Kawakita on the Web

2005-12-10

[] 2006W杯・グループリーグ 日本の対戦国決定  2006W杯・グループリーグ 日本の対戦国決定を含むブックマーク

ついに決定です。日本はグループFで相手はブラジル、クロアチア、オーストラリア。

最強ブラジルは仕方がないとして、初戦のヒディング監督のオーストラリアが嫌な感じ(サイドアタックでやられる可能性あり)。ここで最低限引き分けられるか、3戦目のブラジルまで決勝トーナメント進出の可能性が残すことができるか(=オーストラリア、クロアチアとの2試合終了時で勝ち点3以上をあげられるか)が問題。

また98年に無得点で敗れたクロアチアとの試合で点をとれるか(そして勝てるか)、W杯本番でブラジル相手にどこまでやれるかが、ちょっと長い意味での、日本サッカーの進歩の試金石とも言えるかも。

死の組はグループB、グループC、グループE。下手をするとシード国が落ちる可能性大。

2006W杯・グループリーグ対戦組合せ

  • グループA
    A1:ドイツ、A2コスタリカ:、A3:ポーランド、A4:エクアドル
  • グループB
    B1:イングランド、B2:パラグアイ、B3:トニニダード・トバゴ、B4:スウェーデン
  • グループC
    C1:アルゼンチン、C2:コートジボワール、C3:セルビア・モンテネグロ、C4:オランダ
  • グループD
    D1:メキシコ、D2:イラン、D3:アンゴラ、D4:ポルトガル
  • グループE
    E1:イタリア、E2:ガーナ、E3:アメリカ、E4:チェコ
  • グループF
    F1:ブラジル、F2:クロアチア、F3:オーストラリア、F4:日本
  • グループG
    G1:フランス、G2:スイス、G3:韓国、G4:トーゴ
  • グループH
    H1:スペイン、H2:ウクライナ、H3:チュニジア、H4:サウジアラビア

※初戦は各グループの1対2と3対4、2戦目は1対3、2対4、3戦目が1対4、2対3

日本の試合は1試合目オーストラリア戦は6/12、2試合目クロアチア戦は6/18、3試合目ブラジル戦は6/22とのこと。

勝ち進んだ場合は、グループF1位の場合は6/27にグループEの2位と、グループF2位の場合は6/26にグループEの1位と試合をするとのこと。

[] 東京弁護士会両性の平等に関する委員会シンポジウム「21世紀にっぽんの男女共同参画」参加  東京弁護士会両性の平等に関する委員会シンポジウム「21世紀にっぽんの男女共同参画」参加を含むブックマーク

東京弁護士会館講堂クレオで開催された東京弁護士会両性の平等に関する委員会シンポジウム「21世紀にっぽんの男女共同参画」に行って参りました。

大まかな内容は以下の通り

  • 国会議員を対象とした男女共同参画に関するアンケート調査の報告
  • 政治家によるクイック討論
  • 申濬─淵轡鵝Ε悒后忙畊岷蕁ΑΑγ暴平等に関する国際社会の動向等について

政治家によるクイック討論における政治家のお二人の討論を聞いていて、両者および両党の基本的な違いが浮かび上がってきましたので、僕のまとめたメモを公開いたします。

国会議員を対象とした男女共同参画に関するアンケート調査の報告

  • 政党別回答:回答率(回答数/所属議員数)
    • 自民党:9%(36名/406名)
    • 民主党:26%(51名/195名)
    • 公明党:40%(22名/55名)
    • 共産党:89%(16名/18名)
    • 社民党:69%(9名/13名)
    • 無所属:3%(1名/33名)
  • -1 男女共同参画社会基本法の基本理念に賛同しますか
    • はい:95%
    • いいえ:1%
    • その他・未回答:4%
  • -2 上記1-飢鹽の理由
  • -3 男女共同参画社会基本法を改正すべきだと思いますか
    • はい:47%
    • いいえ:40%
    • その他・未回答:13%
  • -4 上記-3回答「はい」の内容(どのように改正すべきか)について
  • -1 現行憲法24条を改正する必要があると思いますか
    • はい:13%
    • いいえ:80%
    • その他・未回答:7%
  • -2 上記-1回答の理由について

上記の回答数および回答率を見てわかるとおり、自民党議員と民主党議員の回答率が低いので、関心がないのか、回答するとまずいと考えているのか、という問題はありますが、この問題に関心がある方のみが回答しているという前提の調査結果のようです。

-2の男女共同参画社会基本法改正理由については「A.前文に趣旨を明記すべき」や「B.男女差別の禁止、企業責任、間接差別禁止などを明記すべき」という選択肢に民主党・公明党・共産党・社民党のほとんどの議員が回答しているのに対し、「C.伝統的な結婚・家族制度を尊重する条項を設ける」「D.過激な性教育の根拠とならないよう、男らしさ・女らしさを尊重する条項を設ける」という選択肢に自民党のほとんどの議員が回答してるのが興味深い差異でした。


