ペラップの鳴き声を聞くメリットについて

今回はペラップについてだらだら語ろうかと思います。

4世代、5世代乱数において、ペラップは最も重要な役割を果たします。
ご存知の通りペラップはおしゃべりという技を覚え、DSに備え付けられているマイクで声を録音することが出来ます。
このおしゃべりによって発せられる声は同一ではなく、新たに録音をしなくてもある程度高低差が生じます。
この高低差を生み出すために、乱数列の消費が1発生します。

この消費は戦闘中におしゃべりを発動した時のみならず、ペラップを繰り出した時、手持ち画面でペラップを選択した時等ペラップの鳴き声が発生する場面において全て発生します。

手持ち画面で乱数消費を行えるという手軽さ、便利さを買われペラップは乱数勢のお供として活躍してるわけです。
(反面おしゃべりのせいで5世代ランダムマッチでは禁止級扱いを受けているのだが)

ペラップの便利さはこれだけではありません。
録音した音声の高低差を乱数消費によって生み出している、ということは当然生じる高低差には規則性があるということになります。
要するに実際に耳でペラップの鳴き声の高低差を聞き分けることができれば、自分が現在どの消費位置にいるのか手に取るように分かるということです。

しかし残念ながら、ペラップを使い乱数消費はさせるが、ペラップの鳴き声を注意深く聞くことは無い、とおっしゃる方が非常に多いです(私の周りや、質問者だけかもしれないですが)。
非常にもったいないので、鳴き声を聞くメリットについてもう少し語ります。



先述したようにペラップの音声を使えば現在の乱数消費位置を「正確に」尚且つ「手持ち画面で」把握することが出来ます。
手持ち画面で把握することが出来るということは外部(NPCや天候)に邪魔されず慎重に消費を行えるということでもあります。
これは作業の大幅なカットや応用乱数の能率アップに直結します。

例えばBW1孵化乱数では、一度卵を受け取りオフセットを特定するという作業を踏んでいる方が多いと思われます(もしくはおだんさんのオフセット計算ツール)。
ペラップの消費位置把握を使えば、オフセットは瞬時に分かりますのでこの作業は必要ありません。
もっと言うと消費の微調整が行えるためわざわざ小屋の中から外に出る必要は無く、育て屋爺さんの目の前でレポートを書きそのまま始めることが出来ます。

例えばNPCが居る場所での野生乱数では、予想できない消費が幾らか発生します。しかしペラップで消費位置を把握することさえ出来れば消費の微調節など造作もないことですので、全く問題にはなりません。

例えば1000を超える乱数消費を伴う乱数では、最後の数十回の鳴き声だけ判別すれば、集中切れなどから起こる数え間違いを未然に防ぐことが出来ます。

このようにペラップの音声を聞き取るだけで乱数の手間がいくつも省けるわけです。



最後に、「音声を聞き取るのが苦手だ」とおっしゃる方がいたのでいくつかコツを書き連ねます。
まず肝心の高低差のリスト出力ですが、4世代5世代ともにさびたコイルさんがツールを公開していらっしゃいます。リスト出力は5段階か10段階での出力がオススメです。
特に、低い音(0~2)と高い音(4~5or8~9)が何連続で来たか、交互に来たか、高い音が来てから次に来るまで何回鳴かせたか、などを考えるとわかりやすくなると思います。

録音する音声は何でもいいですが、わかりやすくするために「大きな声で」「なるべく単調な音程で」「時間一杯」録音するといいです。私はいつも「あーーーーー」です。

以上を踏まえて快適なペラップライフを送りましょう。


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