Kawakita on the Web

2005-11-14

[] 憂国呆談スペシャル・田中康夫×浅田彰×宮台真司トークイベント「『不安』の時代から『自律』の時代へ」参加  憂国呆談スペシャル・田中康夫×浅田彰×宮台真司トークイベント「『不安』の時代から『自律』の時代へ」参加を含むブックマーク

ニッポン解散 続・憂国呆談昨日もイベント、今日もイベントですw*1

八重洲ブックセンターで開催された憂国呆談スペシャル・田中康夫×浅田彰×宮台真司トークイベント「『不安』の時代から『自律』の時代へ」に参加して参りました。田中氏と浅田氏の『ニッポン解散 続・憂国呆談』(ダイヤモンド社)と宮台氏(と北田暁大氏)の『限界の思考』(双風舎)の刊行記念。


圧倒的なトークの量と超充実の内容で、浅田氏を以ってして「議論をまとめるのは不可能」と言わしめた内容ではありましたが、表面上の見解の違いは在れど通底する思想は限りなく近く、「不安」から「自律(自立?)」へ、という考え方は今の社会に必要なものだと感じました。

以下は僕の印象に残ったお三方のコメント。

  • 宮台氏
    • 「魂*2」の唯物的基礎について敏感たらん。
    • 自らの不安を鎮めたいがゆえに不安をむしろ増大させるような、また、自らの幸せを追求したいがゆえに自らの不幸をむしろ増大させるようなプラットフォームを翼賛してしまう逆説がある。
  • 浅田氏
    • 自分自身を芸術作品として作り上げていく、自分の好きなことをして程よく自ずと行き着くところに行き着くような、禁止がない中で欲望が自分で自分を律する「自律」へ。
  • 田中氏
    • 「官から民へ」でも「民から民へ」でもなく「官から公へ」「民から公へ」*3
    • 「管理される社会」から、成員が依存することなく「矜持」と「諦観*4」を持つ「Decent」な社会へ。

※要注:以上のものは私が見聞きしてきたことを書き留めたものであり、発言者の真意を正確に反映しているとは限りません。


お三方の鼎談が収録される回の週刊ダイヤモンドは必見かと。あと次回トークの続編もほのめかされておりましたので、またお三方のお話が聞けるとしたら大変楽しみであります。

追記1:2005-11-15

昨日宮台氏がトークされた内容と重なる文章がMIYADAI.comにアップされていました。

トークでも採り挙げられていた「グローバル化と国家依存の相互補完性」「肯定も否定も〈肯定〉を帰結する逆説 」ということが、今後様々な言説を見ていくときに必要になってくる視点かと思われます。

追記2:2005-11-15

id:falcon1125さんがトークについて感想を書かれています。田中氏が言及した書籍についても詳細に触れられています。

追記3:2006-05-15

全発言が読めます。

*1:by leleleさん・・・id:lelele:20051114

*2:≒内発性

*3:当然のことですが、「官=公」ではない

*4:ここではおそらく「諦める」の意ではなく、「本質をはっきりと見きわめること」

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