隠れ巨人

それほど古くない昔 隠れ巨人という言葉があった 巨人のフアンなのであるが そのころ 子どもの好きなものとして 巨人 大鵬 卵焼き というトリオが挙げられていた 巨人のフアンと表だっていうと 子供臭く思われるかもしれないというわけで 密かに巨人を応援していた人々のことである
アメリカの大統領の予備選挙のニュースを見ていると最初泡沫候補と思われていた不動産王のトランプ氏が共和党の候補の位置を確実にした
マスコミなどで批判をされているが 人気があるというのは隠れトランプの存在なのだろう これはアメリカ人の本音につながっているためであろう
日本でも60 70年代ベトナム戦争が批判されて新聞などのマスコミは アメリカだけでなくアメリカに協調している政府も批判されて 世のインテリは左寄りになり インテリ=左翼思想の持主 という傾向があった 高校の教師などでもその傾向がひろまっていた 必然的に これらの教師たちが声高に自説を述べるのに反して 私は国民が政府に協力しなければ政治の障害になりだろうと などと どちらかというと親米的で親政府派は自説を述べると無教養と思わるのを恐れて 黙ってしまっていた つまり隠れ政府派である しかし ソ連の崩壊とともにこれが逆転する
このことがあって今まで インテリ層の言っていることが必ずしも正しくないことが分かったしまったのだ
この時も いわゆる世のインテリ層と言われている人たちは本当にインテリなのかと思ってしまったのである