癪に障る所があるのです。悪くないのですが、なんとも言えない嫌な感情を抱かせる。これについても以前、のび太出木杉君を嫌う理由を引き合いに出して説明しました。こうした、説明しにくい嫌いな所というのは、ドラマの正彦にもあって、この辺りが原作と初代の複雑な所だなと思います。2代目以降はこうした要素をもっと分かりやすくしていったなと思うのです。

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