※要注:以下のものは私が見聞きしてきたことを書き留めたものであり、発言者の真意を正確に反映しているとは限りません。

  • 柴山氏の主張のまとめ
    • 男女共同参画基本法の趣旨には賛同だが、家族の絆を尊重しなければならない。
    • ジェンダーフリーが性差否定になっており、男女共同参画の理念を曲解した過激な性教育が行われており教育現場で混乱が起こっている。
    • ジェンダーフリー教育が行き過ぎた性的な自己決定の促進をしている。
    • いつ結婚するかいつ子供をもつかというのは個人の自由だが、加齢による妊娠率の低下という正確な情報を与え、行き過ぎた自己決定にならないよう教えるべき。
    • 子供を持たない自由を無制限に尊重するのは自己決定の行きすぎ。
    • 今まで個人の自己決定が尊重されすぎて問題が起こっているので、文化や伝統をもう一度見直していくべきだと自民党は考えている。
  • 小宮山氏の主張のまとめ
    • 男女共同参画はあたりまえ、党派を超えて実行すべきこと。
    • バックラッシュ、ジェンダーフリーバッシングが誤った考え方や曲解をもとに登場している。一部の性差を否定する過激なフェミニストをすべてのごとくフレームアップするのは間違っている。
    • 男らしさ・女らしさの通年で一人一人の能力が否定されるようなことがあってはならない。男女を問わず社会で能力を発揮できることが社会にとっても個人にとってもよいという考え方。
    • 「寝た子を起こすな」的モラル教育だけではなく、子供たちが自分で自分を守ることが出来るようにするために年齢に応じた性教育を行うべき。
    • 女性が自己決定するのは当然のことであり、どの時期に何人子供を持つかはそれぞれのカップル、特に産む性である女性が自己決定するというのは国際的な合意。
    • 多様なライフスタイルが認められるべき。その中で子供を持つか持たないか、何人持つかということが自由に選べられ尊重される公平な制度であるべき。
  • 男女共同参画社会基本法について
    • 柴山氏:家族を軽視しているのではないか、いきすぎた個人の自己決定を尊重する点があるのではいかと危惧
    • 小宮山氏:男女共同参画社会基本法について、民主党は現状では不足点があるので追加のために改正すべきという考え方があるが、個別法で対応可能という考え方もある。下手に改正するとバッシング側の主張する内容への改正に向かいかねない危険性がある。
  • 憲法24条について
    • 柴山氏:家族・家庭を重視・保護するための責務を明記した方がいいのではという声があり(抽象的な概念のため明記しなかった)、自民党では新憲法草案で個人の尊厳と両性の平等以外に守るべき価値があるのではないかという観点から「婚姻および家族に関する基本原則」という見出しにした*1
    • 小宮山氏:人間の尊厳を尊重することが最も大切なことだと考えているので男女平等は当然で現在の24条が含んでいる部分を変更することはまったく考えていない。創憲の観点から不足点を補うことは検討。

※要注:以上のものは私が見聞きしてきたことを書き留めたものであり、発言者の真意を正確に反映しているとは限りません。


僕のバイアスがあるのかもしれませんが、自民党の考え方はどうしても最終的には自由と秩序はトレードオフ関係にあるというメッセージに聞こえてしまったのですが・・・。それに比べれば民主党の小宮山氏の仰っていることの方が僕は共感できました。

徹底した個人主義の結果、

  • 個人の自己決定を認めすぎると人々は自分勝手な選択や愚かな選択を行い共同体・文化を破壊してしまうので歯止めをかけ、個人は(たとえ個々の意に添わない面があっても)共同体や伝統・文化を尊重すべしと考えるか、
  • 個人は自分の利益・幸せを最大化するためにこそ(個々の人権を損なわない)共同体や伝統を尊重すると考えるか、

という社会観の違いだと思います。僕はこれからの時代、後者の方が望ましいと考えます。


しかし苦言を呈させていただくとすれば、開場にたくさんいた女性運動に関わっておられると推測される女性の方々、柴山氏の発言中に壇上に向って文句を言い、小宮山氏が論駁すると拍手するのは、やめたほうがいいです。柴山氏に失礼ですし、公平に討論を聞く態度ではないです。あなた方のその善悪を二分した態度がバックラッシュ側の「性差否定だ」という反駁理由のひとつとなっているのではないでしょうか。今回の東京弁護士会の企画の意図は、いつも同じ立場の人間ばかりが集まって議論しているので、異なる意見を持つ者同士が集まって議論をたたかわせてみようということでした。今回のような態度はその趣旨に大いに反するし、同じような態度を続ければそのような企画はもう実現しなくなりますよ。僕は政治決定が男女共同参画社会の理念の方向へ進むのまったく賛成ですが、それが実現した社会は「個人が家族や共同体や伝統が重要だ」と主張する個人がいたとしてもよいはずです*2。これまでの長い間は主張を受け入れられるためにそのような態度・方法が必要だったのかもしれませんが、今後は改めていく必要があると思います。むしろバックラッシュ側を「坊やが駄々をこねている」くらいの余裕で相手してほしいものです。

*1:現在は一般的には「家族生活における個人の尊厳と両性の平等」

*2:まあ今回は政治家の発言ということで多少その自由は割り引かれますが

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