『宮台真司 interviews』購入

宮台真司interviews―1994-2004そういえば宮台真司氏のインタビュー集が刊行されると聞いていたけれど、いつ出るのかと思っていたらyakumoizuruさんのサイト(id:yakumoizuru)で紹介されていたので、カイシャ帰りに本屋に立ち寄って『宮台真司interviews―1994-2004』(世界書院)を購入。1994年から2004年までいろんな雑誌で喋りまくってます。いくつか持っている雑誌もありましたが、僕には初見の記事の方が多いので楽しめそうです。小さい白黒写真ですが宮台氏のサルの着ぐるみ姿と宮台氏の女子高生姿*1が見たい人も必見です(笑)。

終わりなき日常を生きろ制服少女たちの選択
ちなみに僕が宮台氏の書いたものを最初に読んだのは1996年で、当時既に刊行されていた『終わりなき日常を生きろ』。当時は理解するのにけっこう苦労した記憶があるけれど、その中で例示されてあった(多少小室直樹的な)西ローマ帝国東ローマ帝国の思想史的な違いの説明に感動しました。そういう認識の仕方があるのかと。まる激でも言ってたけれど、最近も古典ギリシャ哲学史で、教科書には出てこないけれど、(抽象的な意味ではなく)原理的なことを考えるための例示を行おうとしているようだし、楽しみです。
また80年以降に生まれた方だと*2タイトルだけで敬遠してしまうかもしれない『制服少女たちの選択』は、宮台ファンの方はぜひ読んだ方がいいと思います。もう10年以上前に書かれた本ですが、後半の中央公論で発表されたものを所収した宗教の論説はオウム事件以前に書かれていることを考えるとスゴイです。別にオウム事件に関係付けなくとも、宗教に対する理解が深まると思います。オススメです*3

*1:この二つは有名ですが。

*2:こんなこと書くと年齢がばれますが(笑)

*3:って今日は宮台真司氏の宣伝になってしまってる・・・